湯の字にっき

日々の日記をつらつらと綴っております

当日券でヒア

2011-06-13 | キャラメルボックス辺りのこと
賢治島も見るからどうせ、池袋行くしと、見てきてた。
大森さんの2000ステージ記念日の「ヒア・カムズ・ザ・サン」
挨拶は岡内さん。
大森さんの2000ステージのお知らせ。大森さんご挨拶。
それもこれも、2000回も観に来てくださるお客さんがいらしたからっと言って
そんなに観てないですね。と訂正。
そうですね。そんな方がいらしたら、本当にすごいですね。
終演後出口でみき丸ミニタオルをお配りしてますのでもらっていってください。と。

そして岡内さんにもどり。舞台の内容にひっかけて
今日観に来てくださった皆さんのシャツとかカバンとかには
大森美紀子2000というのが記憶されてると思うのですよ
というと、アベジョーさんが劇中でもしてたように記憶を見る表情に
この時の岡内さんがかわいかったわ。

嬉しい記念ステージでした。

タオル。
またもやスタッフさんの手を患わせる羽目に。
ごめんなさいそんなつもりじゃなかったのだよ。
うーん。でもあれ、私が受け取るの待って変わってくれたかな。
などと少し思ったりもした。どちらにしてもごめんなさい、ありがとう。

めもめも。

鞄の中のものの記憶を見ろと言われた時の音楽が好き。
あんりちゃんとジョージさんの兄妹っぷりがいい。
負けず嫌い→丸顔。のところ。
新宿の待合せの時、妹のデコをたたく兄とか。
西武新宿線の乗り場での武蔵丸ネタ。
なんか増えてた気がするんですけど思い出せず。四股ふんでた?

夜の公園でお父さんとのことなんて覚えてないと言い張るカオルちゃんを
見つめる真也の目がやさしい。

土下座のところでそんなことしなくていいというカオルちゃんに、
なんかラブを感じた。

ハリーの記憶に残るそれぞれのことば。
最初、名取の台詞それ?って思ったんだけど映画好きならではの響いた言葉だったのかな
そして真也の言葉で一番の台詞はどれだったのかな、お父さん、だったりして。

妄想喫茶で妄想してる三浦さん見て見たい。
あのマグカップは誰の趣味だろう。黄色の丸い、変な顔のカップ。気になるな。

あとはチェック用メモ。
ダリルハンナって遊佐未森の歌にでてきたのと同じ人かな。
カオルちゃんの好きだった君原先生のこと。

賢治の夜

2011-06-13 | 畑中さんのこと。
6/12(日)19:00の回、祝完売!!

や。正直、この回は発売日即日完売くらいかなと思ってましたが~
満員の会場はやはり舞台から見たら嬉しいものなのでしょうね
出来るものなら平日昼の回だって見たいのよ…
しょーがないのよ。

この日のお席は、前方の上手端っこ。
しかも畑中さん、昨日は通路一番下手を通って舞台へ。
階段からでなく足引っ掛けて上ってたね。
あ。当日券で補助席でてたから、大荷物の畑中さんは通れなかったのかな

ここの場面、結構石川さん言われたい放題だったのね。
林貴子ちゃんには泡盛一気飲みを言われ、
畑中さんにはごまみたいな目って、ひどい。でも笑っちゃう。ごめんなさい。

畑中さんのほぼ逆サイドだぁ…と思ったけど意外にこっちも向いて芝居してたので
表情はいろいろみえたなぁ。特に銀河鉄道。
あとは役者さんが客席に降りてきていろいろ探す時、舞台上の畑中さん見てたら
いつの間にか横にじっきーと筒井さんが。
汗について二人で語ってました。「これでも拭いてる方」と筒井君。
その後、筒井君は後ろの方に下がっていって、全速力で青いつぼを持って駆けてくるのですが
結構な迫力でした。

さて本日は
「どんぐりと山猫と馬車別当」(『どんぐりと山猫』より)

どんぐりーずが登場した!
これ、初演は坂口さんが全部演ったんだよなぁー。
とがったのと、まるいのと、おおきいの。
三人ともかわいい。そしてうるさい。ほんっとにうるさい。
どんぐりの帽子、客席に投げ捨てるとは。
慌てて拾いに行くどんぐりーずがかわいいし
馬車別当の温井さんが、早くとか、さっさと。
っていうのでもう笑った、わらった。
どってこどってこ、は観てるだけで疲れる~。
一郎役の石川さんに、どんぐり一升と冷えたビールを選ばせるなんてひどいわね。

こちらに石川さんが出てるので、
リコーダー演奏前のやりとりは石川さんと畑中さん入れ替わり。
石川さんはラジオ体操第2
畑中さんは、お。なんだっけ?


