湯の字にっき

日々の日記をつらつらと綴っております

トンマッコルメモ。

2016-05-14 | 畑中さんのこと。
どうということはない覚書きでごわす。

サンサンの名前に
早死に王がいて~とかイヂワル言う畑中さんのチソン。
その後に手相を見てやろうとしてヒョンチョルに止められるけど
あれ、見てあげたら、「お前は大丈夫だ、長生きする」とか
言って上げたのかなぁ。そうだといいなぁ。
部下の筒井くんが「当たる」って言ってたのは
みんなみてもらってたのかな。

筒井くんの「何かがおかしい、何かがうまくいってない」だったかな?
この台詞はなんて言うか、微妙だったんだよなー。
筒井くんにしては珍しく、台詞っぽい台詞というか。
その妙さが狙いだったのだろうか。

村を出るのか問う時だったかな。
行きたくない、このままここに居たい。という表情してたなぁ。

畑中さんの登場シーンの台詞で「薄い葉っぱは声が響きやすい」だったか。
この、葉っぱ、が、個人的にツボで、聞くたび、
何故「葉」でなく「葉っぱ」なのだろうか。葉の方がかっこいいのに
葉っぱと言うことによって、なんかこの人かわいくなってるよって思ってた。

畑の収穫シーンの始まりの「メイドイントンマッコル」の兵士達着替えて登場のところ。
畑中さんがテッキに束ねたとうもろこし投げるのが意地悪。
あと、どっかでもちょいそういう、畑中さんぽいアソビみたいなシーンがあって
この人確かにSかもなーと思って見てた。

トングのごめんなさいのシーンの匂いの波及の仕方が上手いなと
ちゃんと、空気の流れで匂いが徐々に伝わる感じ。
見えないし匂わないけどそこにある感情とか。感覚とか。

映画を見た時に、手榴弾投げ込まれたトウモロコシ納屋から
ポップコーンがはじけて飛びだすシーンはともかく
巨大イノシシとの超スロー対決シーンや、
パラシュートと蝶のシーンにラストのたくさんの砲弾のシーンは
おそらくプロジェクションマッピング的な映像ありのモノなんだろうなーと
勝手に思ってました。
同じ六本木とはいえ別の会場でそいうの見た後だったので、
そう思っていたりしました。
けれど、開けたみたら、全部手動で、森がざわざわと動いて
その緑に囲まれた中を歩く畑中さんを見てたら
そーだよな。これが畑中さんの出る芝居だよな。
人の力なんだよな。
そこに人が居る芝居だよな。
などと思ったりしました。
別に映像モノは映像モノで良いと思うのです。
でもこの「トンマッコルへようこそ」が
今回のこの「トンマッコルへようこそ」で
本当によかったなと思いました。

山崎さんが最初に真ん中に立ってお辞儀をするところから始まる
「トンマッコルへようこそ」
最後のテッキの「連合軍」の後からのみんなの笑顔や
村人達の歌や踊りや、笑い声が聞こえるような
そんなシーンをたくさん記憶しておきたい、な。
そんな思いで山崎さん演じるトングの息子は
あの物語を本にするのかしら。

ロビーで売ってた写真7枚セット。
その中の1枚。集合写真なんですが
後半敵方にまわる永島さんと関根くんが写ってないのは致し方ないとしても
せめて玲ちゃんのイヨンがいる写真だとよかったのになーと
思いますですよ。イヨンとテッキが並んでいるラストが好きだったので。
でも、トングの息子の手元にあるホントの写真は
この写真なのよね。イヨンはこの時いないのだものな。
そしてどの集合写真のタイミングでも山崎さんは入ってなかったのか、な。
オープニングの写真のホコリを払うところ。
吹きかけられた息で、ふわりと揺れる写真の中の人達も好きだった。
ゆるりとふわりと物語へといざなう、セピアの写真。
さよならトンマッコル。またいつか。
この写真を見て思いだそう。
会いに行こう。

「トンマッコルへようこそ」めもめも。

2016-05-11 | 畑中さんのこと。
映像残らないらしいので、好きだったとこ覚書き。
本当にメモだ。

家はどっちだ。の時の
腕を迷いながら突きだし、ぐーからの指差し。
かわいい。
や、かわいいとか言う場面じゃないのは承知しているが
人差し指のあっちってやつがかわいかったっす。

