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新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

だから言ったじゃないか

2025-05-17 07:49:00 | コラム
野放図に外国人の入国・定住を許すな:

この事は実際に制限しようとすることが極めて困難であると百も承知していながら、当欄で繰り返して主張し、その災害というか実害を指摘してきた。言わんとするところは「我が国に観光ヴィザなどで入国してくる手合いには、自国で食い詰めた挙げ句の果てに外国人に対する規制が甘いことに付け込んでくるのだから規制する方法を考えるべき時期はとっくに過ぎでいるが、better late than neverだ」なのである。

見境なく外国人の入国を許し居住されてしまった事の為に発生した典型的な悪い例が、先日の埼玉県三郷市で発生した小学校の児童4人のひき逃げ事件だろう。この高価なSUVタイプとやら言われている2人組の外国人が乗っていた車はRANGE ROVER DEFENDERと言う中古でも1,000万円の高額車だった。UKからの輸入車であるそうだ。

報道によれば、運転者は現場で小学生に謝ってから走り去ったとあったが、それでは我が国の道交法違反だろう。今回はテレビが珍しく逃げた車のナンバープレートもモザイク処理せずに映し出していながら、運転の2名の顔は処理していたのは奇怪だった。ここで余計なことと承知で言うがmosaic processing(モザイク処理))という英語はあるが、pixelizationの方が一般的なのである。口語体では“electronically blurred“のようにいう事もある。

このニュースをテレビの画面で見て「川口ナンバー」だったので、即座に思い浮かんだことがあったが、恐らくあの人種を特定して疑ったのは私だけではあるまいと思う。しかも、ナンバーが明らかだった以上、我が国の警察が車の所有者も運転していた人物の特定は出来ていたと思った。だが、テレビのニュースは曖昧なままで報道し続けていた。

漸く今朝になって中国人が同乗していたと報じ始めて、高価な車の所有車が運転していた模様であり、未でも逃走中というのもおかしいと思う。「逃走中」という用語が警察かテレビのものか知らないが、その中国人と思しき者は「走って逃げる為」には車を放置しているのだから「行方知れず」と言うべきかと思う。

何れにせよ、この件に関連した中国人たちの勤務先(?)の経営者の話では「中国人たちは車の免許を持っていない」というではないか。それにも拘わらず高価なSUV車を無免許で乗り回し、尚且つ児童を傷付けた上で処置せずに逃げたとあれば、二重三重の犯罪である。「だから言ったじゃないか」であって、無制限に規制もせずに入れるから、不届き者がこういう事故であり事件を起こすのだ。

観光立国だの貴重な財源であるなどとの言い訳も解らないでもない。そこでGAGAMに倣えとまでは言わないが、新規の産業も興せず、GDPでは世界の3位から5位にまでも転落しそうな状態ともなれば、インバウンド様を頼りにせざるを得ないとは、情けない思いで落胆させられるのだ。

昨日も湯治先から帰って新大久保駅周辺に群がってトローリーケースを引きずっている一見インバウンド風の連中の風体を見れば、彼等が8兆円だったか9兆円の財源に寄与するとは到底考えられないのだ。簡単に締めてしまえば「政・官・経(財)の奮起を促したい」のである。特に石破・赤沢のタッグティーム(これが正しい「タッグ」の言い方だ)には「関税王・トランプに負けないで」と激励したい。

アメリカ合衆国第47代大統領ドナルド・トランプ氏の考察

2025-05-14 08:10:09 | コラム
全てを知り尽くしているのか、あるいは不勉強で無知なのか:

20年以上もの間、アメリカの大手メーカーの社員として全力で日本向けの輸出に励んできた者として、後難を怖れることなく言うべきだと信じている事柄を述べていこう。

前任期中には“Mr. Unpredictable”とまで揶揄されたトランプ大統領の頭の中に何が描かれているかを読んで見たいものだと何度も思わせられた。トランプ大統領が後から後から打ち出してきた常人の予想を許さなかったMAGAを目指す、斬新というか奇妙なのか不詳な政策は、良く見ればただひたすら貿易赤字を解消し、アメリカに製造業を取り戻し、job(雇用ではない)を増加させる為の手法でしかなかったと解る。