それとハンドベルのほしめぐりの歌の畑中さんの「音」

あか「い」めだまのさそり
ひろげ「た」わしの「つ」ばさ
なので、ラの音。
耳で聞いてわかったらかっこいいのに。
歌詞で拾って、家に帰って賢治の楽譜みて確認。


生、賢治島。

2011-06-11 | 畑中さんのこと。
金曜日、ようやく待ちに待った賢治島探検記を観られた。
うれしい。
しかも久々に前方のセンター席。
この日しか注文~は観られないので畑中さん集中で見て見て見て見まくってきた。

会場に入ってすぐ、舞台にかかる幕を見て意外に小さい気がした。
生身の人の前説はやっぱりいいなぁ。
開演前の音楽がザバダックなのも嬉しい。

そして、いきなり座ってるすぐ後ろから坂口さんの台詞。
不意打ちだったので、ものっすごいびっくりした。
今回の賢治島は客席通路を結構通る。
畑中さんは始まってしばらくしてから、
大荷物ですみませんと謝りながら下手通路を通ってやってくる。

どんぐりと、つぼと、てぬぐいと、りんご。
「ありえます」の言い方も、懐かしいなぁ。

「注文の厳しい料理店」(『注文の多い料理店』より)
畑中さんは猟師の一人。前回だんにゃぁの方だったけどね。
犬の名前、ダニエル、ピートにスコッチのダボー。夏への扉ネタでどっとわらい。
注文どおりに、コートを脱いでシャツを脱いで腕立てをしてさらに腕立てをして
塩を塗って粉を塗り付けて…、自分たちの結末に気付いた二人が
おろおろとおののきながら舞台中央の扉を見て、台詞を言う。
その畑中さんの背中にうっすらと浮いた汗を、
肉眼で確認できる距離で見られると思いませんでした。
やー。きれいなラインでしたな。無駄なもんついてない感じ。
筒井君の体形だと裸でもかわいいったら。あれ筋肉なのかなぁホントに。
腹筋のときのまるまったさと、足のばたばた加減がなんともいえずかわいい。
風がどうっと、を生で聞けたよ。
この時、少し怖い森の中の雰囲気を表すような表情をしているのが好きなのだ。
幕間に粉の着いた顔を互いにタオルで拭きあう畑中さんと筒井さんの姿がかわいい。

リコーダー演奏。
畑中さんと筒井さんはバスローブ姿のままで。

「ゴーシュ弾かれのセロ」(『セロ弾きのゴーシュ』より)
印度の虎狩り、畑中さん達ボーイズのダンサーズはサングラスつけて登場でしたか。
カッコウの石川さん。あの姿形、声の年々不祥さはすごい。何者なんだ。
昨日は退場時にちょっと目測を誤ってセットにぶつかりかけて帰っていったなあ。
大内さんのゴーシュが窓を蹴る時、筒井君が一瞬だれ?の役で登場。
たぬきの子。林貴ちゃん。かわいかったなぁ。
今までの彼女の役の中で一番好きかも。
怒りっぽかったりするような役より妙なテンポの方がいいのかな。
夏扉のロボットもよかったし。
畑中さんは母ねずみ。筒井君とのコンビもそのまま。
筒井君を膝枕して、恨み節っぽい脅迫まがいの言い方が素敵。
元気になれ~の歌のところ、今度はガールズがコーラス隊で登場。
これのラストの方の、賢治の表現がすごいなぁ思うのだ。
火事にあったようなとか。いろいろ。もろもろ。

客席参加で「風の転校生」
畑中さんは後ろの後ろの方まで走っていってしまった。
それにしても太鼓(ごみ箱)をタタキながら、ステップ踏んで廻って
よく動くなぁ。歌えるなぁ。肺活量がすごいの?

