新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

第三次安倍内閣の課題

2014-12-30 08:09:25 | コラム
安倍内閣に残された課題を考えると/国際交渉は綺麗事ではない:

私は安倍総理は第二次内閣を発足されて以来、アベノミクスに象徴される経済政策を中心に押し立てて、民主党政権が3年有余の間に破滅の方向に導き始めた国を建て直す事に最大限の努力を傾注され、見事に建て直す軌道に乗せたものと確信している。この実績と功績には疑問の余地はあるまい。その事実は安倍内閣の支持率を見れば明らかである。

しかし、着々と成果を挙げる安倍政権に危機感を抱いたのは、何も中韓の両国のみではなく肝心のアメリカまでが安倍内閣に「右傾」だの何のと何らかの懸念を示すに至ったのは残念至極だった。私はアメリカの民主党政権は何時でも言うなれば「”pro”日本」ではなく、何らかの理由をつけて我が国に圧力を加えてきた歴史があり全面的に信ずるに値しない政権であると思っている。

オバマ現政権はその自らの非力のために国の内外の政治・経済問題どころか、全世界中に大小を問わず政治と軍事問題を抱え込み、とても本来の同盟国である日本を擁護する余裕などなかったのが我が国にとっての問題だと思う。その極端な一例として挙げたいのが外交経験皆無のケネディー駐日大使の任命ではなかったか。

アメリカの問題は兎も角として、今後安倍政権が全力を挙げて取り組んで貰いたい国の内外の諸課題の中で、今回は外交の分野における案件を論じていこう。中でも矢張り最大の努力を要するのが対中国関連だろう。中国が我が国に投げかけるか挑んできている諸問題に、中国側に正当性が認められる案件など皆無と言って良いだろうと私は考えている。

尖閣諸島問題、防空圏、第一・第二列島線、南京問題、珊瑚密漁問題等々のどれを採っても皆中国側の行為・行動には国際法的に見て正当性はない。総理・閣僚・議員の靖国神社参拝に対する苦情も(マスコミの要らざるご注進があっても)単なる内政干渉以外の何者でもあるまい。ここに掲げた全ての案件は我が国もか関係官庁が正々堂々と真正面から彼等の誤った論点を指摘して感情を交えることなき議論に持ち込んで撃退すれば、本来は簡単に済むことだったはずだと思いたい。

いや、私には少なくとも私は彼等は何を怖れたのか、その正当な論争さえ挑んでこなかった気がするのだが、私が反論があったのを見落としていたのだろうか。もしかして、国内だけででも中国の不当介入を批判していれば、中国は反省して次回は控えるとでも甘い予測をしていたのか。あるいは遠吠えをしたことで義務を果たしたとでも思っているのはないのかとさえ疑ってしまう。

韓国の度重なる朴大統領の「XX婦問題非難」と「歴史認識云々」の諸外国への告げ口外交は不当であり、意図的に我が国を根拠なき論旨を展開して貶めようとする悪質な「プロパガンダ」(偶には迎合してカタカナ語を使っていこう)である。これらに対しては我が国の中では立派な反証もあれば完膚なきまでに否定しきれる資料も材料もある。先頭を走っていた朝日まで訂正し始めた。やるべき事はやるべきだ。

それにも拘わらず、何を気兼ねしたのか、何を怖れたのか、強行することが何らかの深刻な問題を起こすと危惧するのか、北朝鮮に対する拉致被害者返還の協議も話し合いも外務省の高官の穏やかとしか見えない。通り一遍と疑われそうな交渉では一向に進展しない。歴代内閣には担当大臣は任命されたが、彼等は水面下の交渉の専門家でしかなく、前原ではないが「言うだけ番長」に過ぎなかったとしか見えなかったのは何故か。

私は折角これまで経済面ではアベノミクス2本目の矢までは現実的な効果を目に物見せてくれておられたにも拘わらず、対中国・韓国・北朝鮮問題となると余り効果が挙がっていないのが残念だ。外務省に遠慮しておられるのかと言いたくなるほど圧力をかけておられないように見えるのが不可思議だ。消費税率引き上げ延期で一泡食わせた財務省のように、直接指揮・指導して頂きたいものだ。

今日まで外務省の所管だとして一任されていたのだったら、これほど長い年月、何か余程深刻で一般に知らしめてはらならぬ理由があって交渉が進まなかったのだったならば、それはおかしい。一般人の間ではおよそ考え得る全ての障害などはとっくに思い付いている。私は外務省も政府も対北朝鮮交渉を何か聖域化するこことで遅々として進まないことを正当化していると疑いたくなってしまう。

私は政治・外交・防衛・対米関係等々の重大な要因がからんでいたとしても、何処かで誰かが狡猾な北アジアの政府高官や外交官との論争と対立を怖れているとしか思えないのだ。交渉事などはギリギリのところまで突き詰めて論じて、相手に本音を言わせ、降参させねば論争でも議論でもなくなると知らずに交渉しているのではと本気で疑っている。この境地にまで入れないようならば交渉役の資格はないと知れ。

