新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月31日 その2 小池都知事の豊洲移転延期の記者会見

2016-08-31 15:26:26 | コラム
爽やかなな弁舌を感心して聞いた:

偶々付けっぱなしにしていたTBSのひるおび(恵の司会が鼻につくが)冒頭から中継し始めたので、この会見を聞いてしまった。延期だということと都知事の三大関心事の表明は良く解ったし、あれほど爽やか且つ巧みな話術で説明され、質問を巧妙にはぐらかされては何を聞かされたのかサッパリ解らないうちに終わってしまったと言っても良いかと思った。国会議員の経験が豊富だとは理解しているが、小池都知事は政治家であると同時になかなかのpolitician(策士とでも訳すか)だと思わせられた。

兎に角、要所要所で切り札の「都民ファースト」を巧みに引用しては質問の要点をはぐらかしているかに聞こえた答弁術などは、凡百の代議士などの及ぶところではあるまい。何故にオリンピック用道路の建設を後回しにしたかという理由を具体的に語ることを回避して、「都民ファースト」と「食の安全」で説明した辺りも見事な話術だったと思う。端倪すべからざる知事だと思わせてくれた。

私は裏を読もうと試みる癖が何時の間にか備わったので、小池都知事が繰り返し「~を精査して」などと言われた時には必ず何らかの金額か予算が絡んでいたと読んだ。例えば、豊洲の建築費が何故当初の予算から三倍にも膨れ上がった辺りは、プロジェクトチームであらためて調査すると強調された。私の読みでは「そこに利権があって云々」と言外に表明されたかったのであり、建築工事費とそれに絡んでいたかも知れない利権と談合(?)を疑っているのだと、何処かかの誰かに聞かせようとしておられるのかな、などとつい考えてしまった。

確かに、11月7日を延期すると700万円/日の経費が発生すると巷間伝えられているが、都知事はその経費の内訳も検討すべきだと言われていた。その点はフジテレビだったかで問い合わせていた移転賛成派の業者が「冷蔵庫を-600度に下げる為にはある程度の期間を要し豊洲では既に下がっているはずで、それを一旦延期に伴って切ってしまうと、またそこまで下げる為の猶予期間が必要であり、自社でも既に1,000万円を機材に投資したので延期は受け入れがたいと述べていた。

そこで初めて必要経費の内訳の一部が出てきたと聞こえた。これも都知事が指摘された「これまでの情報公開不足」の一部だろうか。記者からの質問には「かかる移転延期にとなって発生する経費を都が負担するのか」があったが、小池都知事は「それは都民ファースででもあるが、プロジェクトチームが如何に速やかに解明すべき点を解明するかにも懸かってくる」と巧みな国会で鍛えられた答弁で交わされた。

私は「都民ファースト」も大いに結構であると思うし、情報公開不足の解消を目指されるのも良しと思うし、築地が老朽化して危険ならば豊洲に移転させるのも良い考えだとは思うし、オリンピックも大事だとは考える。だが、そういう美名に隠れて(いや情報を公開せずして誰かが隠していたのか?)移転と新規開業の日時を決定し、建築工事費の予算の膨張を拱手傍観していた誰かがいたのだったならば、都民の一人としては肯んじがたいのだ。石原君以下の前任者たちは何をしていたのかなとも思ってしまう。


漸く青空が見えた

2016-08-31 08:16:43 | コラム
まさしく台風一過の朝だ:

この南向きのPC部屋から見えるのは青い空だけ。ここ2週間にもなっただろうか、不順な天候で室内に閉じ込められていて、することとがないというか、やりたいことが出来なかった事情があって、その時間を活かしてブログを1日に2度も3度も更新してきた。勿論、その間に悪天候をついて午前中にはジムには出かけてはいたが。

しかし、あれほど沢山のコラムを書き続けていてもタネが尽きる事態には立ち至らなかったが、それを探すか思い付くのには多少以上の苦労があった。だが、誰のお陰か知らないが天気も良くなってきたので、本日は当然ジムには出かける予定だ。だが、それ以外にはなくなりかけてしまったプリンタのインクを新宿駅西口のビックカメラに買いに行かねばならないし、年金の「生きています」という報告の葉書を投函する為に¥52の切手も買わねばなるまい。

長い導入部となったが、今日からブログの更新は一度で済ませてしまうようになるかも知れない。その為にも、昨夜から「易しい言葉で会話をする為」の材料のメモ書きを始めた。こういう材料は不思議なことにいざ寝ようとする時などに突如として浮かんでくるものだ。事実、昨夜も忘れない為にと起き上がって書き留めておいた。ここで書き記しては何にもならないかも知れないが、”jot it down”などというのが普通だ。

8月30日 その3 秋来ぬと目には定かに見えねども

2016-08-30 16:23:11 | コラム
また一天俄にかき曇り:

台風#10が関東地方を通過して折角昼過ぎに止んだ雨だったが、午後4時過ぎにここから見れば南の方角になる新宿駅の辺りの空が暗くなったかと思えば、また降り出した。しつこいものだ。10分ほどで止んだようだったが。

