新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

何時まで続くこの酷暑

2023-07-31 07:19:09 | コラム
酷暑の下で暇ネタを:

酷暑の話:
先週末は身の安全を期して外出せず、ジッと家の中に籠もっていた。だが、昨日の午後1時過ぎにどうしても買わねばならない物があり、我が家から900歩程離れた「まいばすけっと」にTシャツだけで出かけた。そこで、恐らく90歳にして生まれて初めてになるだろう36度の暑さを体験した。体温と同じだと言うが、直射日光に曝した肌は焼かれているかのように感じて、その凄まじさを実感できた。無理をして出て行くべき暑さではないことが良く分かった。

午前中は甲子園の野球の東東京予選の決勝戦を偶然にテレビ観戦していた。午前中であってもあの暑さでは、屋根がない神宮球場では試合に出ている高校生たちと、応援に来ている生徒たちと観客はさぞかし大変だっただろうと思わずにはいられなかった。幸いにもと言うべきか、熱中症等の事故は出ていなかったかのように見えた。

但し、外野手が高く上がったフライを太陽光に遮られて見失って顔面に当てて倒れた不手際(事故というか)はあった。そこには当然ながらまた担架が出てきてベンチに運んでいった。矢張り医師が臨場した様子はなかった。朝日新聞は人権云々で騒ぎたいのならば、こういう場面に備えておくべきではないのだろうか。東京の数倍は暑い兵庫県の甲子園で大会を催すのならば、この酷暑に備えておくか、何処かのドーム球場でも借りたらどうかと思ってしまう。

この暑さは収束する見込みがなく、来月初旬までは続くとの予報だ。これだけは政治の所為ではないので、誰を責める訳にも行かず、色々と工夫して自衛手段を講じる他に選択肢はあるまい。この酷暑は野菜や果物に悪影響を及ぼすそうで、先ほどビニールハウスの中のマスクメロン(muskmelon)の下部が腐敗してきて果汁が漏れてしまうと、そこの主が嘆いていた。

迷惑メールの話:
この暑さをものともしないようで、彼らは大量の迷惑メールを送りつけて来るのだ。その数は6月25日に恐らく過去最高だと思う539本を記録した後は、順調に(?)減り始めて7月6日に400台に入り、13日には300台に入っていた。何処まで下がるかと楽しみにしていたところ、21日には200台になってくれた。8月には100台に入ることを密かに期待している。

その内容だが、一時は圧倒的なシェアーを占めていたヤマト運輸が突然減り始めたかと思えば、先週半ばには完全消滅してしまった。ここ2~3日は嘗ての王者アマゾンが目覚ましく伸びてきて、今や200本中の過半数を占める勢いだ。何処の何方がフィッシュイングでも狙って送っているのか知らないが、続いている以上、何らかの収穫があるのだろうか。

当方はOCNのブロッキングサービスを利用しているので、何百本来ようと簡単に削除しているが、こんな無駄なことはもう好い加減に止めたらどうだろうか。でも、お陰様で、この世にはこういうカードがあったのかだとか、こういう会社が標的にされるのかが解った。だが、言いたくはないが何の「メリット」もない。言うまでもないが「メリット」は言葉の誤用で、英語のmeritが意味することは「賞賛に値する美点」だし「利点」か、advantageなのだ。


矢張り大谷翔平君のことが心配になるのだ:

2023-07-30 10:22:52 | コラム
何分にも当方は心配性なので:

昨29日には大谷翔平が足に痙攣が生じたの、ネヴィン監督とやらが「故障者リストには載せない」と言ったとか報じられたし、YouTubeにはまさかとは思うが「今期中は絶望」などと出ていたので、一寸心配になってきていた。

と言うのは持論として、と言うか信念で「良いことは長続きするものではない。今好調か好況ということは遠からぬ将来に低迷するという前兆」と考えているのだ。故に、最近の大谷の大活躍を見ていると、何時だったか広島の監督が間違えて言ってしまったのだろう「神がかっている」(が正しくて「神っている」は誤りだ)状態にあると見ている。何時までも、そういう素晴らしい状態が続くことはないのではと案じているのだ。

懸念していることは「ネヴィン監督は神がかった活躍をしてくれているのを良いこととして、恐らくエンジェルスの最高の年俸取りである大谷をその高額に見合うように使い倒す気ではないか」と疑っているのだ。同時に「大谷が活躍しすぎている間に、神ならぬ身の彼にも疲労と精神的な負担も重なって調子が落ちるか、故障(怪我?)を起こさないという保証はない」と思っている。

監督にはプレーオフ進出という「職務」が課されているかも知れないので、大谷以外に頼れる選手が極めて少ないので、目をつぶって依存し続けているのではないのか。それでは、如何に大谷が自分自身を鍛え上げてあっても、何時か何処かで好調が途切れるか潰れてしまうのではないかと、ヒヤヒヤしながら眺めている。