ハンドベル演奏。これは、ちょっと席近すぎたかも。
光の動きで観たいなら少し後方の方がいいかな。
でも畑中さんがどこにいるかみられて良かったけど。

「光速銀河鉄道の夜」(『銀河鉄道の夜』より)
ジョバンニ! 畑中さん!!
でもねぇ。これカムパネルラがじっきーだとちっさくて可愛いもんだから
なんつーか、初恋ちっくすぎて。ちょっと残念。
それはチラ見せ程度希望なのでな。
だからたぶん初演の菅野さんとえりーのパランスが好きなのかも。
まぁ、それも最初にちょっと気になったくらいで走り出す頃には子供二人に見えたから
あとザネリが今までで一番いい人っぽかった。小笠原君。扱いに困るザネリだったね。
プリシオシン海岸の採掘現場でもね
やさしいセロのような声の坂口さん。ほんとうの神様ってどんな神様だろう。
この場面のこの台詞の神様。いつかわかる日がくるんだろうか、水のように。
映像だとジョバンニ一人大写しになってるところ、舞台だと廻りをみんながぐるりと囲んでて
子供を見守る大人たちの視線のようで好き。
どうしてもどうしても。ジョバンニの胸いっぱいな気持ちに押されてこの話は泣けてしまう。
マゼラン星雲に望むあたりから、カムパネルラのお父さんと対峙するジョバンニくらいで。
声を出せず牛乳瓶を抱えて丸めた背中。走り去る後ろ姿。振り向いた時の表情。
走りましたという二人の顔。
全部全部、覚えておきたいなぁ。

この後のやりとりでは坂口教授の宮澤先生に対するまっすぐな気持ちが
見ているこちらの顔を上げさせる。笑顔になれる。
風が吹いてくるような光が抜き去る心地の良いラスト。
やっぱり好きだなあ。
緊急公演でなく普通にやってほしいというのが本音だけど。
また観られることが出来て本当によかった。

この後のアフタートークでも震災後の舞台に立てるヨロコピとか語られてましたが。
こちらも舞台を観に行く喜びをかみしめてました。
こんな当たり前に思っていたことが、すごく貴重な日々だったのだなということ。
ゲストは栗根さん。緑色あざやかな服。
お迎えする劇団員は坂口さんひらひらベストと、温井さん黒のワンピース。
まずは栗根さんがキャラメルに客演した話から。
最初は新幹線でやった芝居の時の悪者だったらしいですね。
そして2000年の「ミラージュ」この時温井さんは入団したばかりで
初めてスタッフとしてついた舞台がこのミラージュだったそうですが
粟根さんが帽子にいろいろ仕込んでいて、みんなの笑いをとりつつ自分も笑って台詞を言えなくなった話。
そして、それを見た温井さんはこんな風にしてベテランの人は楽しむものなんだと思ったことなど。
その後が温井さん主演の「まっさをな」それから賢治島にもたぬきの子コーナーでゲスト出演した話。
で、その温井さん。震災の日、渋谷から自宅まで五時間くらいかけて歩いて帰ったそうだ。(私の倍だな)
というか五時間で帰れたという感じだったので、これは行けるんじゃないかと思い今は自転車通勤してるとか。
自転車で2時間くらいとか。おかげで飲みに行ってもウーロン茶しか飲めないとか。
役者さんの体力ってすごい。だって行きはともかく帰りって舞台で演じた後でしょう。すごいわ。

あと、めも。
銀河鉄道が始まってすぐ、
畑中さんの、左の靴ひもがほどけてるの気付いてしばらくひやひやしてしまった。
走るたび、足を見てしまって。転んでしまわないか。
なかなか直せなくて。船が落ちておぼれた人達が乗り込んできた時にようやく直せてた。

注文の時の白い粉だらけで「元に戻りませんでした」の時に振り向くぶーな顔。
振り向く前にほっぺをぎゅうとやってる後ろ姿が好きかも。
注文は他にも筒井君とのやりとりが全部好きだわ。
あとじっきーと森めぐみちゃんが客席におしりを向けて正座のままおじぎするとこ。
微妙にツボです。

銀河鉄道のサギのお菓子。じっきーはポケットにすぐしまうの見てたんだけど
畑中さんはしばらく手にしていて、いつどこでしまったのか見損ねた。
たぶんかばんだとは思うけど。ハトサブレ。