安倍総理は外交面ではあれだけ多くの諸国を積極的に回られて実績を積み上げてこられた。私はそこまででも中国や韓国に焦りを感じさせたと思っている。そこは評価するが、完全に所謂”lame duck化しているやに見えるオバマは未だ2年も任期を残している。彼にも積極的に働きかけて、彼のさ迷える外交政策等を幾らかでも是正させ、焦りとしか見えないTPPへの執着等を再考慮させるべく、あらためて同盟国の総理として忠告して頂きたいと願うのだ。

私がこのように主張するのは、そうでもして頂かないことには、我が同盟国のこれ以上の没落は決して我が国に好影響をもたらすものではないからである。
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Koreatownの年末

2014-12-29 08:25:25 | コラム
若き女性は寒さを厭わずKoreatownに:

昨28日に家内とともに寒空の下、大久保通りに買い物に出てみた。そこには意外と言うべきか矢張りと言うべきか俄に決めかねるが、衰退気味のKoreatownには想定以上に多くの女性が来ていたのだった。私は「彼女らがあれほど意図的に日韓関係の悪化を働きかけてくる韓国の製品に未だに執着するとは、愛国心が欠如しているのでは」などと一瞬憤慨しかかった。

だが、嘗て私は一家言ある愛国心に溢れたアメリカの船社の営業担当者が、日米間の貿易摩擦華やかなりし頃に日本車に乗っているのを見て「貴君は貿易赤字問題を無視するのか」と皮肉な尋ね方をした事を思いだした。彼の答えは「自分の車を買うときにそこまで考えるものか。自分の好みに合った車を買ったら、それが偶々日本製だったというだけの事だ」だった。

もし彼女らに同様な質問をぶつけた場合に同じような答えが返ってくるだろうかと、ふと考え込んでしまった。もしかすると「同じ銘柄というか品質の化粧品を買い続ける必要があるから」等と言われるかも知れない。それとも「日韓の政治関係の問題など知らない」とも言われそうな気もする。帰り道に春頃開店した冷凍物主体の魚屋にも寄ってみた。ここは新大久保駅と我がアパートを結ぶ路地からさらに曲がっていく場所にある小店だ。

以前からここには余り地元と思わせる人が入っていなかったが、昨日はかなりな混雑だったが、その客の半数以上はアジア系の外国人だったのは意外だった。彼等は口コミででもこのような店の存在を知ったのだろうか。我々はここで正月用の買い物を予期せざる経済的な価格で済ませてしまった。家内はアメ横にも築地にも行かずに済んだと評価。
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サッカー協会の姿勢が問題だ

2014-12-28 16:24:39 | コラム
矢張り気懸かりなアギーレ監督:

アギーレ監督を処分するかというか、あの八百長問題発覚以来敏速に対応しきれずにいる間に、とうとう潔白主張の記者会見をやられてしまった。私は欧米人はその思考体系からして、潔く自分の非を認める事はしない人種だと指摘し続けて来た。しかし、サッカー協会の幹部はその文化を知ってか知らずにか、「アギーレ自身が潔白だと言っているから」などと訳の解らない事を言っていたのだから仕方がない。

かかる醜聞に関係した疑いで告発されている人物を指揮官に戴く我が代表選手たちは「監督の汚名を返上させるためにも一所懸命にやろう」と奮起するだろうか。私には極めて疑問だ。それに私がこの監督を評価していない。何のかのと言ってはいるようだが、就任以来敗戦が多かったし、結局落ち着いたメンバーは何とほとんどが前任者が選んだ者ばかりでは何らの新鮮味がないではないか。それならザケローニの契約延長でも良かった事になる。

私は先日も採り上げた釜本邦茂の解任論に同調して、可及的速やかに後任監督捜しに入って貰いたいと思っている。現状では協会幹部の責任逃れの安手のドラマを見せられているようで、甚だ気分が宜しくない。武藤のように学業を捨ててプロの世界に入って来た若手を育成せねばならない大事な時期に、首脳部や指導者がフラフラしているようでどうする。大仁会長の早期の決断を求めたい。支持者(ファン)に見放されないためにも。
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年末に思う事

2014-12-28 10:11:20 | コラム
今年も風邪を引いていた:

昨年の12月27日のブログには「風邪を引いていた」とあったが、何と先週から熱こそ出なかったものの鼻と喉をやられ未だに治りきっていないのだ。そういう巡り合わせだったのかと不思議な感じさえする。また、矢張り高齢化すると冬の寒さと乾燥に対する抵抗力が衰えたのかと痛感する次第だ。

