新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

悪化した歌舞伎町に思うこと

2023-11-29 07:42:17 | コラム
歌舞伎町の夜はそんなものじゃない:

去る27日の歌舞伎町探訪記を、非常に世情に通じた知人に語ってみた、何らかの見返りの情に期待して。

彼が言うには「夜になれば、貴方が見てきたものなんて状態ではない。立ちんぼと浮浪者(=ホームレスか)が多くなるし、雰囲気は凄くい悪くなっている。要するに『君子危うきに近寄らず』状態だ」なのだそうだ。別段驚くべきような事態の話でもないと受け止めたが、そうであれば、ここ30年以上も見てきた歌舞伎町の中でも、最も不健全というか悪化した状態のようだと感じた。

10年ほど前と言えば良いのか、その頃の歌舞伎町にはホストクラブも何軒かあるなと認められる程度だったと思う。早朝の路上でホストと若い女性がじゃれ合っているのも散見された。風俗営業の店舗も多かった。だが、子供たちが群れを為して居着いてしまうような事態には立ち至っていなかった。夜間に会食に利用した店もあったが、その周辺では怪しさは感じなかったし、身の危険は感じなかった。

何故、現在のように悪化してしまったかの裏・表の事情は、マスメディアも行政も警察も把握できているのではなかろうか。あの「トーヨコ」にしたところで、最早都の条例などで排除できる次元にはないのでないのか。何も東京都だけに限ったことではなく、政治と行政が青少年の不良化防止措置や、不良外国人の取り締まりに乗り出す事を具体的に考えても良い事態ではないのだろうか。

「賃金を上げよ」とか「減税で景気回復を図る」とか「防衛力強化に増税を」とか「ウクライナやイスラエルの援助」も大事な案件だろうが、足下の東京都が荒れ始めてきたことも重要な内政問題だと思うのだ。今朝ほどもTBSだったかが池袋に「がち中華」(町中華のもじりか?)が増えたのは、我が国やってくる多くの中国人の需要があるから」などと嬉しそうに報じていた。

東京都や地方の自治体に何の貢献もしないのではないかと、当方が一人密かに憂いている外国人の増加の是非を考える/検討しても良い時は来ているのではないのか。何も中国人だけの現象ではなく、ここ新宿区百人町(テレビ的に言えば「新大久保」だ)に無数に増殖した「ハラルフード販売店では日本人従業員は一切おらず、バングラデシュ等のシスラーム教国から入ってきた者たちだけだ。

我が国の外国人に対する規制の甘さに乗じて勝手放題に振る舞っているのだとしか思えないので苛立つ。我が家の直ぐ近くにある中国人の美容室兼理容室はつい先頃大がかりな所謂「リニュウアルオープン」を終えて、綺麗な店になり男子の調髪と洗髪を¥2,000から\2,500に値上げした。それでも市価よりは経済的のようで大繁盛。ということは「それだけ中国人の需要がある」のではないか。

歌舞伎町論から逸脱しているかと思われるだろうが「外国人の訪日を歓迎していれば、入ってくる者たちの質は玉成混交なのである。その「石」の範疇に入る者たちに好き勝手に振る舞わせていても良いのではないと思うのだ。ディジタル化担当大臣が国会内でスマートフォンを使って検索したことを、さも大事件のように扱っている場合ではないと思うよ。


何年振りかで歌舞伎町へ

2023-11-28 07:44:13 | コラム
雰囲気は悪くなったなと感じた:

昨27日は何年振りかで歌舞伎町に入ってきた。業界の古き友人2人と新宿で昼食会だったので、折角近所まで来たのだからと恐る恐る歌舞伎町まで歩いて行った。私自身は10年ほど前までだったか、日中には新宿の繁華街から小池都知事が浄化されたと聞いた静かな歌舞伎町を通り抜けて、我が家まで30分ほどかけて歩いて帰っていたものだった。

