新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

10月30日の出来事

2017-10-31 07:38:33 | コラム
木枯らし1号に吹かれて:

先ずは31日のことから。朝5時のこのコンクリート住宅内の温度は21度台。これでは外はさぞかし立派に冬の寒さだろうと思わせてくれた。

木枯らし1号:
そこで30日だったが、午前10時に検査を終えて国際医療研究センター病院(NCGM)から大久保通りの北の方角にあるバス停に向かったが、木枯らし1号とやらの強風で思うように進めなかった。バス停には風防ガラスが備え付けてあるのだが、北側にあるので何の風除けにもならず、吹きさらしで苦しめられた。台風22号とやらのとんでもない置き土産だった。

NCGMでは採血があったので朝食を抜いて出掛けた為に安全を取って痛み止めを服用していなかったので、27日(金)に受けたブロック注射の効果が切れてくる頃だった。そこで肩と首筋に凝りが出始めたので、一刻も早く帰宅して食事をして薬が飲みたかった。11時には無事に遅めの朝食というか昼食を摂り目出度く痛み止めを服用。やれやれ。

偽100ドル札:
テレビのニュースを寝転がって見るともなく聞いていると「都内の金券ショップで何枚かの偽100ドル札が発見された」と聞こえた。正直なところ、妙なことを聞くものだと思った。アメリカ国内では100ドル札には最も偽造が多く受け取らない店が多いし、ホテル等でも絶対に両替等には応じない。故にと言うか何と言うか、在職中にアメリカ出張で現金を持ち歩くことは、俗に言う「ホールアップに備える小額紙幣」を除いては、先ずなかった。ましてや、100ドル札などは見たこともなかった。

ご存じの方は多いと思うが、支払いはクレデイットカードか、小切手か、トラベラーズチェック等が一般的である。何時だったか、セーフウエイで買い物をした際にレジで私の列が一向に進まないので、良く見れば老女が3ドル程度の支払いを悠々と小切手帳を取り出して記入し始めていたのだった。そんな事情の国で、誰が今時100ドル札を受け入れるのかと不思議に思った次第だ。

ニュースでは「金券ショップの女性店員が手触りで異常を感じて発見した」とあったが、偽札摘発の専門家は「今回の偽札は偽札検知器を通過することに主眼が置かれていたようで、印刷は以前に出た有名なものと比べれば遙かに雑であると評していた。それにしても、複数の金券ショップが100ドル札を受け入れていたのは、商売熱心すぎたのか無防備だったのか、不可解だとしか思えなかった。

Prime News:

ここには聞き所が多かった。その中から1点だけ採り上げておくと、慶応大学の北朝鮮政治の准教授・磯崎敦仁が「北朝鮮に対する経済制裁は、彼らというか金正恩が政策を変更するところまで行けば初めて効果があったので、現時点ではそこまでに到っていない」と指摘したのが面白かった。

彼は更に「最近になって金正恩の動静が報じられるようになり、経済重視を言い出したのは方向転換の兆しか」とも言っていた。彼は「北朝鮮と中国の関係は話し合いの場がなくなっている。それは金正恩が叔父の張成沢を粛正して以降完全にパイプが切れているから」と指摘していた。

次はMXの「ニュース女子」から:
多くの話題があったが、最も刺激的に聞こえたのが「北朝鮮乃至は韓国に戦乱が生じた際に我が国に押し寄せてくるだろう難民問題」を出席者たちが具体的にその脅威を語ったこと]だった。即ち、工作員を意図的に含めた武器を持った難民が押し寄せてくると覚悟しておくべきだという議論だった。要するに、欧州に押し寄せているイスラム教徒の難民を考えていれば、大いなる誤りであるという意味。私は聞いていて、蒋介石一味が台湾に逃げて外省人となったという古事(でもないか?)を思い出していた。

故平尾昌晃氏:
最後は芸能ネタ。先頃79際で亡くなった平尾昌晃氏の葬儀のニュース。2千人もの人が会葬に訪れたという。何でこんな話題を採り上げたのかと言えば、故人は私と同じ藤沢の鵠沼にあった当時は全部で100人もいなかった私立の小学校で、5年下に在学していた人だったというだけのこと。レート化粧品だったかのオウナーのご子息だと聞いた記憶があるが、顔も覚えていない。何となく、往年の鵠沼を思い出せてくれる話題だっただけ。


10月30日 その4 Chinito

2017-10-30 19:53:03 | コラム
グリエルがダルビッシュに対して差別行為を犯した:

目下、ワールドシリーズを展開しているLA Dodgers(これは「ダジャース」がアメリカ語の発音だと思う)とHouston Astrosの試合で、アストロズのグリエル(キューバ人で、正式にはYulieski Gurriel Castilloで、MLBの登録名がグリエルだとWikipediaにある)がダルビッシュに差別行為をしたと報じられている。私は今夜に漸くグリエルが発した言葉が“Chinito”だと知った。だが、浅学非才にして知らない言葉だった。

だが、Chinkという中国人を指す蔑称は承知していた。どうやら、この Chinito も中国人に対する言うなれば差別用語のようで、それを全てのアジア系の人たちに向けて使っているようなのだ。言い方を変えれば、アメリカ人(というかその一部には?)にはアジア系は全て中国人に見えるということかも知れない。現実問題として、私は何度も中国人(乃至は Chinese American だと思われて、中国語で話しかけられたものだった。

不思議というか、完全に理解できないことは、テレビで音声だけ流れたグリエルは当然ながらスペイン語で話していた点だ。彼は12年だったかに日本で横浜(DeNA?)にいたというから、MLBにはそう長い年数いた訳でもないのだから、かかる英語の差別語などが如何なる意味かを承知して使えるほど英語が出来るのかという疑問が生じるのだ。