昨日などは強行軍と形容した病院通いが続いた一週間が終わってやや放心状態に陥り、終日ボーッとして過ごしていた。それでも散歩は欠かす訳には行くまいと殊勝にも駅前で出向いてみた。そこで今頃になって気付いた事が2件。一つはかなり長い間続いていた刀削麺の「一六八」という変わった屋号の中国人経営の中華料理店が閉店し「入居者募集」の貼り紙が出ていた事。一二度入って見たことがあったが余り感動する味でもなかったので、矢張りかの感があった。

残る店は何の商売かも私には不明だった常に韓国の音楽を響かせていたところが、何時の間にかベトナム料理店に変わっていたのだった。新規の店の前に数名の店員が並んで「宜しくお願いします」と頭を下げていたのが知らなかった変化。看板にはベトナムの麺「フォー」が強調されていた。「また一軒韓国料理屋が閉めざるを得なくなったのか」と歓迎したくなる辺りが偽らざる感想。

一方では14日の週には国立国際医療研究センターに3日もバスで通い続け車窓から観察した限りでは、大久保通りには晴天が続いたためか未だに何を買い求めに来るのか若い女性が結構な人数歩き回っていたのだった。何れにせよ、大久保通りには相変わらずアジア系の若者が数多く歩き回っている。来年はこの街が如何なる方向に変わって行くのだろうかと思う時すらある、韓国勢の衰退である。
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マスコミは何を今更

2014-12-27 08:11:16 | コラム
大韓航空の「ナッツリターン」事件以来:

ナッツリターン事件以来、マスコミは競うかのように大韓航空と韓国政府の癒着を採り上げて報じている。お陰様で私は1971年だったかにソウルまで乗る機会があった大韓航空をてっきり国営だと信じていたものが、1969年に既に韓進グループによって民営化されていたと知ったのだった。余談ではあろうが、対日輸出を担当していたので、HANJIN(韓進海運)と書かれたコンテイナーがあるくらいは承知していた。その大韓航空が韓進の傘下に入っていたのだった。

さて、癒着論だが、私に言わせれば「マスコミは何を今頃になって大韓航空が監督官庁に大量の元社員を送り込んでいることを恰も事件の如くに採り上げるのだろうか」と疑問に感じるのだ。あの国の体制がそういう風に出来ている(なっている?)くらいは彼等は十二分に承知しているはずだ。韓国と関係した仕事に従事された我が同胞の方々も先刻ご承知のはずだ。それだから「何を今更」と詮ないマスコミ批判をするのだ。

私の経験でも、1970年代の初めに韓国に出張した際に取引先の中小財閥のオウナーの依頼を受けて、数点の本来は高率の関税を支払わねば国内持ち込みが禁じられていた物を持参した。そして事前に「税関に申告せずにボンドして預かり証を渡せ」と指示されていた。預かり証をオウナーにお渡しすると翌日には受け出されていた。「なるほど、そういう仕組みか」と妙に納得出来た。

因みに、私はこのオウナーに出入り禁止の板門店のDMZに案内されたが、言わばフリーパスの状態で北朝鮮を見渡せる場所に立って恐る恐る「北」を見る機会を与えられた。ナイーヴな私は彼はそういう法律を超えた特権階級の方かと思っていた。

実は、それ以前の1970年夏に初めてフィリピンに出張した時にも似たような経験をしていた。それはマニラの空港に降り立つと、我が国の常識で言えば外部の者が立ち入れないはずの入管と税関の間に現地の取引先の社長に息子が我々を待っていて、そこから先の手続きを先導してくれたのだった。驚かされた。だが、我々の後にこの際の品質問題の解決に出張されたメーカーの課長はパトカーの先導でマニラ市内に向かわれたそうだった。

ここに採り上げたような仕組みがあるのが屡々法治国家と呼ばれる我が国と、アジアの諸国との違いであることくらいはマスコミは現地に特派員を置いていることだし、知らぬはずがないだろうと私は考えている。但し、承知してはいても何か事故か事件でもない限り真っ向から「かの諸国は云々」と言い出せないくらいも解る。だからと言って、大韓航空であの事件が発生したからといって、今更得々として採り上げるのは如何なものかと思うがどうだろう。

特に韓国については近年にその実態と言うか国として見た(我が国等の先進工業国と比較して)場合の問題点を指摘する本が続々と刊行され、売れ行きも良いと聞いているし、私もその本を数冊読んでいる。そこで知り得たことは韓国の経済成長の裏にはかの十大財閥が言わば国家を代表するかのような形で進歩発展し、その背景に国と一心同体のような協力(支援?)関係があったと読めるのだ。

私はそこにもマスコミが相手にしていると思われる層は、我々ではないのだと痛感する次第だ。喩えそうではあっても、アジアの諸国の実態が少しでも知らされていくことは私は否定するものではない。それは、そうすることで我が国が如何に真面目な優れて良い国だと解らせていくからだ。
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