新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

自由民主党の総裁選に一言

2024-08-16 07:12:37 | コラム
人気投票の如くにして良いのか:

岸田総理/総裁は「気兼ねせずに出たい者は出でよ」と言われたが、確かに当方は「我と思わん者は名乗り上げて欲しい」と言った。だが、出ると覚悟を決めた者は「単に箍が緩んでしまった自由民主党を立て直す為だけを視野に入れているだけであってはならない」のだと思う。「大事の前の小事」という辛く厳格な判断が出来る人物が望ましいのだと思う。

マスコミ報道では「やれ誰それは20名の推薦人集めがどうの」とか報道するが、国民の一人として彼等自由民主党の立候補見込み者に望む事は「先ず具体的に我が国に内外にこれでもかと迫ってきている課題と難題を如何に処理して、どのような国に再構築するかを明確にしてから」にして欲しいのである。斎藤健は手堅い官僚上がりの政治家だと見受けるが「周囲の声があったから考える」などと言う根拠は薄すぎないか。

私は「ただ単に総裁になって自動的に総理大臣になる事を最大の目的にしている者がいるのであれば、今回のみならず永遠に出馬を見送って欲しい」のである。出る以上は「国家百年の計までを明らかにする確固たる意欲とそれに足る識見を見せて欲しい」のだ。政治ジャーナリストの中には「裏金問題の決着/後始末をつけてから出るべきである」との説を称える人がいた。

それはそれ重要な課題だろうが、私は「世界第4の経済小国にまで弱体化してしまった我が国を元の状態に戻し、中国の台湾有事を含む覇権を目指す動き、ロシア・ウクライナ事変、中近東情勢の緊迫化等々我が国の安全を脅かす事案が増加した折から、内外の事案に確実且つ有効に対処する計画案の公表こそ優先されるべきだ」と言いたい。麻生さんと会食したとか、旧派閥と関係がどうした等々を優先していて良い時かということではないのか。

仏文学のTK博士は「答えが一つの試験で良い点数を取ることと、社会に出て有能で有為な人物になれるかということは別な事である」と明言している。明晰で豊富な知識を持つ頭脳を、如何にして現実の政界と経済界で活かしていけるかと言う事こそが重要なのではないのか。「あの人は面倒見が良い」とか「後輩につれない」という類いが評価の尺度である事に、私は疑問に感じている。

名経営者・社長と讃えられた人は屡々凡人には想像も出来ない凄い営業政策を打ち出すし、思いがけない人材を発掘して抜擢して大活躍させる。だが、時には冷酷無残な人事をして周囲の心胆を寒くさせてみせるものである。I,K,K,K,M,T,K,K,N,S、H等の噂されている各氏に何処までの断固たる決意があるのか、楽しみにして待っていよう。


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