追加メモ
「注文」で感じた違和感、そういうことだったか…
ぱんつー。
すごいパンツはいてるねって言う
畑中さんの方がすごいんじゃないかいって思ったのは間違いじゃなかったんだわ。

HERE TONIGHT

2011-06-08 | 音楽のこと
この曲はびっくりするくらい簡単に
私の記憶を「夏への扉」の舞台へと連れていってくれる。

先日ライブでこの歌を聴いた時、リッキィの姿を見た気がしたよ。
舞台上の畑中さんのダニィの背中と、その向こうに立つ彼女。
階段の手摺りに寄りかかり、リッキィを見上げて彼女に語りかけていた姿。
見上げる背中は、淋しくて、ひとりぼっちで。
でもそこに希望のように彼女が立っている。
まだ大丈夫。そんな気持ち。

玲里さんの歌声は痛みの箇所を知っていて、手当をするように触れてくる。
かと思うと、狂気三分のぎりぎり正気でねじのゆがんだ軸のずれたような笑顔で
攻撃的にしかけてくる。
大音量のくせに心地よくて、やられっぱなしで構わなくて。

今回は長い巻き毛に前髪をおろしたウィッグで
なんとも可愛らしい見かけなのだけれど
それを素直に可愛いとはもう思えなくて

気圧される。とも違うんだよなぁ
波にさらわれるよう
うう。
昨日の夜寝る前、ああ、これ
と思う言い方が見つかったのに
朝起きたら消えてしまった。

ライブでのびやかな歌声を聞いていると
本当に心地よくて。

この歌声がもっと遠くまで届くといい。
と思う。

今日は名古屋でライブの日。
明日は大阪で。

もっともっと遠くまで。
たくさんの人のそばに届くといい。

賢治島中継。

2011-06-07 | 畑中さんのこと。
見た。

好きだ
やっぱり好きだ、この芝居。
本当に好きだ。
早く劇場で観たい~

まず、曲のこと。
開演前に「鏡の森」がかかってたのに驚く。ブリザードミュージックだから一応賢治つながり?
そして、ハンドベル。
賢治作曲の「双子の星」だな、と思ったけど、作詞作曲賢治の「星めぐりの歌」だった
同じ詞だけど「双子の星」はザババージョン
そして客席参加型「風の転校生」。楽器の持ち込みはだめなのかな、とふと思ったり。

「注文~」
畑中さんこっちの役か。犬の名前がいいねっ
風がどおっと吹いてきて。
声にすると賢治の言葉は途端に色鮮やかになる見本のような場面
初めて聞いた時、ホントにびっくりしたんだよな。うん。

リコーダー。
畑中さんと筒井さんあの格好のまま演奏ですか。

「ゴーシュ」
じっきーが良かった(でもホントは違う人がやると思ってた)
たぬきがちゃんとしてるとちゃんとなるのだな。
初演、再演ともいろんなゲストがいろんなことをしたからなぁ。
印度の虎狩りでダンスメンバーが増えたのが観ていて楽しかった。
ねずみの親子シーンは、ねぇ。
成井さんもアフタートークで仰ってましたが、反則です。あれ。
子ねずみも母ねずみも。

バケツ演奏、楽しげ~。
つうかあんだけ振りがついて動いて太鼓たたいて
さらにハンドベルと続くのね。
これ、初演でボール光らせてやってたの思い出したり。

そして「高速、銀河鉄道の夜」
まぁ、予想していたキャストだったんですが。
いつか男の子二人(今回だったら筒×畑)とか、
女の子二人(温×実とか)で、カンパネルラとジョバンニやってほしいな。

またあの銀河鉄道の銀河ステーションが聞ける。
草原に、一人立ち尽くすような
夜空を見上げて途方に暮れたような
淋しくて、でも包まれているような

観たらますます楽しみになってきた。
ああ昼じゃなくて夜公演なら毎日でも行くのにー

あと、温井さん出番少ない? どんぐりバージョンは出るのかな?