その頃でも、午前中にはホストクラブの者たちと若い女性がじゃれ合っている光景が、当たり前のように見えていたのだった。その歌舞伎町がこの部屋から望見するだけでも大きく変化したような感があるので、「恐る恐る」とは言ったが、多分に好奇心があったのは間違いないところだった。特に、今年の3月からだったか開業した東急のタワーとは如何なるものかも見てみたかった。

前置きが長くなってしまった。第一印象では再開発にも似たそれ以前にはなかったAPAホテルのような背が高いビルが増えたので、街としては整備された感は否定できなかった。平日の昼間でも居住者かインバウンド様か判別できない多くの外国人や、風体の宜しくない我が同胞が肩で風切って歩いているかのようで、少し薄気味悪かった。この感じは私が知る歌舞伎町とはやや趣を異にしていた。

東急歌舞伎町タワーに向かう前には、かの「トーヨコ」を通過する必要があるので、否応なしにその風景を見ることが出来た。外国人と思しき大人も数名座っていた。汚らしく陰惨で不健康な場所だった。その直ぐ向こうがタワーなので、我々一行は足早に通り過ぎることにした。

そこでタワーである。いきなりエスカレーターで左手にスターバックスを見ながら2階に上がった。そこにあったのは、けたたましい音楽と電飾で目もくらみそうなフードコートだった。料理の種類が豊富なことはスクリーンを見れば解った。何処か東南アジアの国にでも来たのかというように受け止めた。ここが「売り」だとしたら、東急は新宿と渋谷を露骨に使い分けているのか、乃至は客種が違うと見切ったのかと感じた。

兎に角、エスカレーターを利用して48階だったかのタワーを17階まで上がった。そこには展望台なのだろうガラス張りの一角があった。そこから見える景色は新宿区の北側と中野方面だと思うので、余り印象的ではなかった。だが、普段は見る機会などない山手線や中央線の線路と駅を見下ろせたのは快感だった。因みに、我が25階建てのアパートも17階から見下ろせたのは一寸不思議な感があった。

帰路はニュースで騒がれ始めた大久保公園の横を通るのだが、午後2時過ぎでは行儀が悪い若い女性が路肩に座ってカップ麺を食べているガラの悪さが見えただけだった。歌舞伎町の中でも同じ感があったが、何処から何の為にやってきたのか知らない若者の姿をこれでもかと見せつけられては「我が国は何処まで劣化するのか」と心配せずにはいられなかった。

昨日には警視総監も歌舞伎町を視察されたそうだが、話題を賑わしているホストクラブも重大な社会問題だろうとは思う。だが、未成年(なのだろう)が歌舞伎町に押し寄せては劣化(「不良化」では一寸古いか)していく事態も何処かで押し止めるべきだと思う。東京の問題か歌舞伎町という存在が宜しくないのかは俄に断定できないが、トーヨコのような場所を排除するのが政治の務めではないのだろうか。

マスコミも歌舞伎町、歌舞伎町と喧伝するかのような報道は避けた方が宜しくないだろうか。結果的にマスコミが地方に住む若者たちの好奇心を煽り立てて「何時かは東京に行こう、新宿に行こう、歌舞伎町が見たい」となって、劣化の温床が形成されているのではないのかなどと考えながら、Korea townの方角にもなる我が家に向かって歩いていた。

因みに、この地区に古くから住む古老たちに聞くと、歌舞伎町とは戦前は西大久保と呼ばれていた場所なのだそうだ。そうであれば、西大久保には亡き母の里があった場所なのだった。地名を変更せずに西大久保のままにしてあったなら、現在の歌舞伎町にはなっていなかったのではないだろうか。


11月27日 その2 我が国の英語教育の問題点を追求する:

2023-11-27 15:24:17 | コラム
ハッキリと問題点を言おう:

今日までに繰り返して「我が国の英語教育の問題がある」と指摘して、どの点がどのように宜しくないかとの例文も挙げて語ってきた。だが、非常に残念なことに、この意見について何処からも反論はなかったし、尤もであるとかの類いの反応をも得られていなかった。そこには「私の方にも多少遠慮があり、ズバリと簡明直裁に問題点を論ってこなかったのかも知れない」との反省の余地もある。

そこで、今回は解りやすい形でというか表現で、私が見る問題点の具体的な例を挙げてみよう。

*英会話の達人かと思わせられる話し方:
先ずは、もう何年前のことになったか記憶も薄らいだ「地下鉄の車内で聞いた、一聴英会話の達人で英語ペラペラ風の同胞の語り」から入って行こう。それは

”Every years, I take vacation, you, know, I take family to Europe, you know. My family enjoyed. But nowadays children become big and go to school, you know, so we can’t stay long. And we don’t go, you know. My wife unhappy and become angry.”

