新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

2月28日 その2 Englishではこう言うのだ

2017-02-28 16:37:01 | コラム
知っていそうで知らない表現:

“I am so glad you made it.”
解説)“make it”は「~を作る」ことではない。「来る」とか「出席する」という意味でも使える。従って「良く来て下さいました」でもあれば、「良くここまで来られましたね」と言いたくても使われるようだ。“make”という単語は“have”や“get”と共に、熟語として上手く使えば多くの表現が出来るのだ。

“We made our mind up to make up for the huge loss during the last fiscal year.”

解説)“make”が2回出てきたが、最初の方は「決意した」であり、後は「埋め合わせる」という意味である。故に「昨会計年度で出した巨額の損失を埋め合わせると決めた」という意味になる。“make-up“は「化粧」の意味だが、“make up”はトランプ大統領がマスコミを批判する際に言われる「でっち上げ」の意味があるので怖い。

“They are pretending to be good people. But, it is just a make-believe.”
解説)これまた“make”の応用編である。ここでは“make-believe”は「見せかけ」を意味するので「彼らは良い人のような振りをしている。だが、それは見せかけだけ」なのだ。“pretend”もOxfordには“to behave in a particular way, in order to make other people believe ~ that is not true"となっているのも面白い。ジーニアス英和には“a world of make-believe”で「空想の世界」という例文が出ている。

“Don’t depend on me. You’d better try to do it all by yourself.”
解説)「俺に依存するな。自分一人でやるようにしなさい」とでも言えば良いか。ここで、“make”から“depend”に変わったが、“rely”を使っても通じるような気もする。例えば“I don’t think Japan relies on imported automobiles.”のように「日本は輸入自動車に依存しているとは思わない」となる。

“He is a very dependable person for this kind of difficult negotiation.”
解説)「かれはこのような難しい交渉事では頼りになる人物だ」とでも言えば良いか。“depend”に“able”を付けると「信頼できる」という意味になった。似たような例で“We need to reduce dependence on imported oil.”とすれば「輸入の石油への依存度を低くする必要がある」というのもある。

“May I ask you if you have any dependents?”
解説)「貴方には扶養家族の方はおられますか」という意味だが、ここでは“ent”または“ant”が付くと「扶養家族」の意味に使えるのだ。実は、英語で話す時に注意すべき事柄として「個人的な質問をしてはならない」と言ってきたが、この質問は極めて個人的な事柄だ。しかし、“dependent”を採り上げたくて、無理矢理にこういう例文を作ってしまった。現実の会話では真似をされないようにお願いしたい。


グローバル化の時代がもたらす恐怖

2017-02-28 11:21:45 | コラム
中国とは異なる恐ろしさが見えるDPRK:

言うまでもないが、DPRKとは朝鮮民主主義人民共和国のことである。私はこれまでに何度か「国家総動員法」などを採り上げて我が国の属国化を企んでいると聞かされた中華人民共和国(中国)の怖さを論じてきた。それは尖閣諸島や沖縄を奪おうとするだけのような小規模な狙いではないという意味だ。その点は、南シナ海に展開する中国の行動を見れば自明の理かも知れない。

だが、この度DPRKがマレーシアで起こした(のだろう)金正男氏の暗殺を期に、その手法の詳細を事細かに推論をも交えて報道されるのを見れば、かの国今日までに世界中で犯してきた拉致やテロ等の国家ぐるみの犯罪に思いを致す時、そのゾッとするような恐ろしさと言うか怖さがあらためて解ってきた。それは一寸考えただけでも、我が国の何処かに彼らの工作員が数多く潜んでいても不思議はないのではないかと言う怖さである。

しかも、マレーシアで彼らが起こした(犯した?)金正男氏の暗殺には、VXという地上最悪の化学物質まで持ち込んだのか現地で合成したのかも不明な物を使っていたのだ。しかもその暗殺行為の実行には、言葉巧みにマレーシア以外の東南アジアの複数の国の女性まで使っていた辺りの手法の巧みさと狡猾さには、寧ろ呆れ返っている状態だ。

彼らは既に我が国に何処からともなく侵入したか、居住していたかの工作員を使って大量の日本人を拉致しただけではなく、僅か数名を返してきただけだ。これなども、とんでもない主権侵害の犯罪行為だが、マレーシアには外交官特権を使った工作員までを利用していた形跡がある。これは恐るべきことで、我が国には容貌だけでは見分けがつかない韓国やDPRK中国の者など幾らでもいるではないか。しかも、現在の我が国では「観光客歓迎」が国を挙げての政策である。

私は何度も新宿区内に50校以上もあると聞く日本語学校に通う無数の東洋人たちの中には、何処かの国の多くの工作員が混じっているのではないかと言ってきた。その工作員たちが今のところでは、具体的に何らかの行動を開始したという目に見える形跡はなかったが、中国には国家総動員法があるし、DPRKにも無形の恐怖があるような気がしてならない。