最後にアフタートーク。
ああ、私服か…話もいろいろ楽しそうだし
見られないのすんごい残念。ちぇー。
DVDになる時に(なるよね?)トークおまけで入れてくれないだろか。

また明日も見ちゃう気がする。
早く劇場で観たいです。

賢治島、今日初日。

2011-06-07 | 畑中さんのこと。
行けないけどさ。
行きたいけどさ。

ああ、行きたいなぁ。

お客さん少ない少ないって書いてあると
余計行きたくなるじゃないか…。
行けないけど。

そんな賢治島、Ustreamで生中継するらしい。
結局生じゃんって…と思ったけどしばらく見られるそうなので
帰ったら早速見るよ!


■生中継URL■
http://www.ustream.tv/channel/kenjitou/


再生の、物語をどうぞ

2011-06-06 | キャラメルボックス辺りのこと
キャラメルボックス ハーフタイムシアター2011
「水平線の歩き方/ヒア・カムズ・ザ・サン」

懐かしい人に逢いたい思いを喚起させる2作品
奇しくも両作品とも、岡田達也演じる役が再び歩き出す物語だ。

「ヒア・カムズ・ザ・サン」

映画を作るという仕事を選び、妻と子供を置いてアメリカに旅立った男、白石(岡田)
20年振りに日本に帰って来た彼を出迎えたのは娘の会社の同僚だという男、真也。
彼のおかげで白石は日本に来た目的を果たし、それ以上の思いを手に帰っていく。
真也には物に残された記憶を見る力があった。
けれど彼の本当の力はそんな不思議な能力ではなく、誰かのために一生懸命駆け回れることだろう。
だからこそ、ラストの真也の驚きと幸福に満ちた一歩を踏み出す姿は
見ているこちらも暖かい気持ちになる。

惜しいのは阿部演じる真也の癖のある物言いが後半殆ど現れないことだ。
彼の人品骨柄が薄れるではないか。

「水平線の歩き方」

ある夜、幸一(岡田)が自分のアパートに帰ると誰もいないはずの部屋に女がいた。
彼女は、23年前に死んだ自分の母だという。

これは母親との再会でありながら、自分の周りにいた人達との再会でもある。
彼から投げられることのないパスを横で待っていた人たち
遠く離れた場所で彼の名前を、呼んでいる人達へ
目覚めた彼はどんな形で応えるのだろう。

水平線との距離を語る時、単純な背景が海辺に見える。
舞台上で実際に淹れられたコーヒーの匂いが客席まで届く
記憶に訴えかける舞台だとも思う。

そして最後に終演後にぜひ「観終えてから読んでください」を読んでください。
小さな仕掛けが書かれています。
この2作品の関わった過去の作品のこと。

気付いて、もう一度、観たくなりました。

ヒア初見(ネタバレあり)

2011-06-03 | キャラメルボックス辺りのこと
キャラメルボックスの「ヒア・カムズ・ザ・サン」を初日に観てきた。
日曜にもう一回観るのでその前に、ざっと。

アベジョーさんが「TWO」な感じで
岡田達也さんが「彗星はいつも一人」の佐々木が家族に甘えず踏ん張った感じで
岡内さんと大森さんの属性から「四月になれば彼女は」を連想し
最終的には、彼女が彼と手つないだ事で
これは彼女の回想録なのかなというところで落ち着いちゃった。

いつか子供に、語って聞かせる
昔お父さんと付き合うことになったきっかけとしての話かなと。

んだけど。
あんまり彼女がそうする理由が見当たらなかった。
確かにアベジョーさん演じる真也はいい人だし、
というか、いい人なんだけど…で終る関係性に見えたんだよね。
彼女が彼の手を取る理由。
全然意識してない最初の方からもう少し変化があってもいいんじゃないかな
ラストだけ唐突に彼のプロポーズに応え(ようとし)てるのが
なんか話をまとめる為だけのオチに見えた。

と。思っていたのだが
帰宅して、「観終ってから読んでください」を読んで。

彼女があの、カオルさんと気付いていろんなことに納得した。
彼女が好きだった先生のこと、語られ過ぎない過去。
彼女がよくわからなくて、いいこ過ぎて、
あんなに逃げ回ってたのに、
なんでそんなあっさり許しちゃうのよと思ったけど
あのカオルさんか。と思ったら、諸々納得してしまった。