但し、それらの政策を実行段階に持っていく過程で、言わずもがなの迷論・珍論を堂々とまくし立ててしまうので、「果たしてトランプ氏は何もかもご承知でありながら知らんふりで、斬新すぎる政策を強硬に推進しているのか、何も勉強していなかったし、国際市場に参入した経験がなかったのだから、気軽に従来の慣行や通念から外れた政策を実行しているのか」が不明なのである。

今回の世界中の政治・経済・外交・文化を混乱状態に陥れたtariff作戦などは、輸出入の仕事を経験せず、世界には異文化の国が無数にあるとは知らなかったから、打ち出せたのだろうと見ている。

主たる目的がダンピング防止とその害毒を無くす為に賦課していたimport dutyを「駆け引きの材料」(これをトランプ氏に阿って「dealの名手」などと表現するマスコミにはウンザリだが)に使って屈服させようという斬新な手を打ってきた辺りは「もしかすると天才?」と思わせるものもあった。

トランプ大統領の政策にはここから先でも読み切れない点がある。それは、一部の専門家やマスコミが指摘する「アメリカ国内の物価上昇」、「株価の下落」、「アメリカ国債の売り」等の現象と、中国を筆頭にする(のか?)相互関税に対する強硬な反撃などは充分に予測して取りかかるべきだったはずだ。彼には「俺様が言い出せば世界中は恐れ慄いて屈服する」と見込んでいたのではなかろうかと疑っている。

中国に対して145%の関税をかけると知ったときに思い浮かんだ言葉が“prohibitive”即ち「禁止する為の税金」であり「中国からは輸入しないという意思表示」と解釈するのが一般的。この手法は何も共和党の大統領が開祖ではなく、1998年にクリントン大統領が120%の関税で中国やインドネシア等からの印刷紙の締め出し(実際に輸出は諦められた)に使った手段だった。

専門家やジャーナリストは、ここまでの流れをトランプ大統領の「焦り」と表現したが、当方には「困っている事」もありはしないかと見えるのだ。既に昨日「恥をかきました」と反省したように、ベセント財務長官とグリアUSTR代表はジュネーブまで出向いて何立峰副首相との2日間の会談で115%引き下げとは、事前に大統領の了解の下に折り合いを付けたのだろうと本気で疑っている。

だからと言って、我が国との交渉で「困った振り」を見せることに、私は希望が持てないと思っている。それは、今日までの経緯と歴史を学んでいな大統領は、日本車がアメリカ国内で無数に走っているのは日本が悪いのだから、それを叩くことがUAW等を中心にした彼の支持層である労働者階層を保護することに繋がるからである。

私は「トランプ大統領は我が国がアメリカからの輸入が少ないことを非難するのも非常識である」と断じてきた。アメリカは基本的に輸出に依存する産業構造ではない内需依存だし、ロッキー山脈の西側にはこれという大型の産業がなく輸入に依存し、輸出する以外に生きる道がないことを認識できていないと見ている。いや、知らんふりかも。

第一に、赤沢亮正大臣の3回目の交渉に米や大豆はトウモロコシの輸入増がdealの材料になるとマスコミは言うが、これでは農産品を売ろうという植民地の如きではないか。現に、輸出依存の西海岸の主な輸出品目が紙パルプ、木材製品、飼料用干し草、フレンチフライ用に加工されたジャガイモだったのだ。尤も、ボーイング社の飛行機が王座にあったが、現在はフランスのエアバスに取って代わられた。

トランプ大統領がここまでの事情と現状を知り尽くした上で、dealしようと迫るのならば納得できる。だが、彼の今日までの言動を見聞きしていると、「果たして何もかもご承知か?ご承知ではないのでは」という疑いが消えない辺りに何時も困惑させられている。