ダブルヘッダーで使って、それほど遠くはないと思うが、その晩にデトロイトからオンタリオ州トロントに飛んでも、頭から使うというのは才能の浪費になるかも知れないし、ビッグモーター並みの酷使だ。

私はtwo-wayを続けさせるのであれば、それなりの休日を与えるのがティームを管理・監督する者の責任だと思う。大谷君は今やMLBの宝の如くに扱われているが、その前にLAエンジェルスの宝である最重要選手だろう。あの監督とコーチどもの見識を疑う。そんな程度だから、負けが込んでくるのだ。故障者が多いのも監督の管理と鍛え方が行き届いていないことを証明している。大谷はこんな駄目管理・監督ティームに長居は無用ではないのか。

あれでは、折角の大谷の「類い希なる」程度では形容しきれない才能も何時かは尽きてしまうのかも知れないではないか。それに気になって仕方がないのが、マスコミの過剰と言いたくなる褒めそやし方だ。何度も指摘してきたことで、彼らに持ち上げて褒めそやされると、選手本人がその為に慢心したとかいう事ではなくても、好調が維持されなくなった例が多すぎたのだ。大谷はその褒めそやし攻撃から何としても身を守って貰いたいのだ。

この世には、自分の持病以外にも、このように心配なことは多いものなのだ。


英単語の話

2023-07-30 07:50:26 | コラム
「出来る」という意味の“can”の使い方:

今朝ほど、偶々仏文学のTK博士と意見交換した中に、このcanの意味を誤解した(のだろう)為に生じた果てしない議論の例に触れたので、ここに何故そうなってしまったかを諸賢の参考までに取り上げておこうと思う。

それは1993年の秋だったかと記憶する。あるアメリカの弁護士さんが、バブルが弾けた後で方々に発生していた「アメリカに不良資産を抱えて困っている企業」の一社を訪れて、“REIT”(=Real Estate Investment Fund)での処分を提案した時のこと。私は証券化については何の知識もないままに、通訳を頼まれて付いていった次第。

担当の課長さんは「英語で話せるから通訳は不要」と言われたので、ただ黙って座っていた。課長さんは「そんな案を今日の時点では上司に提案できない」と言いたくて“I cannot 云々.”と言われてしまった。ここで「言われてしまった」にご注目願いたい。それを聞いた弁護士さんと助手の女性は「貴方が出来ないと言われるのならば、どうしたら出来るようになるのか。出来るようにお手伝いしたい」と申し入れた。何故、アメリカ側がそう解釈したのだろう。

すると課長さんはやや不満顔で“I said I cannot.”と反撃。アメリカ側は「だから。どうすれば貴方が上司に提案できるようになるか教えて下さい」と食い下がった。答えは憤然として“Didn’t I say I cannot.”と突っ返した。アメリカ側は「好意で手伝うと言っているのに、何故怒るのか」と言わんばかりにキョトンとなってしまった。ここで、無用の通訳が割って入ってその場を収めて、再会を願って退出に持ち込んだ。帰路、何故怒っていたかを解説して、驚いて貰った。

課長さんは「現時点では上司にそういう提案をするべきではないと思う。時期尚早」という風に言うか、「残念ながら、私はそういうポジションにはいない」のように言えば理解されたかも知れない。思うに単語帳的にcanの「出来る」という意味だけ覚えたので、通じなかったのだろう。

もう一つcanのおかしな使い方の例を挙げてみよう。あるところのロッカールームには“You cannot use your mobile phone here.”という英文のポスターが貼ってあった。これだと「いや、俺はここでも出来る」と言いたい人が出てくるだろうと思った。「使ってはいけない」と言いたいのならば、ズバリと「禁止する」という意味のprohibitかbanを使うか、簡単に“Don’t use your mobile phone, here.”でも解って貰えたと思う。

実際には、そのポスターには日本語で使用禁止とあるが、そこでスマホを使っている人は多いのだ。あーあ。

7月29日 その3 大谷翔平君が気懸かり

2023-07-29 17:02:01 | コラム
軽傷であれば良いが:

エンジェルスの監督は「大谷の故障者リスト入りは考えていない」と言ったそうです。

私の持論は「今良い(好況でも好調でも同じ)ということは、何れ駄目になるということの前兆」なのです。今日までに好調だった会社がアッという間に沈没した例がどれ程あったでしょうか。良いことが永久に続くものではないのです。

実は、大谷の出来すぎとでも言いたい好調が心配だということは感じていたので、先日一寸前に少しだけ触れてはおきましたが。でも、まさか現実になりそうな気配が見えてきたとは、本当に気懸かり。