新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

7月25日 その2 NPBのオールスター戦に思う

2024-07-25 11:20:13 | コラム
予想した以上に大がかりな見る者を楽しませる興業だった:

当方には真面目にやっているのか、不真面目なのか不明だったが、パシフィックリーグの方が28本もヒットを打ったのは、いやセントラルリーグの投手たちが打たせたのは正常な感覚で試合をやっていたのかと感じていた。

と言うよりも、以前にも「『直球だけ投げろ』か『投げること』で事前に了解が付いていた」という話が流布されていたので、そういう趣旨のお祭りだろうと認識していた。それ故に2日間とも出だしだけ一寸見た後は、各局がBSのニュース解説的な番組で取り上げていた、バイデン大統領の再選断念の件とハリス副大統領についての専門家と有識者のご意見を承ることが貴重だとばかりで、切り替えていた。

後になって結果を見て「なるほど。そうなったか」と知ったのだが、そうだからと言って、あの2試合のお祭り騒ぎを不謹慎だの何のと言えば、野暮だし無粋だろうと思う次第。選ばれし選手たちが楽しそうにやっていて、解説者たちが懸命になって提灯を持っているのを聞いてやれば良いのだろうが、当方はそこまでの善意の持ち合わせはない。

それにつけても思う事は「日本ハムファイターズのフロントオフィスと新庄監督は、近藤健介を手放したことを後悔しているのか」辺りだった。

2024年6月の新宿区の人口

2024-07-25 07:25:11 | コラム
2024年6月の東京都新宿区の人口は163人の減少で351,546人となっていた:

今回は暫くぶりにアメリカの大統領選挙の話題を論じる事から一息入れて、それとは異なった国内、それも我が新宿の話題を取り上げてみることになしようと思う。

新宿の人口は去る5月には116人の減少だったが、6月もその流れは止まっていなかったようで△163人で351,546人となっていた。その内訳は日本人が△160人で305,763人、外国人も△3人と僅かながら減少して45,763人になっていた。外国人が区の人口に占める比率は4月と5月とほぼ同じの13.0%だった。

だが、ここ百人町/大久保界隈を歩いてみれば、外国人の率が僅か13%と言う区が発表する統計は「何かのお間違いでは」と言いたくなる程中国、バングラデシュ、ネパール、パキスタン等々の異邦人が、我々日本人よりも圧倒的に多いと感じてしまう。思うに、そう感じさせられるのは、10軒にも満たないとは言え、大繁盛するハラルフードを販売する店を訪れるイスラム教徒が余りにも多いからだろう。

故に、JR山手線・新大久保駅前からKorean townで賑わう大久保通りを埋め尽くしている大勢の老若女と、何をしに来ているのかと何時も訝っている多くの異邦人たちを見せつけられると、イスラム教徒だけを相手にする店や、中国人だけが読める漢字しか掲示されていない店等が繁盛している事態が正常だとは到底思えないのだ。

新大久保駅構内に設置されたエレベーターを上がって線路をまたぐ歩道橋(?)からさらにエレベーターで降りる設備は、私は階段の昇降に苦しむ高齢者用であるとばかり認識していた。だが、今やこのエレベーターを利用する設備は完全に大きなトローリーケースを引きずる大勢のインバウンド様たち専用と化してしまい終日大混雑。我々も何とか利用できるという本末転倒の状況。

敢えて指摘したいことは「インバウンド様が落として下さる外貨?は最早9兆円に達する勢いであるとかで、困難に直面している我が国の財政にとっては貴重な財源になると報じられているようだ。それはそれで結構だろうが、到底9兆円の一部にもなりそうもないインバウンド様たちに蹂躙されているここ新宿区の片隅の街の異常さを、為政者はどうお考えなのか」と僻んでみたくなる点だ。政治の至らざる点を表しているのではないのか。
毎回のように同じ事を言うのも気が引けるのだが、我が国の政府は我が国の外国人に対する無意味な好意的な扱いに付け込んで、我が国が食い物に出来ると見込んでやってきた連中を野放図に入国させて良いものかと疑問に感じている。太陽光発電のケーブルを盗んだ連中が逮捕されたと報じられていたが、東南アジアの某国人だった。テレビが報じた高級車の窃盗犯も同様。岸田内閣はこの事態を真剣に再検討願いたいのである。国民に負担を強いるようなインバウンド尊重政策を見直して貰いたい。

岸田政権にはかかる財源に依存しようとせずに、沈滞気味の我が国の製造業に「嘗ての勢いを取り戻せ」と大号令をかけて発憤させて欲しいのだ。製造業に依存する時代が終わったというのならば、我が国独自のGAFAM級の最新鋭の産業を振興させて欲しいのだ。観光収入に頼ろうなどというのでは、嘗ての発展する前の東南アジアの諸国の状態と変わらないのではないのか。奮起して欲しいのは政治ではなく産業界になってしまったのではないか。

参考資料:新宿区広報24年7月25日号


カマラ・ハリス副大統領が候補者になれば

2024-07-24 07:18:44 | コラム
アメリカの知識階級の意見を紹介しよう:

予想通りと言うか、懸念していた通りにバイデン大統領が撤退を表明されてからは、他にも取り上げようと計画していた材料があったにも拘わらず、中々そこまで到達できていない。私が誇りに思うことは「今回表現してきた内容は、マスコミやジャーナリストや専門とされる大学教授のような権威者が取材されるとか、情報源とはされない知識階層に属するビジネスパーソンたちである事」なのである。その辺りに注目して頂ければ幸甚である。