それ以上に問題だと指摘したことがある。それは「貿易赤字は他国がアメリカを貪ってきた為だ」と言い募る姿勢だ。輸入依存(サプライチェーン)依存の構造にしたのはアメリカ自身だ。20年以上アメリカ合衆国の会社員として対日輸出に励んできた者としては、孫子は「敵を知り己を知れば百戦危うからず」と言ったとお教えしたくなるのだ。

再びトランプ政権との相互関税交渉について

2025-05-13 07:13:15 | コラム
自らの不明を恥じることになったが:

読売新聞オンラインの表現を借りれば「米中両国は12日、スイス・ジュネーブで行った貿易協議で追加関税を90日間、相互に115%引き下げる共同声明を発表した。米国は中国に対する関税率を145%から30%に、中国は米国に対する関税率を125%から10%に引き下げる」となった。

「不明を恥じた」と言う訳は、昨日中間報告が「確かな進展」という程度では「思うように進まなかったことなのだろう」と勝手に解釈し手取り上げたから。何立峰副首相が習近平国家主席から「折り合っても宜しい」と権限を委譲されてきたとは思えない。この点はベセント氏もグリアUSTR代表も同じだと思うが」と述べたばかりだったからだ。見事なほどの読み違いで、アパート住まいでは穴を掘って隠れたい庭もないのだ。

昨12日は60年来の紙流通業界の仲間(業界用語で同業者のこと)と、何年振りかで旧交を温めて語り合って気分良く帰ってきて、テレビのニュースでこの両国の合意の件が流されていたのを聞いた。一瞬、何のことか解りかねたほど、トランプ大統領独特の「予想も予測も許さない手の打ち方」に呆然とさせられた。トランプ氏はつい先日SNSで「対中国の関税は80%が適切」と公表したばかりだったから。

それのみならず、当方は「トランプ大統領が強かな習近平国家主席と中国の巧妙な戦略の罠に嵌められるのではないか」と案じるのではなく、そうなった場合の方が我が国にとって次回の交渉が有利に運ぶのではないかとすら考えていた。また、一部の報道では「トランプ政権は焦っている」とまで指摘していたのだった。

産経新聞の田村秀男氏は「それでも米中関係の雪解けが一挙に進むとは考えにくい。トランプ氏は対中国関税は80%が適切と言っており、高関税に固執するからだ」と指摘した。私は90日間という辺りが微妙だし、何立峰副首相はジュネーブでも「中国は何かあれば飽くまで戦っていく」と述べたことを注視している。これを聞けば今回の「合意の引き下げ」は暫定的な措置で、本当の交渉はこれからだと聞こえた。

私は2010年と2011年に何年振りかでカリフォルニア州に滞在して「アメリカ合衆国の中国からの輸入は何も工業製品のみならず、ファッションデイストリクトでの非耐久消費財である衣料雑貨類への依存度の異常とも言える高さを目の当たりにしていたので、145%と言う常識的には「市場閉鎖」の意思表示に他ならない関税を課したままでは、アメリカの市場の大混乱は避けられまいと見ていた。

また、2010年1月にアメリカ全土で投資ファンドを運営して成功しているL氏が、短く「アメリカと中国の関係が経済的に安定している限り、日本の経済も景気も心配はないだろう」と表現したことをあらためて思いだした。145%対125%の争いに至るまでの間に、貿易赤字削減とアメリカ製造業の復興を目指すトランプ氏の政策で、我が国の経済には既に危機が訪れ兆候が現れ始めているのだから。

対中国ではまたしても90日を設定した。我が国では90日の半分ほどが経過していないか。赤沢大臣も月うちに3度目の交渉に赴かれるそうだ。その交渉に中国との暫定的合意がどのように影響するのかの予測は諦める。だが、アメリカの貿易赤字の中では8か9番目の程度である同盟国の我が国に対して「自動車、自動車」と目の敵にするのは不当だし、我が国の景気を悪化させる関税の撤回を促して欲しい。