という具合だった。文法も何もないとお分かり願えれば、先ず第一段階を達成できたと思う。

この文章をよどみなくスラスラと言えるのは良かったかも知れないが、我が国の英語ペラペラの方が屡々犯す文法の過ちが非常に多いのが特徴である。経験からも言えることは、このような表現の仕方でも、相手が聞く耳を持ってくれて寛容な方であれば、話は通じるのであるし「貴方、文法の間違いが多いから減点します」のような事態にはならないのだ。

上記の例文を文法的に訂正し、知識階層では常識として品位が落ちるとされている“you know”のphraseを除外して、正確な英文に直すのはかなり難しい作業になるのだ。そこに言える事は「我が国の英語教育で重視している単語の知識は活かされていないし、文法も全く無視した形になっている」点なのだ。例えば、everyの後に来る名詞は単数でしかない事、過去形も現在形もごっちゃになっている事等を指摘できる。

その他に目立った事はといえば、“children become big“がある。この辺りを察すれば「子供たちが大きくなったので」即ち「成長したので」と言いたかったのだろうが、growが思い浮かばなかったので咄嗟に機転を利かせて“become big“としたのは凄い応用力というか言い換えの技術が発揮されている。だが、ここでは過去形にしてbecameであって欲しかったのである。ここには時制を無視していたという欠陥がある。

次の問題点はMy wife become angry.と文法で言う「三人称単数のsが欠落している事」を挙げたい。このsなどは「そうか、この文章は彼女と三人称で、単数で、現在の事だから動詞の後にsを付けるのだ」などと頭の中で考えていてはならず、自然にbecomes angryのように口から出てくるか、手が動いて書けねばならないのだ。そうなるように訓練する方法として私が推薦するのが「音読・暗記・暗唱」なのだ。

私は中学の頃からこの音読・暗記・暗唱を繰り返して、結果的には自然に文法が身につき、自然に正しい言い方と書き方が出来るようになったのだった。高校3年の時に師事した鈴木忠夫先生は「そうする事で何時かは文法的に正しい英語/英文が口から出てくるようになる」と、音読・暗記・暗唱の英語の勉強法を承認し、推薦しておられた。

換言すれば「流れの中で覚えておく事が肝心だ」という事。「そんな学習法が有効だとは信じられない」と、否定的に考えられる方は多いのは百も承知している。だが、私を含めて何名もの立派な成功例があるし、某商社で若手をこの方法で個人指導した際にも、明らかに効果が上がって、課内随一の英語の使い手に成長していた。

*I gift ball police.:
事ここに至れば、腹蔵なく言おう。悲惨にして重大な悪い結果だと受け止めた。このくらいの英文しか思い浮かばなかったように中学生を3年間も英語を教えてきたとは、文部科学省を始めとして中学校の英語教師の方々に猛反省を求めたい。「何をどのように教えれば“I gift ball police.“しか言えなくなるのか」さらに「スピーキングテストで60%が零点となってしまうのか」という疑問が生じる。

昨年の11月にこの件を発表した際にも、何処からも何らの反響がなかった事には大いに落胆した。そう言う根拠は「私は真っ向から我が国の英語教育の至らざる点を真正面から取り上げて批判したのである」のにも拘わらず、何らの反応がなかったという事は、事の重大さを認識できておられない方が多かったと受け止めた。非常に遺憾であり残念だった。

