新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

プロ野球の話

2019-04-11 15:12:02 | コラム
阪神タイガースはまたもや苦難の年か:

昨10日は真冬の如き寒さの雨降り中を勇敢にもダウンジャケットに手袋にマスクという防寒態勢でジムに行って来た。だが、やや無謀だったと反省した結果になってしまった、それは、老化現象に苛まれている我が衰えし体にはあの3℃とか言う寒さと低気圧には耐える力がなく、午後からはジッとテレビでも見ている以外なかった。そこでつい見てしまったのがDeNA対阪神の野球だった。つい先日「今年が辛いシーズンになりそうだと予想して見せたのが中日だけだったが、遅まきながら阪神を加えるべきだ」と反省し痛感しながら最後まで見ていた。

昨夜も一言で片付ければDeNAに惨敗だったのだが、如何にも投手陣が手薄だし、これという相手に警戒心を起こさせるような打者が不在だし、選手層が薄すぎるし、成長が期待できる若手が少ないし、先発メンバーに入っている連中でも年俸が低すぎるし、未だに高年齢の糸井だの福留だの鳥谷などに依存せねばならないのでは仕方がない。第一に、最下位だった昨年と較べてこれという目玉になる補強がないのも悪材料だ。そこに監督経験がない矢野を監督したのだから弱いのも当然だが、それは矢野だけの責任ではあるまい。

一方の日本に帰化したラミレス監督率いるDeNAももう少し見せ場がある野球をしてくれるのかと思えば、昨年ホームラン王になってしまったソトは大振りばかりで雑になってしまった感は否めないし(と言うか日本の投手に研究されたのかな)、首位打者になったことがある宮崎は相当な不振のようだし、筒香君は何故か雑なバッテイングをしているようにしか見えなかったので、浜口投手一人が一所懸命に投げて弱小球団の阪神を1安打で完封したのが目立っただけで、サッパリ見所がない野球になってしまっていた。

神は親会社が阪神電車に乗って沢山のお客が甲子園に来てくれればそれで十分なのだと聞かされたことがあったが、前任者の外様の金本が凡庸な監督だったこともあって、あの選手層でヤクルトや読売やDeNAや広島に1年間対抗していくの如何にもしんどいだろうなと思わせられた。だが、その目下セントラルリーグ三連覇中の広島も丸が事もあろうに読売にFA移籍し、新井が引退したらあの低迷振りでは、事と次第によっては、阪神・中日・広島がBクラスを占めることになるのかなと思って昨夜の阪神の惨敗を見ていた。