念の為に付記しておくと「アメリカ国内に日本ブランドの車が欧州車と共に夥しい数で走っている事実と、我が国のアメリカ車の輸入が少ないことは、アメリカ合衆国の産業界の至らざる事が原因であり、我が国の責任ではない」と断言できるのである。自分たちの至らなさを他国の所為だというのは無責任極まりない。20年以上もアメリカ大手の製造業の会社で対日輸出を担当したから後難を怖れずに言うのだ。

トランプ大統領の相互関税政策について

2025-05-12 08:29:03 | コラム
トランプ大統領は何故貿易赤字解消に執着するのかな:

トランプ政権はUKとの話し合いを決着させ、遂に最大の交渉相手の中国との話し合いを国外で開始した。中間報告が「確かな進展」という程度では「思うように進まなかったこと」なのだろうと勝手に解釈した。中国の何立峰副首相が習近平国家主席から「折り合っても宜しい」と権限を委譲されてきたとは思えない。この点はベセント氏もグリアUSTR代表も同じだと思うが。

この交渉はさておき、トランプ大統領が前任期中からも、また彼以前の大統領(複数のsを付けて良いと思うが)も貿易赤字解消に固執していた。この手法には違和感がある。即ち、アメリカの赤字は確かに約190兆円の規模ではあるが、貿易外収支の黒字は黒字であるし、我が国に進出しているGAFAM、McDonald、Coca Cola、その他諸々が挙げている収入で充分に貪っているのだから。

その上に「関税を負担するのが嫌だったならば、アメリカに来て作れ」とトヨタ自動車に向かって言ったのは「本当に実態を知らないのか、知った上で敢えて言っているのか」と、某大学教授と何度も嘆き合ったほど、理解が困難な姿勢なのである。トランプ大統領とその側近は下記の事実を踏まえているのだろうか。

>トヨタはアメリカで企業内組合を組織して労使協議をしており、業界別組合のUAWには加盟していない。 ただ北米はトヨタにとって世界販売台数の3割弱を占める重要市場だ。 販売台数はGMに次いで2位につけ、現地での生産が競争力につながっている。

トランプ政権は「車の品質には上部団体であるUAWに加盟していないことが良い貢献をしている」と承知しているのだろうかと指摘したくなる。トランプ大統領の施政方針は飽くまでもアメリカ国内に製造業を取り戻し、jobを増やして彼の「労働者階層を中核に置く岩盤の支持層に歓迎される手を打つこと」に余りに重点志向しすぎているとしか見えない。彼等に「貿易外収支の黒字」などと言っても解るまいが。

トランプ大統領はアメリカの製造業が国際市場で競争能力を失って空洞化の原因となり、そこに安価で高質な労働力があるアジアその他の諸国からの輸入依存になって実態と経緯を、今からでも良いから振り返ってみる必要があると思う。それをご存じでないからreciprocal tariffs等と言い出せるのだと疑っている。国内生産を増やせた後に何が得られるのだろうか。

しかし、これまでに当方だけではなく、多くの専門家が「何も自動車だけに限らず、これから新規に工場を建設して稼働を開始するのはトランプ大統領の現在の任期中には無理では」と指摘している。だから、「第48代大統領就任を目指している」と悪い冗談を言ったり取り消したりするのかも知れない。こういうやり方は「大衆迎合」じゃなかった「労働者階層迎合」ではないかと思えてならない。

本日はMLBの話を

2025-05-11 07:20:28 | コラム
佐々木朗希悲観論と大谷翔平への期待感:

今朝は4時に起きて「薄暗いな」と感じて外を見れば霧が深く立ちこめて、歌舞伎町の東急のタワーどころか隣の棟までが霞んでいた。珍しい現象かと思った。6時を過ぎても未だ立ちこめていた。そこで思い出したのだが、何年か前だったか、シアトル空港が深い霧の為に機能を停止して多くの乗客が動けなくなったことがあった。