独り者か、の問い。
そだよね。
所帯持ちにみえないよね。
って思いながら見てた。
トングのかーちゃん、立候補してくれてありがとう。

ここのシーンの畑中さん、最初っから落ち着き払ってて
村人に見えないよ、あやしいよ。って思ってたりした。

そーいや、今回39歳とか、実年齢に近い役でしたね。
テッキ17歳+10歳年上のヒョンチョル
+干支が同じの畑中さん一回り違いってことでプラス12歳で
39歳であってる? さらに12上とかじゃないよね?
サンサンの父ちゃんと同じ年、って考えてみたらすごいわね。

テッキとイヨンが同じ年くらいというのもなかなか、好ポイントでしたな。

テッキと畑中さんのやりとりで好きだったのは、
最初の登場シーンで、畑中さんが何か食料残ってるかって、聞いて
テッキがありませんと答えて、探しに行こうとするのを、止めるところ。
ないってわかってて聞いて、無理をしてでも探しに行こうとして
それを止める。なんていうか、信頼しあってる感があったなーと思って
ここの会話好きだった。食料ないって苦しい状態だけどもさ。
あと、ここの「たとえ、この身が魚になっても」ってのが
面白いたとえ使うんだなーと思ってた。なんか慣用句なのかしら。

北へ北へと向かう地名がわかんないから距離不明だけれども
ここの畑中さんの表情見ているだけで、険しく苦しくきびしいのだろうなと
そしてその覚悟というか、決死というか。

ここの舌を噛み切らずに済んだのくだりが、あれー逆じゃないかなと
思いつつ、ちょっとこんがらがりながら聞いてた。
手首縛られて引摺られての辺り。

銃を出して、弾を確認する時は悲壮感たっぷりなのに
この後の玲ちゃんのイヨンが、ひゅん。とやってきて
最後の一発をそれぞれ撃ち切ってしまうなんてね。
その時の、撃ってしまったコトに気付いてのがっかり感というか
気落ちっぷりが、かわいいんだまた、これが。

筒井くんとへび!へび!へび!って高いところに逃げるところ。
抱きあう二人からそっと目を逸らすテッキのやさしさ。
筒井くんが階級下だから譲るのね。
将校同士であってるのかしら。筒井くんが畑中さん呼ぶ時の名称。
同士ってコトバが馴染みなくて、
これ映画みてなかったらわかんないままの響きだったかもなーって思ってた。
時々音だけでわかんないコトバがある人なので。同志だったかしら。
やっぱりもう一回映画観るか。
しかし、この舞台の「トンマッコル」にまだ上書きしたくない気持ちだわ。

スミスの怪我に自分の手持ちの救急バックをヒョンチョルに見せてるサンサンというのを
楽に観たような気がしたのですが、ちら見だったのではっきりしない。

スミスの怪我の手当てシーン。
とうもろこし、わかりやすく、ぽとりと落とすようになってたり。
関根くんがぎゅーぎゅーに柱にしがみついてる様がかわいかったり
そういえば、おばあさんに服着せられちゃって、
おこおこぷんぷん丸のスミスかわいかったなぁ。
なんか後半の方がはげしく地団駄してたなー。

スミスがとうもろこし食べてるシーンで
げっぷをしないからまだ食べるようだって台詞があったけど
これも面白いなー、そーなのかーと思って見てた。
「目」「め」のシーン、後から足されたよね。
キムせんせいが名前を探り当てたあとの、スミソそからのスミス。
ちょこっと客席巻き込み型になってた。

キムせんせい諸手を上げて登場シーンで
後ろから手榴弾構えてやってくる三人組と銃を構える二人組対決。
銃を下ろせと言われて強情張るヒョンチョルに村人の向ける視線。
哀れむような、諭すような、願いを乞うような。
村長さんの奥様の人の顔が特に好きでした。

ここで、真ん中に銃を置きにいくところの畑中さんがねー。
「さよならまた会う日まで」の時もそうだったけど、この人
銃をもったいぶって見せる時の手の動きがなんか
やらしーというか、色っぽい人だわねーと思ってました。が。
まぁ、これはファンの欲目でございましょう。
銃を見せつけてから、持ち替えて、下に置く流れ。大好きでした。
そういや、楽は多分最初の筒井くんがうまく置けなかったんじゃないかなと思うのだけど
テッキが置きに行った時に、置き場がなくてなのか、銃が滑ってしまいそうになり
何度かやり直し、なかなか納まり悪くて、どこで諦めるか?と思って見てたら
村長さんがすっと、手を伸ばして押さえてくれてたのが、なんかかっこよかった、なー。

という、わけで。唐突につづく。
(たぶん)