今回もまた、今やアメリカで数少なくなってしまった「物」を生産している大手メーカーの幹部社員からの昨日に続いて2度目の意見表明を取り上げようという企画である。

<引用開始
私もハリス副大統領はトランプ氏との討論会で彼の違法行為を追求する機会が来ることを待ち望んでいると推察している。しかしながら、私は仮にその機会が訪れて追求したとしても、トランプ氏の複数の支持層に影響を与えて変化させるまでには至らないのではと予測するし、かえって彼等の新たなるエネルギー源になりはしないかと懸念している。

私は「トランプ氏の支持層中の白人のナショナリスト(筆者注:愛国主義者または民族主義者)たちは既に女性が国政を司る地位に就きはしないかと怖れているだけではなく、その女性が白人ではないことも更なる悪材料になるのでは」と捉えている。それ故に、私は「我が国で未だにそういう感覚で物事を捉える傾向が残っているのは好ましくないし、彼等がそこから脱却することはあり得ないだろう」と見ている。

だが、私は「歓迎すべきはハリス氏が当選する為には少数民族の票の助けを借りる必要は無いだろう点だろう」と考えている。ハリス氏が必要とするのは「所謂スゥイング・ステートにおいて穏健で独自の信念で投票する有権者たちの信頼を獲得する事」であると思う。さらに、私はハリス氏が誰を副大統領候補に選ぶかが、スゥイング・ステートの何州を獲得できるかを左右すると確信している。この秋には興味津々な選挙戦が展開されることだろう。
<引用終わる

私はこのように彼の了解を取った上で彼個人と言うか知性派の意見を紹介している次第である。その意図は「アメリカ人たちは各自が自分の確固たる信念に基づく意見を持って行動するという例を示せれば良いのだが」と考えているところにある。彼等は他人がどのように考えているかなどは余り気にはしない。「自分は自分だ」と子供でも堂々と言う国なのだ。

故に上記の管理職の意見がアメリカの知識層の全ての考え方を代表してないと思うが、「アメリカとは」を考える時に大いに参考になると思う。共和党や民主党の幹部の一人を取材しても、それが党全体の意思の表明であるかのようには考えないことだと思っている。因みに、彼の一家では母親だけが昔から民主党支持だった。

7月23日 その2 トランプ氏は苦戦するのでは

2024-07-23 13:38:47 | コラム
アメリカでも既に「トランプ氏は苦戦するのでは」と言われているとか:

少し遅れてアメリカの某大企業の精鋭からも、バイデン大統領の撤退についての見解が寄せられた。興味深い点もあるので、以下に紹介してみようと思う。

>引用開始
今週はアメリカの政治にとっては中々刺激的な状況になった。私にとってはバイデン大統領の撤退は予想の範囲内の出来事であり、多くの人は歓迎ムードであると理解している。私は「大統領という地位であり職務はかくも激務であるので、バイデン氏には最早再度出馬して、その職務を遂行するだけのエネルギーが残っていなかったのだ」と推察している。これは驚くべき決定であり、非常に無欲だったことを示している

民主党がハリス氏を指名すべく選挙戦の態勢を練り直さねばならないことは、共和党にとっては幸運な出来事であるかのように見える。私はトランプ氏が元検事である女性からの挑戦にどのように対処していくかに大いなる興味も関心もある。大方の意見は「今や、トランプ氏にとってはバイデン大統領が相手の選挙戦よりも難しい展開になって行くだろう」となっている。
<引用終わる

彼の意見も、世論の動向も「トランプ氏は元検事のハリス氏が相手では競争が厳しくなっていくのでは」と見ているようなのだ。私は先ほども引用した「如何なる結果になるか見守っていこう」という意味の“It remains to be seen.“と言って終わる

民主党がトランプに勝つ方法

2024-07-23 06:40:11 | コラム
22日のPrime Newsで:

昨夜は日韓野球のチェンジに合間に、Prime Newsも見ていたという程度だった。ここでの主役は急に次期総理にと脚光を浴び始めた「コバホーク」こと小林鷹之だったが、バイデン大統領の撤退について意見を述べるべく、手嶋隆一(元NHK)が最初の所だけ出ていた。私が専門家ともなれば、面白い提案をするものだと感じた事があった。

それは「今からでも即はないから、バイデン大統領が辞任してカマラ・ハリス副大統領を大統領に昇格させること。これは撤退表明の時に言えば良かったのだが、11月まで未だ時間があるので、何とか間に合うかも知れない。カマラ・ハリスが大統領になっていれば(指名を受けていればか?)選挙戦は現職対元職に争いになって、現職の優位性が発揮されるかも知れない」というものだった。

些か奇を衒ったような発言ではないかとの感はあったが、専門家という方は一般人には思いも付かないだろう事を言い出すものだと、老いたる一般人は感心しながら聞いていた。ではあっても、昨日から色々と評論家や専門家たちが指摘されたことを聞き、ネット上で調べてみると、ハリス副大統領の政治手腕が賞賛されているようなことはついぞ見当たらず、これまでに聞かされて(報じられて)いた通りで評価は低かった。

また、別の番組では明治大学の海野教授は「来たるべきトランプ氏との討論会で元検事のハリス候補(?)がトランプ氏の訴追されている諸々の案件を追求すれば、シナリオが変わってくることもあるのでは」という意味の発言をされていた。海野教授は民主党支持だったような記憶があるが、我が国でもトランプ氏は知的な階層には受けていないのかと、ふと感じていた。何れにせよ、どのように展開するかは“It remains to be seen.“だと思うのだが。