その一人が公衆電話で“I am on a pay phone and am fogged out.“と叫んでいた。これで「公衆電話からかけているが、霧で閉じ込められた」と言っていたのだが、「閉じ込められた」のならばfogged inじゃないかと思った。英語っておかしなもので、「霧が晴れる」は“fog was burned off“のように言うようだ。昨日の佐々木朗希のピッチングを見ていると、彼の近い将来も「深い霧の中か?」と見えた。

当方は佐々木朗希の前回だったか前々回の出来を見て「俺なら即刻二軍(MLBならマイナーリーグか)に落とす」と指摘してあった。あの細すぎる体格、球速、球種とコントロールではMLBには通用しないと見たからだ。だが、ロバーツ監督が我慢強く使い続けていたのは、投手陣に故障者が多い事と、首位を走っている余裕からかと見ていた。

昨日のアリゾナ・ダイアモンドバックス戦に中5日で先発したのだが、解説の岡島秀樹は4シーム(現在は速球のことを言うらしい)で空振りが取れない状態で中5日では・・・」と解説者としては珍しくハッキリと問題な点を指摘していた。果たせるかな、1回の裏に見事なホームランを2本も打たれてしまった。「だから言って置いたじゃないか」だし、岡島は「だから言ったじゃないか」と嘆いていたと思う。

冷静なる評論家は言うが「とても正視に耐える出来ではなかったし、ロバーツ監督の温情(なのかも?)を見事に裏切っていた。4回までに3点を取られて5回の先頭打者に四球を出したところで、遅まきながら監督が出てきて交替させた。「未だMLBで使える領域には達していない」のは明らかだった。速球に伸びがないし、所謂シュート回転ばかりで抑えが効いておらず、スプリットは落ちないのだから。

Dodgersは胸にスペイン語の「蛇」の意味のSerpienteと記したユニフォームは着ているDiamondbacks(ガラガラヘビ)から8点を取って佐々木朗希を「敗戦投手」から解放したが、救援に出た投手の出来た酷く、雨あられの如くにホームランを浴びて11対11の乱打戦となった。それに決着を付けたのが9回表の大谷のホームラン。

そこまでに低目の変化球で2三振だった大谷に対して、3―2となってしまった蛇軍のピッチャーが、低目だったが4シームを投げて大ホームランを打たれた。ここで大谷が打って試合を決めれば「流石だが」と思っていたが、あの投手は勝負せざるを得なかったのだった。興奮はしないが「凄いものを見た」と喜ばせて貰えた。

この試合でDodgersとSerpienteと併せて5本か6本だったかのホームランが出た。ダイアモンドバックスの方のホームランを見ていると、北と南アメリカ系の打者たちは物凄い身体能力の中でも特に優れていると見える腕力を目一杯に活かした力(カタカナ語で「パワー」としているのはほぼ誤用だが)で遠くまで飛ばしていると見た。凄い「力感」だと感心した。

一方の大谷君を見ていると「頬を膨らませて、鍛え上げた体を弓なりに反らした上で、芸術的だと言いたくなるような目にも止まらない速さの綺麗なスゥイングでバットを振り抜いているのだ。決して腕力で打っているのではないと解る美しさだ。よくあの次元まで鍛え上げたものだと感心させられる。要するに「身体能力と体幹の違いを訓練(トレーニングと練習)で鍛え上げて補ったのだろうと思う。「偉い!」

昨日の大谷のホームランと2本の二塁打を見ていて「今後あの大谷の領域まで身体能力を鍛え上げることができる日本人の野球選手が出てくるのかな」と痛感した。大谷に近い身体能力の持ち主は出てくるかもしれない。だが、あそこまで徹底した節制をして、自己を鍛え上げる練習が出来るのか、それに耐えられるのかと思わざるを得ない。

その大谷でも未だ低目の変化球には対応できていない。だから、昨日もカウントを有利に追い込んだ(ahead of the countと言う)投手は、低目の変化球で大谷から連続で三振を取って見せた。何時の日か、大谷がこれを克服すれば100本のホームランだって可能になるかもしれない。でも、今季後半には投手業もやるようだから、それは無理な希望かも。