さよなら「トンマッコルへようこそ」

2016-05-10 | 畑中さんのこと。
始まったと思ったら、あっという間に終わってしまった。
「トンマッコルへようこそ」
思い出深い公演になりました。
いろんな思いが交差して言葉になりえないなーとぼんやり思ってましたが
ヒヨンチョル役の平田さんのブログを見て読んで
私の中での終結というか、終幕にたどり着いた感じです。



「あなたがいる場所は、
 戦争もなく、
 平和であることを祈ります。」

この台詞。見てる時はそう思わなかったけれど
このブログで目にした時に、これはイヨンだけに宛てられた言葉でなく
いま、この会場にいる、あなた。
そしてこの舞台を見た全てのあなたへと宛てた言葉と受け止めていいかなーと。
だから私も彼らに祈られているのかなーと思ったらなんだか
すごくしあわせなような、すごくさびしくかなしいような気持ちになって
彼の、彼らの抱えていた苦しみが、あの村で過ごした日々で
どれだけ癒されていたのかを思うと、ありがたいような
誰かに謝りたいような気持ちになりました。

ヒョンチョルのラストの独白シーンの横顔を思いながら
おばあさんとの別れの抱擁を思いだしながら
読んでしまいましたよ。
舞台を見た時の気持ちをストレートに思いだせる
素敵なブログでした。ありがたい。
またいつか、読みに行こう。

でもって、
畑中さんも久しぶりブログ書いてくれないかなー
と、密かに願っております(小声)
願うのは自由だもーん。叶わなくてもさ(涙)

カーテンコールのご挨拶の
てんでバラバラだか、散り散りだか。←

スタンディングオベーションとか。
もっと拍手したかった。
いっぱい拍手したかった。
そんな気持ちで、いっぱいだった。
「トンマッコルへようこそ」へ
連れて行ってくれてありがとう。

思い出補正。「トンマッコルへようこそ」

2016-05-06 | 畑中さんのこと。
1回づつちゃんと書こうと思ってたけど、もう、まとめる。
5/5と5/7と5/8分だけど、どれがどうということもなく。
だらだらいきます。

最初に関根くんの言ってくれる「ようこそ」がとてもすき。
ちょこっと間があることでなんか歓迎されてる気持ちになります。
が、後半二日間行ったら、「~ようこそへおいでいただき」になっちゃってた。
「ようこそ」してくれなかった。ちょっと残念。

5/5(木・祝)14:00の回。二回目観劇+アフタートークショー付。

今回唯一の最前列。1番前だよ! やっほい。
だがしかし!!!
やはし思ってた通り、草で見えないよー。ってところがある。
5列目でも前過ぎたのに近くて嬉しいところもありますが
ラスト間際の5人が座って作戦会議のとこは
殆ど顔見えませんでしたわー。
そしてトークショーも草むらからのぞく感じでしたわー。
そのトークショーにて、映画と違うと思っていたところが
元々の舞台バージョンだったというのが、なんとなく判明して
トーク聞けて良かったなーと思った。

さて、本編。
二回目なので映画と違うという目で見られましたし。
でもって、ラストの十字架がわたしの思う蝶なのかな?と思ったら
なんだか不意にいっぺんにわかったような気がしたんだけど
掴めないまま、なんか込み上げてしまった。ナニこの感覚。
ちょっと自分でびっくりした。
「なんかわからないけど、すごかった」とかいう感想は言いたくないので
別の言葉を模索中。→結局見つからない。みつからないよ。
なんか舞台に同化していろいろ気持ち持っていかれたような感じ。
十字架が現れるシーンて、すごい気持ちが揺れるんだけど、
実際のとこ、自分で何に感動しているんだか、わかんないんだよね。
でも気持ちが震えるの。墓標である十字架が見えることで
たぶん彼らが死んでしまったことがはっきりすることにより、
彼らが生きていた、生きてそこで笑っていたという事実が
記憶の中で蘇るからか。意味後付けすぎるか。
もしくは彼らの生が過去になるというか。
途切れたことが悲しいのか。うむむ。
あと3回くらいは見たかったな←読解力無さ過ぎなんだよ。
だが、ここは最前列というか、
前方センターだと十字架が見せたいタイミングで見えない気がする。
少しサイドか後方席の方がウツクシカッタのではと思う、なー。
ここの会場1列目は潰してもいいんじゃなかろうかという距離感だった。
2列目の方が見易かったです。(個人的見解ですが)
というか、映像化してください。しないって言い切られてるけど。