彼女のその後が見られてよかった。
次に観る時はもう少し、彼女を好きになれそうな気がする。


花が笑う。

2011-06-02 | 音楽のこと
初、AKB48のコンサート。
ライブでなくてコンサート。

AKBは去年の夏あたりから気になりだして
世間でも騒がれ始めてる頃だったから
友達とコンサートに行ってみたいねという頃には
もうとてもとてもチケット取れる状態ではなくて
今回も当然のごとく取れませんでしたが。
友達がキャンセル待ちの何かで取れたーと連絡をくれて、喜びはしたものの

いや、もう。
なにもこんな忙しい時期の当たらなくても。
という日程。

ま。でも頑張って行ってきた。
初、TOKYOドームシティホール。

まんまドームと間違えて、あのサイズで取れないのか凄いなと思ってたんだけど。
ドーム手前のこじんまりした会場だったのね。
それでも、3000人くらい? (や。十分大きいんだけどさ)
なのでまったく会場調べてなくて、行く途中にきた友達からのメールに救われた。
それは会場までのナビ(いつも迷うから)ありがたう。

そして、着席してからの感想、「すっげ、見切れ席」の報告
まぁ、そんな期待せず~と会場入り。

まず総選挙のポスターがずらりと並んでることにテンション上がる
ホンモノだー。やほーいと探すもお目当ての子は見つからず
入り口付近にようやく発見。写真撮っていいものかわからず
しばし眺めていると隣にいた人がパシャパシャ撮ってたので
つられて一枚撮ってみた。

そして会場内入りして、グッズ見る間もなく
もうすぐ開演のアナウンスにお席に移動。

ああ、確かにすっげ。ここまで売るのかという端も端。
しかもステージの真横、上から真下に見下ろす感じ。
おまけに柱でステージの中央見えず、かと思ったら柱でなくスピーカーだそうで。
ステージ横のスクリーンも金網越しで見え辛いんですけど…
と、どこまでもチラ見席。

まぁ。幸いなことに私のお目当ての前田亜美ちゃんは
はしっこで踊る率が高いので、わりかし見えた。鎖骨あたりがね。
正面で見るよりは近いというのがよかった点かな
後は周りの席の方々もほぼ初心者?という雰囲気で会場にあふれる
あのすんごい声援のうずに飲み込まれることもなく
振り付けがわからなくてもなんとなくリズムに乗って楽しむ程度で
初参加の身にはちょうどよかったように思います。

始まりを告げるアナウンスは小嶋陽菜
前座ガールズだったかな? 三人の女の子がくるくる回りながら歌ってて
それにも会場から掛け声が。始まる感が高まり開幕。

「目撃者」

1曲目は全員ステージに伏して登場。歌う人が身を起こしてまた伏して。
正面で見たかったな、これ。
でこの時、とりあえず探すんだけど見つからない
不意打ちで前田亜美のアップがスクリーンに写っても今生身はどこ? 状態で
肉眼で確認できないまま終わる予感に打ちひしがれつつ見てたら、
最初にこじはるとたかみな、続いて高城、前田敦子が確認出来て
そしてわかった前田亜美。
あの子の踊りはへただとは言わないけど、なんか筋肉使った全身の踊りは苦手っぽそう。
アイドル系のダンスは可愛いのに廻りがきびきび動く時は妙に目立つわ。
おかげでその後のはわりと見失ってもすぐ見つけられるようになったけど。

衣装の出来がすごいのね。
「いびつな真珠」の時の赤チェック服が特に。
細かいアクセサリーまでちゃんとみんな違ってみんな可愛くつけてて
コンサート衣装って言ってもちゃちじゃないんだなぁと
どの衣装も可愛かったけど、真っ赤なのがきれいでかわいかった。
「美しき者」から「摩天楼の距離」の服。
くるくるまわってひろがって移動して、入れ替わってまたまわって。
赤い花が笑うみたいに咲いていた。きれいだなと思った。

アンコールがすぐさま始まるかと思いきや
一旦、会場の拍手みたいなのが収まってから
「そーれ、行くぞ」のような←ような、ね。
掛け声とともにアンコールが始まる。なんせ初、なのでしばらく様子見してたら
掛け声は「チームA」とわかり、それから参加。久々にコンサートで声出してきた。