疑問も兎も角、私は「アメリカに流れてくる連中の品位はこの程度である」と後難を恐れても敢えて解釈するのだ。これまでに何度か指摘してきたことだが、英語とは何たるものかを知らずしてあの国に飛び込んでいくと、周囲からも影響されて先ず覚えるのが「汚い言葉」即ち swearword の類いであり、今回の Cninito のような一定以下の階層の言語なのである。

私はそういう点から考えれば、グリエル君は案外に重大な意識なくしてあのような非礼を犯したのではないのかとすら考えている。だが、MLBの格式がどうのというような責め方をするのだったならば、南米等の諸国から入ってくる連中に先ずは教養課程を学ばせたらどうかとも言ってみたくなる。この際目立ったのは、その非常識と非礼を糾弾しなかったダルビッシュの寛容さだろう。やはり日本で育った彼の方が遙かに品格があったと実証したのだから。

因みに、このソフトでは Chinito も Chink も赤いアンダーラインが引かれてしまうそもそも禁忌の言葉であるようだ。

10月30日 その3 枝野幸男は将来の総理候補だ #2

2017-10-30 16:13:40 | コラム
続・枝野幸男は将来の総理候補:

今朝ほど採り上げたこの話題に対しては当方のメル友の諸兄からは当然のことながら、かなり手厳しい反響があったので紹介したい。

YO氏よりは、

<革マルとの関係が取り沙汰されている枝野幸男先生こそが、「将来の日本のリーダーとして最も相応しいなどとロイター通信の記者がTBSの番組で語ったのですか。TBSは各国の反日記者まで動員して、総選挙の結果にケチを付けているのですね。TBSとその記者たちに借問したいものです。「ご貴殿たちは選挙など全くない、共産中国を批判したことはございますか?」と。>

との批判が寄せられた。

更に、RS氏よりは下記のように皮肉られた。

<朝日同様に民主主義を無視した報道であり、『もうムチャククチャでござりまするがな』とアチャコを思い出しました。核マルが日本のリーダーなんて喜劇以外の何物でもありません!政治番組も吉本ですか?>

という具合だった。


私はこういうニュースこそ fake と形容するのが相応しいと思っている。

10月30日 その2 負けに不思議なし

2017-10-30 07:53:48 | コラム
DeNAは気の毒だったかのか?:

29日夜の日本シリーズの野球は見所が沢山あってそれなりに面白かったが、途中でDeNAに勝ち運無しと見切って方々の裏番組を見て過ごした。具体的に言えば、ラミレス監督が懸命に奮闘していた今永投手を6回で引っ込めたところで「DeNAさん、ここまで楽しませてくれて有り難う」と見切ったのだった。

それは、解説の元ヤクルト監督の大矢が救援に出した「三上という投手を統計の実績ほどには評価していない」と決めつけたのに同感だったからだ。果たせるかな、あの始末で倉本のエラーが出たのが致命的だったし、本塁では主審がアウトと判定したことまでがビデオ検証でひっくり返されてしまった。「運」というものはかくも弱い方に残酷に当たるものだという悪い例だった。きついことを言うと「エラーをするのは弱いからだ」なのだ。

しかしながら、あのビデオによる判定は合理的だとは思うが、相撲の行司が屡々検査役の物言いで判定を覆されるのと同様に、何となく面白くないような気がするのだ。あれでは、「最初から本塁上を上下左右というか四方八方から検知するAIのような検査機を据え付けて判定させたら如何か」と言いたくなってくる。要するに、審判や行事は何の為にいるのかという素朴な疑問だ。

あの場面でも、出てくるだろうと思った途端に工藤監督が出てきてビデオ検証を要求し、判定が覆った。この制度が導入されていなかった頃ならば、DeNAは3対3で次の攻撃には入れていたのだった。審判も人であるから時には見損ないもあるのが、人がやっている競技の面白さだと思う。アメリカで採用されたからと言って直ぐ飛びつくのもどうかなと思うのだ。

ではあっても、やはりDeNAはソフトバンクに対しては、多くの面で一歩も二歩も遅れていたのは間違いないと思う。昨夜は折角当たっていなかった宮崎のホームランで一度は運を味方に付けかけたのだったのだから、明日以降は如何に「運を腕で消さないようにするか」に励むべきだろう。尤も、その前に運を呼び込まねばならないのだが。

枝野幸男は将来の総理候補だ

2017-10-30 07:26:11 | コラム
TBSの週間報道LIFE:

29日の夜は日本シリーズの野球を見ていたが、どうやらDeNAが勝ち運に見放されたと思って、適当にチャンネルを変えていたらこのBSの番組に出会ったのだった。そこでは外国人記者を集めて先頃の選挙の総括の如きことをやっていた。記憶では、中国、韓国、アメリカ、フランス、UKの記者が出ていた。確か、比例区の票では野党が勝っていたので安倍内閣は安心している場合ではないというような意見もあった。

最も私の興味を惹いた意見は、画面の右端にいて顔がよく見えなかったロイター通信の記者が「小池さんに排除されるのを嫌って1人で立憲民主党を起こした枝野幸男が立派だった。その姿勢が票を集めた」と語っただけではなく「彼こそが将来の総理候補だ」とまで持ち上げた点だった。その記者がTBSと示し合わせたとまでは思わないが、如何にもTBSらしいなと思って、その反自民反安倍の姿勢に寧ろ感心していた。

それだけのことだ。あの番組をどれほどの人が見ているのか、どれほどの影響力があるか知らない。だが、我が国にはややもすると外国人が言うことを有り難がる傾向があるので、一寸心配になったまでだ。あの記者も何処かの新聞と同じで、安倍政権がよほどお嫌いなのかと思って聞いていた。