ヒョンチョルさんの橋爆破の独白シーンを見ていると
本当に苦しくて、生きているのが辛くて、
でも死にたくなくて、死ねなくて。
犬ころのように愛嬌たっぷりのサンサンを連れてきたというのが
彼の生きたいと願う希望のような気がする。
ほっといたら死んでしまいそうに弱く見えるサンサン。
彼を守ることで自分の生きる理由を作っていたような。
だからチソンになつこうとしているのを止めたのか。
彼は支えだったのかな。

もしあのまま村にいることが出来たら。そう思わずにいられない。

テッキとイヨンの恋だって。
庇うためとはいえ、「この子は頭が~」という言葉に
傷ついて顔を歪めるイヨンが可哀想で。
そうせずにいられなかったテッキを思うと苦しくて
最後の最後の集合写真はテッキとイヨンが仲良く笑いあって隣にいるのが
とても嬉しい。嬉しいから悲しい。
呼べば応えるイヨンが愛しい。彼女は向こう側へは一人で行けず
そこでずっと待っているような気がする。
みんなが来るのを待っていたような気がする。

彼女の歌声が耳に残ってる。本当に罪作りな村長さんね。
毎回最初にスカートをまくりあげるところはドキドキします。
初回はうぉーだいじょぶかーて思ってた。
下に履いてるってわかってからも
足が結構見えるので、要らぬ心配をしてしまいました。

今回の玲ちゃんは本当にかわいくて、かわいいイヨンでした。
ひゅん。の登場シーンもにょろにょろも、私急いでるのも
かわいいって言われて喜ぶところも。全部かわいい。
良心そのものみたいなイヨン。
山崎さんの演じる作家さんが物語を1回止めるところの
素っぽいはすっばな感じ。斜めな感じ? 
かったるいんですけどーって居る姿もかわいかった。
楽日は三つ編みが結構ほどけちゃってて、ぼさついてたけど
それさえも可愛かった。
畑仕事中の彼らにお芋を届けるシーンで、
舌の先にちょっとちょうだいという台詞が面白いなぁと思ってた。
そして、そのお芋を筒井くんにあげてるところも好きだった。
また筒井くんが「くれるの?」って顔きらきらさせて受取るのもかわいかった。
それにしても「でぶ」の破壊力半端無いなー。何度見ても笑える。
あの、残された人々の空白みたいな間。可笑しみ。
ぽかんとするわー。

彼女は薬を飲まされてるからあの状態なんだろうか。
もしくは、元々母親がそうなのか、
それとも近親の方だろうか、とか妄想するわ。村長め。
言われる意味がわかっているのがつらい。

村長さんに怒られるところも、娘と思ってみると
なんか一緒にしゅんとしちゃう。
玲ちゃんが最後にやって来るところがよいですね。
春の野を駆ける少女の跳ね回る感じがよいです。彼女も蝶なのかな。
幸せの記憶のような。幸せの記憶を呼び戻すためのもののような。

おばあさんが親指を無くしたというところで、
無くした親指を探すように辺りをきょろきょろするところ
そのあと、スミスと親指のやりとりでからかわれるところ。
おばあさんが「見るんじゃないよ」というところで、両手で遮る動作。
キムせんせいのなんちゃって英語の時の真似するイヨンかわいかったな。
本当に可愛かったなぁ。イヨン。

おばあさんの不思議な動き。哲学みたいな問答。
顔を洗ってくれてありがとう。
あそこの畑中さんの「眠くなってきた」って台詞の時の表情が好きだったな。
本当に眠そうで。気持ちが緩んだのね。

畑中さんの命令する時の名を呼ぶ声の鋭さというか、
あの声には逆らえないと思わせる強さがあったな。
答えないままの、表情とか。泣きそうに笑うとか。
見つめあった時の笑顔、とか。
やっぱり去っていく時の背中がすごく好き。
と、思ってどこだったのか探してみたら、
どうやらカーテンコールの走らない背中が好きだったようだ。
他の人が小走りに後方袖に去っていく中、最短距離だけども
走らず、きっちり軍人の背中を見せて歩き去っていく
畑中さんがとても好きだった。
背中といえば、村長さんに「ここに軍人はいません」言う時に
しゃがんで見上げる背中は軍人より、武士だったな。時代劇の背中。
村長さんが「あなた方が村人達に何もしないなら~」の後、
頭下げて感謝頻りの畑中さんの表情がすんごく良かったです。
泣きそうなの。泣かないけど。胸がぎゅっとなります。