アメリカのトランプ大統領のようにイスラム教国と教徒に対してあからさまに外国人を閉め出すような法的な規制など、我が国で出来る訳がないと思うし、そういうことまでする具体的な理由もないし、または出来る法的な根拠もない。しかし、マスコミなどが有り難がる国際化やグローバル化が進む一方の現代では、その負の面を十分に考えて臨まねばならない時が来たのではないかと、ここまでで余り上手く表現出来なかったが、独り密かに憂いている今日この頃である。


スポーツ談義

2017-02-27 07:48:11 | コラム
偶にはスポーツも語ろう:

東京マラソン:
予想通りの結果に終わったので、余り感想もないし論評の余地はない。26日は体調も整わずボーッとして過ごしていたので、見るともなく日テレの中継を見ていた。走り出して間もなく先頭集団が全員アフリカ系だったのも予想通りだった。箱根駅伝の中継放送をやっている日テレでは批判しようもないのだろうが、箱根駅伝上がりの有力だったはずの走者が何れも35 km辺りを過ぎると失速してしまうのは、私が長年批判してきた20 kmしか走れない走者の育成に努めてきた駅伝に注力してきた輝かしくない成果である。設楽某と服部勇馬だったかが悪い(良い?)例だ。

次に毎度のことだが情けないのが「日本人1位」という立派な?成績だ。これは貶して言っているのではなく、よくぞ世界水準の強豪にあそこまでついて行ったと精一杯褒めて上げているのだ。だが、そうだからといって世界的な大会に日本代表として派遣するのは全く奇妙なことだと言いたいのだ。あの程度の走者が世界的な大会でまかり間違っても勝てることなど考えられない。参加することに意義があるだけが意義ならば行かせれば良いかも知れないが、ここでは「駅伝ばやり」を傾向を見直すべき時期ではないのか。「該当者なし」という勇気を出して、指導者の意識改革にでも着手したらどうだ。

何とも情けなかったのはその指導者の一員であるはずの瀬古が、アナウンサーに乗せられて「キプサングが2時間3分台が出そう」だの何のと嬉しそうに騒いでいたことだった。彼自身は我が国のマラソン走者を育てる係のはずなのに、自らの頼りない業績を反省する言葉もなく、外国人が良い記録を出しそうなことを喜んでいて何になる。日本人1位だった井上だったかも標準記録とやらに達していなかったのだ。笑う前に情けなかった。

余談になるかも知れないが、この行事を定着させ世界的にも有名になったのは、数少ない石原元東京都知事の業績のうちだと評価する声があるのだ。

侍ジャパン:
野球のことだ。私は日本代表を率いる小久保監督なる者を全く評価していない。従って、来るWBCの大会での、この誰が好き好んでつけたか知らないが「侍」等という時代感覚に乏しい渾名(愛称)をつけられてしまった我が国代表には期待していない。小久保が駄目監督なのは既に先頃韓国に負けた辺りで酷評して置いたし、野村克也氏も「その任にあらず。何で俺じゃないのか」と決めつけていた。

あの選りに選って韓国に負けた際にも、あれほど不安定だと解りきっていた松井裕樹を締め括りに出して大失敗してしまったにも拘わらず、また今回のメンバーにも選び、あのソフトバンクとの練習試合に出してまたぞろ失敗していた。それだけではなく、3~5番に置いた打者を試合途中で代える愚挙までやってのけた。試したかったとでも言い訳する気かも知れないが、昨年の実績があるから選んだのだろうから、それでは世迷い言だ。

MLBに行っている者の中で青木一人しか呼べなかったのも、監督乃至は連盟の大失態だろう。そうでなければ、アメリカに出て行く者たちに「契約する際に、WBC代表に呼ばれた場合には球団に拘束されない」という条項を入れることくらいの知恵をつけておけと指導すべきだった。呼ばれるかどうか解らないという問題ではなく、契約とはそういうものだと心得ておくべきだ。誰がかって、小久保監督様もだ。

3月8日から始まる試合では監督以下が私の予測を裏切る活躍を見せて欲しいものだ。余談だが、kazk様はご不満かも知れないが、サッカーもラグビーもほとんど見ることなく過ごしてしまった。反省。


国内外の情勢と動向

2017-02-26 14:41:00 | コラム
四の五の言わずに国内外の情勢を見守っていこう:

(1)先ずは国内:
一寸気懸かりなのが民進党がここを先途と安倍政権を攻めまくっている森友学園の国有地払い下げ云々の件だ。単なる閃きで何らの具体的根拠もないが、内閣も財務省も国交省も処理を誤ると安倍内閣の命取りになりかねないと、気になってしようがないのだ。まさかとは思うが、テレビ中継だけの官僚の答弁を聞いた限りでは隙だらけに見えて、民進党如きに一層つけ込まれるのではないかと思ってしまう。杞憂に終わって欲しい。

