本は「現代・河原乞食考―役者の世界って何やねん?」(解放出版社)。
山城 新伍の書いた自伝のようなもの。
京都の西陣で破天荒な町医者だった父親と、かれを支える強い母親に育てられた山城新伍。でも京都と言う土地柄か、その周りには差別が満ちていた。長じて役者になった彼を待っていたのも「」と呼ばれてしまう芸能者への差別的視線だった・・・。
敬愛する若山富三郎・勝新太郎との日々を描いた名著「おこりんぼ さびしんぼ」を読んで山城新伍のすごさに気がついたけれど、この本もなかなか面白い。いろんな権威にもつい立ち向かってしまう彼のベースが、老舗の醤油屋のボンボンだったけど最後はきっちり貧乏に落ちて、でもそれを気にもしなかった不思議なキャラの父親から来ているのが分かった。
何かの連載だったのかな? もう少しそれぞれ突っ込んで書いてくれたほうが良かったと思う。ちょっとすいすい読めちゃうところが残念。
でも今何をやっているかと思って調べてみたら山城新伍、大変なことになってたんですね。糖尿病と認知症だそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%9F%8E%E6%96%B0%E4%BC%8D
ちなみにカバーイラストは内澤旬子。
山城 新伍の書いた自伝のようなもの。
京都の西陣で破天荒な町医者だった父親と、かれを支える強い母親に育てられた山城新伍。でも京都と言う土地柄か、その周りには差別が満ちていた。長じて役者になった彼を待っていたのも「」と呼ばれてしまう芸能者への差別的視線だった・・・。
敬愛する若山富三郎・勝新太郎との日々を描いた名著「おこりんぼ さびしんぼ」を読んで山城新伍のすごさに気がついたけれど、この本もなかなか面白い。いろんな権威にもつい立ち向かってしまう彼のベースが、老舗の醤油屋のボンボンだったけど最後はきっちり貧乏に落ちて、でもそれを気にもしなかった不思議なキャラの父親から来ているのが分かった。
何かの連載だったのかな? もう少しそれぞれ突っ込んで書いてくれたほうが良かったと思う。ちょっとすいすい読めちゃうところが残念。
でも今何をやっているかと思って調べてみたら山城新伍、大変なことになってたんですね。糖尿病と認知症だそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%9F%8E%E6%96%B0%E4%BC%8D
ちなみにカバーイラストは内澤旬子。