新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

4月5日 その2 良く歩いた4月4日

2019-04-05 14:44:49 | コラム
染井霊園の墓参から新宿まで:

昨4日は亡母の墓参に染井霊園に行って来た。念の為確認しておけば、この霊園はかの染井吉野の桜の名所なのである。最寄り駅はJR山手線の巣鴨駅であり、国道17号線(中山道)沿いである。実は祥月命日よりも1週間早かったのだが、今回初めてあの霊園の満開の桜が見られなくなるかも知れない時が来たら大変なので、今のうちに見て置こうと考えた次第。と言うのは、ある専門家が染井吉野の桜は処置を誤ると全滅するかも知れないと言っていたのだった。園内は「我々は花見ではなく墓参に来たのだ」というプラカードでも持って歩きたいほどの人出で、中には自転車で乗り入れる不心得者までいる始末。

また、四の日は巣鴨のとげぬき様の縁日なので、17号線は大変な人出だった。幸いに好天にも恵まれたし、私としては滅多にない体調が良い日だったので、好条件逃すべからずと決行した次第。しかし、巣鴨の駅から広い霊園内の我が家のお墓までは老化した足では片道20分を要するので、ジムに行った場合よりも余程ウオーキングに励んだ結果になってしまった。そこから新宿に回って用足しもしたので、半日はテレビも見ないで済んだので、何となく気分爽快だった。

思い起こせば(は大袈裟かも知れないが)新宿駅西口に出たのは今年初めてだったかも知れない。それほど外出が億劫になっていたらしい。だが、帰路の都営地下鉄の新宿西口から小田急と京王の両デパートに中を通り抜けると、何処に行っても中国人の団体と個人の旅行者ばかりが目立った。京王デパートに反対側にある羽田と成田に行くバスの出発点には、矢張り中国人を中心にアジア系の旅行者と団体が目立った。

何故彼らが中国人だだと断定するのかと言えば、彼らが喋っている北京語と思しき言葉もさることながら、私の目には中国人たちの服装にはある共通点があるように見えるのだ。彼らが所謂「爆買い族」かどうかは不明だが、中国人の服装には特徴があるのだ。それは嘗て我が国で勤め人の服装を「ドブネズミ色」と揶揄したことがあったが、彼ら中国人もそういう感じがする暗い鼠色か地味な色の、どちらかと言えば「敝衣」の部類に近い出で立ちなのである。

精一杯派手な部類の服装でも、有名ブランドのロゴマーク入りのスエットかジャンパー程度なのだ。そういう同じような服装の連中が群がって屯しているのだから目立つ訳だ。それでも、我が百人町大久保界隈と比較すれば、西口では外国人の数が多いとは言えないという印象だった。

正直なところ、帰路の小滝橋通りの大久保駅前のバス停からから大久保通りを経由して我が家まで歩いたのだがから、近頃めっきり弱ってきた脚が善くぞ反日も保ったと思うほど歩き続けていた。偽らざる実感としては、小滝橋通りから百人町の我が家までの間では相変わらず殆ど日本語は聞こえない状態で、新宿駅西口とは好対照をなしていていると思う。それもそのはずで、新宿駅西口には彼らアジア系乃至はイスラム教徒が宿泊するか居住出来るような施設はないのだから。

テレビ局の無様なニュースを笑う

2019-04-05 08:01:40 | コラム
所詮はミーハー向けだから:

カルロス・ゴーン氏再逮捕:

テレビのニュースではしきりにフランスの法曹界が我が国の司法の在り方を非難していることを嬉しそうに採り上げて報じている。私はフランスの法曹界こそが不当な介入であり、他国の司法の在り方を批判していることに対して「何を言うか」と堂々と言う報道機関が1社くらいはあって当然だと思うのだ。だが、何故か彼らは「外国」を有り難がってしまうのだ。情けない話だと思っている。

また例の有名弁護士の弘中氏が再逮捕を「特捜部の暴挙」であると非難すると記者会見で語っていたのも、ここでも嬉しそうに報じている。こんな発言は「犬が人を噛んだ」のと同様である。弁護士が「特捜部さん、善くぞ再逮捕して下さった」と言う訳がないだろう。このような発言はニュースの終わりにでもサラッと流しておけば良いこと。もしかすると、テレビを含めたマスメディアはゴーン氏が無罪にでもなれば良いと期待でもしているのかと疑いたくなる。ここは日本国だぜ。

ピエール瀧を保釈で保釈:
この瀧が湾岸署から出てくる場面に期待して100台ものカメラが集まったということと、そこを撮ろうと延々と夕方のニュースの時間に警察署前の風景を流し続けた神経には呆れる前に感心してしまった。それは「罪を憎んで人を憎まず」という言い慣わしがあるくらいだから、人気者の芸人が釈放される場面を映しだしてそのファンを満足させようという意図があるのだろうが、その彼のファンと、そうでない人の何れが多いのかくらいは考えたらどうだろう。

とは言ったが、テレビ局というものはそういうミーハー的な人たちを相手にして番組を編成しているのだと、元は幹部だった者が発言したとも聞いているので、あのようなニュースを一所懸命に流すのは彼らが職務に忠実なのかと思って寧ろ諦めている。

塚田一郎副大臣の発言:
この人物の例の「忖度」発言のニュースはくどいほど繰り返して報じられた。更に例によって野党の議員が国会で威丈高になって塚田副大臣を糾弾する場面を流し、辻元だと村田などに批判させて辞任要求をぶち上げてみせる談話も聞かせてくれた。テレビ局は自らが「塚田一郎副大臣は辞任すべきだ」などという内閣と与党に向けたことは言わずに、常に野党の幹部や議員たちの口を借りて「辞任論」を余所事のように言うだけだ。産経の社説には堂々と「辞めるべし」とあった。それくらいはハッキリと言うのも彼らの使命のうちではないのかな。なお、私はミーハーではないと思っているのだが。