ベランダに出ていた家内が蝉の死骸と言うの何というのか、また蝉を数える単位は知らないがと、四体も転がっていたと言っていた。珍しいこともあるものだ。通常はこの高台にある新宿区のこのアパートの13階までは、先ず昆虫類は上がってこないし、蝉も見かけた記憶もない。だが、死に場所に我が家を選んだとは、矢張り夏も終わった兆しかと、妙なところで感じいっていた次第だ。

近頃の天気予報は良く当たるし、特に悪い方の予想は先ず外さない、繰り上がってくることはあっても。もう好い加減に悪天候から解放されたい。そして天気を気にしないでジムに行きたいものだと願っている。

8月30日 その2 英会話は易しい言葉で出来る

2016-08-30 10:14:36 | コラム
英会話の勉強法:

先日「易しい言葉だけで会話は可能」と言ったので、今回はその続編のつもりである。ここでも和文英訳方式にしてみる。

「出来るか出来ないか何とかやってみます」または「何とか試みてみます」:
解説)1976年頃だったか、本社から出張してきていた上司にそれは無理難題だなとしか思えない仕事を命じられた。そこで「何とかやってみます」というつもりで”I will try to see what I can do about it.”と言って決意のほどを示したつもりだった。だが、彼には不満足な言い方だったので「それでは、やり遂げるという決意の表明になっていない。どうしてもやり遂げますと言え。それは”I’ll be sure to get it done.”だ」と、言わば叱責された。私はこれを聞いて”I’ll try to get it done.”でも良くはないかと思った。

ここでご注目願いたいのが、巷間いわれている「get, have, makeを上手く使えばほとんどのことが言えてしまう」との説である。「やり遂げる」などは難しく考えれば”accomplish”などという単語が出てきそうだが、”get it (the job) done”で十分に言い表せるのだ。難しい言葉を使えば”I will do my utmost to accomplish the job you have just assigned.”などと言いたくなりそうだ。因みに、「達成する」か」「到達する」は”We will get there.”と言うようだ。

「お手数ですが、お願いします」:
解説)この言い方は色々とあると思う。例えば”Will you please do ~ for me?”でも良いだろう。”Can I ask you a favor of ~ing for me?”とも言えるだろうし、”can”の代わりに”May”にしても良いだろう。また”I’d like to ask you a favor of introducing me to your boss.”のような言い方もある。少し堅苦しい表現では”I’d hate to bother you but may I ask you to see me again, tomorrow?”のような言い方をした経験もあった。”Would you mind if I asked you ~?”というような言い方も出来る。

「何処から手をつけて良いか解らなかった」:
解説)これは事態がやや混乱していて、解決する為には何処から手をつければ良いのか不明だったという時に、同僚に”I could no find where to start with, since the situation was so complicated.”のように言われて「矢張り、アメリカ人は英語が上手いな」と感心した。”where to begin with”という言い方をした者もいた。「何処から」はチャンと”where”になっているところが憎い。

「彼はわざわざ手伝ってくれた」:
解説)これは易しい言葉だけだが、聞いた瞬間には何のことか良く解らなかった。即ち、”He went out of his way to help me.”だったのだから。”go out of one's way”で回り道をすることで、日本語にしたら「わざわざ」かと考えた次第だ。”way”には他にもこのような口語での使い道があって、ある時、本社の秘書さんが先客がテーブルの上に残していった書類を片付ける時に”I’ll put those papers out of your way for you.”と言ったのだった。「片付ける」を和英辞典で見てもこういう表現は出てこない。

予報では台風一過となっているが

2016-08-30 08:56:03 | コラム
私的な事情:

30日の午前8時30分。未だ雨は降っている。もう2週間もまともな晴天であった日がなかったように思える。先週末も降り込められて、運動不足になった気がする。土・日にジムに行けば良いじゃないかと言われそうだが、今年の1月に復帰した時には規約が変わっていて、シニアー会員は土・日・祝日は利用できないようになっていたのだ。昨年の今頃は胃腸薬の副作用で半年も続いた下痢の為に体重が45 kgにまで落ち込んでいたが、昨日は56 kg台に入るところまで目覚ましく増加して、心臓への過剰負担が気になるところまで来てしまった。

食事には注意して塩分を取り過ぎないように心がけているし、炭水化物にも気を付けているのだが、ここ2週間ほどのように天候が不順となり暑い日が続けばついつい外出を控えて動かないのだ。ジムには今月は昨日までに13回、即ち、ほぼ2日に一度は出かけて来たのだが、無情にも体重は増え続けてしまった。ボクシングの経験がある女性トレーナーが言うには「体力が回復して栄養分を吸収しやすくなっているので、それなりに結構なことだと思う。だが、食事の内容には注意されたい。運動量は現状で十分だろう」とのことだった。

確かに、一般論でも「夏になれば暑さの為に動きが鈍って体重が増加傾向となり、秋が来て動きやすくなれば体重も減少するようになる」となっているように、私はこれまでの人生で大病をした時を除いては「夏に肥って冬には痩せる」を繰り返してきた。そうである以上、この猛暑に抵抗して敢えて外出することを控え、週に3~4回程度のジム通いを続け、食事に気を付けて行くしかないかと思っている今日この頃だ。だが、本日は仮に午後には台風一過となってもジムは定休日なのだ。