要するに「あの程度の簡単で単純な表現も出来るようにならない教え方をした事を反省して、事態を改善しようとは思わなかったのかと問いかけたいのだ。未だに「試験の為の英語を教え、TOEICで良い点が取れるようにすることを金科玉条の如くにでも認識しているのか」とも問いかけたのだ。何とかして打開すべき事態であると認識して改善すべきではないのか。ここでも「音読・暗記・暗唱」を推奨して終わる。


2023年10月の新宿区の人口

2023-11-27 07:33:07 | コラム
23年10月の人口には一寸した変化があった:

昨今のここ新宿区百人町/大久保地区にも、ガラガラとトローリーケースを滑らせて動き回る(私の判定では)BからC級のインバウンド様が増えてきている。彼らが円安に乗じて我が国で爆買いをしようと遙々やってきたとは到底思えない人品骨柄だ。特にこれという観光名所(tourist attraction)もないのに、何をしに見にやってくるのだろうかと訝っている。その疑問は今月の新宿区の広報がある程度は解決してくれた。

即ち、人口が対前月比で807人も増えて349,616人となったのだが、その増加を支えていたのが一気に1,022人も増加していた外国人だったのである。一方では、日本人は215人も減少していたのだった。想像すれば、日本語学校が新学期を迎える頃とも思えないので、あのトローリーケース族たちは新規に居住したのではないかということになる。だが、真偽の程は保証の限りではない。

そこで、合計43,859人にも達した外国人が全人口に占める比率を計算してみれば、12.5%と前月の12.2%から大きく(?)伸びていたのだった。日本人は305,757人で△0.01%の減少だった。当方は常に外国人の動向を観察しているが、ここ百人町3丁目の直ぐ近くにはコンビニが数軒あるだけで買い物には不自由な住宅地帯にも、異邦人が住み始めていると確認し始めたのだ。

彼らが如何なる手段で生活費を稼ぎ出しているのかは想像が及ばないのだが、中には嬉々として乳飲み子を抱えて歩き回っている家族も見かけるのだ。山手線の線路の内側で大繁盛のKorea townならいざ知らず、この界隈であの一見モズレム風の者たちを雇えるのは、ハラルフードの販売店くらいしかないと思えるのに。それとも、何処かの現場ででも汗を流しているのか。

ここで、一気呵成に行政を非難すれば「無制限に観光客を誘致することの『コインに裏側』が、この地区には現れているのでないか。ではあっても、ある統計が示していたことは「区内に最も多い外国人は中国人で、以下韓国、ベトナム、ネパールと続いているとかだ。これを見れば「割れたガラス窓」の理屈が当て嵌まるように思えてならない。また、中国の若者が安価な労働力の供給源とは見えないのだ。

先月も“我が国でも屡々聞く台詞で、地方から東京を目指して出てくる若者たちが「東京に行けば何とかなる」という安易な夢を抱いているのと同じ考え方で、外国人がやってくるのでは”と指摘した。日本乃至は東京(の中の新宿)は経済的に繁栄が続いており、彼ら異邦人が容易に稼げて祖国に送金可能な「理想郷」に見えるのではないか、現実はそう甘くはないのにも拘わらず。

先日もここを訪れられた大学教授が「これだけ多く見かける異邦人が、警察のご厄介になるようなことを犯していないのならば、それはそれで素晴らしいのではないか」という感想を漏らしておられたのが印象的だった。

何度でも同じことを言うが、是非一度山手線新大久保駅で改札口を通過して外に出て欲しいのだ。「ここはどこの外国か」と当惑させられるほど多くの外国人が出入りしているのだ。何も週末だけの現象ではなく、構内は身動きもままならないし、改札口の外側には待ち合わせの人々の群れで交通信号さえ見えない時があるから。

このような外国人とKorea townに押し寄せる我が国の老若女があれほど多い状況は歓迎すべき事なのかどうか、実地検証してお考え願いたいのだ。彼ら外国人は一体全体何を求めて繁盛し続けているとも思えないこの界隈にやってくるのか、35年もここに住んできた私には未だに理解不能なのだ。

参考資料:新宿区広報11月25日号