アンコールはいかにも! な制服もどきのグレーのチェック。
知ってる曲は一曲もなしでしたが(シングル曲やらないから)
楽しかったー。
と思ったらおまけで現在発売中のEveryday カチューシャを。
さらにおまけで、家庭教師のトライのCM撮影も入り
たかみなの掛け声とともに「トラーイ」と叫んできたよ。
6月末にはCM流れるらしいので楽しみだ。

席はめちゃめちゃ悪かったけど、
踊る彼女達半分くらいしか見えなかったけど、
なによりなにより、会場全体を埋める気持ち。

盛り上がろうという感じかしら。
ふだん狭い会場でやってることを少し大きい会場に持ち込んでるせいか
ステージの客席の一体感がある。気がする。

終演後パンフレットを購入。700円というお手ごろ価格と
公演名や曲名が書いてあるのでこれまた初心者にはありがたい読み物だね。
パンフ購入者には生写真一枚付き。
箱に裏返しに入ってる写真を一枚、自分で引いて選ぶというシステム。
とても欲しい人が当たると思えなかったので、友達に引いてもらう。
「高橋みなみ」でした。結構嬉しい。

今回の公演見て気付いたこと。意外に高城亜樹好きなのかもしれない。
いっつも目に付くなぁ。と思っていたのだが彼女の姿勢のよさは好きかもしれない。
鍛えるの、好きなんだそうだ。
そして意外にも大好きなさしこが殆ど肉眼で確認できなかった。
結構あの子は痛々しいのが目に付くので、コンサートではフツーということかもしれない。
次の機会があるといいなぁ。本当にたのしかったんだもーん。
このコンサートのDVD出たら見たいなぁ。

そんなこんなな彼女達。6/9は運命の総選挙。
みんないい結果だといいね。
あれって本当に一人一票だったらだれが一位なのかなぁって思わないでもない。

もうすぐ、賢治島探検記

2011-06-01 | キャラメルボックス辺りのこと
宮澤賢治、実はあまり好きではない。
というか、ほとんど読んだ事がない。

けれど、なぜか、賢治を扱ったモノはとても好きで、
これもその一つ。

キャラメルボックス「賢治島探検記」

初演、再演とも楽しく観て、今回は6/7~サンシャイン劇場で始まる。
6/5から始まってくれたらなぁと切に願っていたのですけれど、
私が観られるのは夜の回までおあずけ。

さらに終演後アフタートークがついているのですが
畑中さんは平日昼の回のみ。
その上、吉良さんがゲストに出るのも昼の回。
吉良さんが語る賢治の話聴きたいなぁ。
なにか歌うだろうか。
畑中さんは作家の有川さんがゲストの回。
この頃読み出してとても気になっている作家さんだけに
見られないのがほんっとに惜しいというか、口惜しい。
でも、見に行く回のゲストの人も楽しみなのよ。
できれば全部見に行きたいくらいだ。

トークはお目当ての人に当たれずちょびっと残念だけど、
芝居は純粋に楽しみだ。

特に「光速銀河鉄道の夜」(『銀河鉄道の夜』より)がとても好き。
高速、なのだ。
高速、なのに、風景が見える。街中を子供たちが駆けていて、
銀河が頭上にあって、夜の風が吹いて、川が流れていて お父さんが立っていて、
カンパネルラが旅立っていく。ジョバンニは家路につく。
またあのラストの曲がかかる瞬間を劇場で体感できるのがうれしい。
初演の菅野さんえりーバージョンのしっとりした感じも好きだったけど
再演の畑中さん岡内さんの仲良し姉弟のような二人もすきだった。
今回はだれかな。密かに願う二人はあるのだけれど、たぶん死ななそうな体型の人なので無理ね。

あと、今回は「注文の厳しい料理店」と交互らしいですけど、
「どんぐりと山猫と馬車別当」(『どんぐりと山猫』より)も上演するようで。
これは坂口さんがほんっとうにすごくて、素敵なのだけれども、
初演の大木初枝ちゃんがかわいかったなぁ。
彼女の終演後のカーテンコールで立ち去る時の背中が好きだったことも思い出した。

「ゴーシュ弾かれのセロ」(『セロ弾きのゴーシュ』より)
これはもう、見て楽しむもの。
たぬき、今回はどうなるのかしら。

ああ、もう。本当にこの作品好き。
楽しみで仕方がないです。