稲田防衛大臣の南スーダンのPKO派遣にしても、答弁が拙劣すぎてこれまた気懸かりである。そこに面白そうな所だけを切り取ってテレビ中継する各局の手法も手伝って余程上手く処理しないことには、稲田大臣の交替だけで済めば良いのだがと思わせてくれる。民進党は例によって例の如くに安倍政権を攻めまくるが、彼らが本気でもう一度政権の座につく気だとは現時点ではとても考えられない。ではあっても、揚げ足取りで攻めまくるのが彼らの唯一の手法である以上、まだまだやり続けるだろう。時間の浪費で終わって欲しい案件だ。

(2)アメリカ:
さて、トランプ大統領だ。私は当分の間は彼の形振り構わぬとしか見えない強い意志の下に「アメリカファースト」と「アメリカを再び偉大な国に」政治が如何なる成果を国の内外で挙げるかを見守っていくことにした方が無難かと考えるようになった。何れにせよ、ここで私如きが如何なる論評をしようと、何かが変わる訳がなく、トランプ大統領は己の信じる政策を打って行かれるのだろうから、その結果が明らかになるまで待っているべきだと思った次第だ。未だ就任後に1ヶ月と数日しか経っていないのだ。CNNとNew York Timesが結果を伝えてくれるのをまとう。

(3)金正男暗殺事件:
この件ではマレーシアと北朝鮮の関係は予断を許さないなどという状況ではなく、一体全体何が真相で、誰が伝えることが本当で、何が“fake”かが全く解らなくなってきた。即ち、金正男氏は本当は亡くなっていないとか、彼には影武者がいてあの空港に現れたのが本人だったかは不明だとか、空港で彼に飛びついて逮捕された女性2人が替え玉だったとか、北朝鮮の工作員は彼が離陸後に亡くなるように計画していたが、手順を誤っていたとか、余りに色々な情報が錯綜し氾濫しているのだ。

ただ、北朝鮮は自分たちがやったことだと認めることは到底あり得ないので、ここまでこじれてきた状況をマレーシア政府が如何に処理していくかは非常に難しい政治・外交・軍事等が複雑に絡んだ判断になってくのではないかと言う気がする。我が国のテレビ局がまるで彼らが芸能ネタを扱うように連日連夜採り上げるべきような案件ではあるまいと思う。中国とマレーシア、中国と北朝鮮、南北朝鮮等の関係がどのように変化するかをジッと見守っていなければならない微妙なことだと思う。

(4)私的な事情:
最後に私事だが、24日に新たに処方された前立腺対応の薬が説明書に記載されていた通りの副作用を起こして、昨日から眠くて体がだるくて仕方がない。昼間はボンヤリとしているのだ。本日も漸く気を取り直してPCに向かった次第だ。体調の推移を慎重に見守って、もしも耐えられない状態にでもなれば、主治医か掛かりつけのSクリニックのS医師に訴えに行かねばなるまいかという状態。兎に角眠い。

2月25日 その2 良くそのお歳で

2017-02-25 09:17:25 | コラム
自慢話ではありません:

24日は国際医療研究センター病院の泌尿器科に20日の前立腺のMRIの結果を伺いに行った。結果というか結論はグレーよりも白に寄った判定で、4月半ばまで新しい薬を服用して様子を見ようとなった。と言うか「PSAの数値が下がるかどうかを見よう」ということ。

そこで、私の病気の記録を電子カルテで仔細に見られたT医師は「これだけ心筋梗塞と心不全、7本ものstent、皮膚ガン切除、胃腸薬の副作用による長期の下痢等々の病気を続けられ、尚且つ元気に歩いて診察室に入ってこられて、その年齢の高齢者であることだけも・・・」と言われた。私は素直に、単純に褒めて頂いたのだと解釈することにした。今回はそれらに加えて、MRIまで使って検査するほどPSAの数値が高かったのだということ。

実はカルテには載っていないが、1985年10月にはアメリカで自動車事故の被害者になって頸椎を損傷し、肋骨を折られて自律神経失調症に半年も苦しめられ入退院を繰り返していたという病歴もある。しかし、苦しんでいる間でも「必ず復帰できる」と気楽に考えていた無神経振りだった。

それでT先生と暫く語り合ったのだが、確かに旧制中学から72歳まで、途中抜けた期間があってもサッカーを続け、今でもジムに通って筋肉を鍛えるというと偉そうだが、衰えないように努めたことは貢献しただろうと言われた。また、20年ほど前に解熱剤の服用を誤って治療中の歯を抜かざるを得なくなり、ブリッジの歯は入っているが、残る歯は全部自前であることも助けになっているだろうとも言われた。

自分で言うのもおかしいのだが、多くの先生方に助けて頂いたのは間違いなく、自分でも何故今でも動けるのかが解らなくなる時がある。だが、何時4度目の心筋梗塞に襲われるかと、正直に言って毎日毎日ハラハラして過ごしている。