メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

Avenged Sevenfold の Avenged Sevenfold

2008-02-17 17:26:51 | メロディック・ハード
アメリカのパンクっぽいHR/HMバンドの4作目。
今回は、アルバムタイトルにバンド名を入れるあたり、なみなみならぬ決意や自信を感じさせる。
2007年作品。

内容は、聴いてみたら素晴らしかった前作『City Of Evel』よりも好きだ。
パンクっぽさは減り、メロディ志向になった。
クリアヴォイスと、しゃがれたヴォイスを使い分け、サウンドにメリハリをつけている。
もともと、ギターソロに、攻撃的な面と、泣きのギターとさえ言えるメロディアスな面があったが、それをサウンド全体に広げたようだ。

1曲目の“Critical Acclaim”は、一番パンクっぽさが残ってる曲だ。
リフが混沌としており、ボーカルもダーティで、ギターは切れ味鋭い。
何より迫力がものすごい。
なのに、ギターソロになると、途端に表情を変え、哀愁のあるメロディアスな泣きのギターになるからすごい。気になってしまうじゃないか!

速めのミディアム・テンポの流れで気分良くいると、4曲目の“Aftertime”で突然スローなヴァイオリンが始まり、完璧なメロディック・ハードに衝撃を受ける。
確かにパンクっぽさはあるものの、曲の展開が素晴らしい。
後半のツインギターの速弾きのカッコ良さったらない!

9曲目の“A Little Piece Of Heaven”は、My Chemical Romanceみたい。
シンフォニックで、なかなか感動的。洒落ている。
A.C.Tの『Last Epic』も思い出させた。
アコギを使った10曲目のバラード“Dear God”は、ブルースの要素があって、アメリカのバンドだと確認させてくれる。

どの曲にもひねりがあって、捨て曲がないのが驚異的だ。