危機に面した時、常に守ろうとしている手の動きも好き。
女、子供、そして部下を守る、常に端々に視線を配って構えてる姿勢も好き。
ラスボス登場なケンカシーンひきょーすぎー。かっこいいー。
あの首押さえて、親指をのとこ、説明してるだけなのに
「ああ、この人ひところしてんだー」って思わせる暗さがある。
そして、銃を撃つところの、慣れてる感。徹底してるところが怖いんですけども。
撃たれる関根くんと畑中さん撃ちっぷりと銃の音の一体感で、
本気でああ、しんだーっ。ああ、ころしたーってなるわ。
スミスもやっぱり軍人だったなー。
スミスの去っていくときの「とーろもこしー」だったのかしら。
最初みんなが何に対して違うって言ってるのか、わかってませんでした。
あってるじゃんとか思ってたくらいで…。
去っていく時のスミス。自分が間に合わなかったと知って口惜しいだろうな。
映画だとそのシーンあるけど。舞台はないけど。でも。口惜しいよね。

チソン(畑中さん)とヒョンチョル(平田さん)のたばこは、
口にくわえたまま火をつけないで終わるのが、
なんかじれったい。じれったいぞー。
このまま色っぽい、かっこいい絵になるシーン来るかと思いきや。
一本吸わせてくれる間もないのか、という非情な場面でもありますが。

あ、そういえば。テッキ登場シーンの身体を使った言葉~はなんだったのだろう。
私はあの手や身体の動きでイヨンと仲良く会話するところでも出て来るのかと思ってましたが
出番はあそこだけでした、よね? 見逃してるかしら。

最初に三人で登場した時の、地面だけ見つめて足を交互に出すとか言ってる辺り
思い詰め感が物悲しかった。あのまま進んでも辛いことになっていたと思うから
イヨンがひゅん、て通り過ぎてよかったね。
ひゅん。のシーンは本当にすばらしく好きだわー。

「このまま北へ行くんですか」と問われて答えない畑中さんの背中が好きでした。
ほぼ上手席だったので背中しか見えなかったんだけどもそれが良かったのかもなー
今回の畑中さんは背中祭りでしたか。
「あんたここが好きなんだろ」だったかしら。あそこも好きだったなー。
トングのお母さんとダンスするところも好きだった。
立ち去る時にトングのお母さん見てるから、お、惚れたかとか思ってたけど
トングの父親のことを告げるタイミングを計ってる目だったのね。

トングの子供が村の外にいるということは、トングは村を出たのね。
最後の一人になったからではなく、母親がなくなったのか
大人になって父親(畑中さんの演じたチソン)を探しに外へ出たのかなと
思ってみる。もうそこにはいないモノを探しに外へ。
山崎さんとの対面シーン「おとうさん」大好きだわ。

トング母の太鼓の音もキレイですきだったなー。
もりちえさんの村長さんの奥様、動きがとてもばっきりしてて面白かったな
一番最初に逃げたり、手の上げる時の顔の角度だったり。
いろんな好きが詰まってる「トンマッコルへようこそ」
もう、みられない。会いにいけない。まぼろしの村。
また、いつか。

おまけの好き。
私は独り者です。がとても好き。
その前の表情も可笑しみがあって好きなんだけど。
あと山崎さんのアイラブユーにちょこっとやられた。
その単語だけは私もわかるよ。スミスのコトバもっとわかりたかったなー。

「トンマッコルへようこそ」?

2016-05-05 | 畑中さんのこと。
畑中さん客演の「トンマッコルへようこそ」観て参りました。
映画みてからの、舞台観劇なので、
まぁわかってたけど
初回は違和感しかないタイプなので
感想は控えようかと思ってましたが
思いがけず時間が出来たので、メモ程度に。ちまちまと。

5列目のだいたいセンターくらいで見ましたが
個人的にもう少し後ろの方が見易そうと思いました。
前方席は舞台上に草むらがあるので、
見上げることもあり、ちょい観にくいかもな。
あと少し通路使うので、前方の通路際の人はどきどきしますね。

中に入ってみてびっくりしたのが
客席後方潰して、黒幕+緑の葉で
舞台上だけでなく、客席も込みで「トンマッコル」の村になってて
雰囲気に入りやすかった。
そして、前説担当で登場した関根くん演じる村人の最初に発した
「トンマッコルへようこそ」の言葉を聞いた時に
場が出来たなと感じました。

物語を運ぶ人として山崎彬さんが登場。
この村に住んでいた人の息子という設定で、
父から聞いた話を元に進めていくから
このまま村人達と絡まないのかと思っていたら
後半になって、何、このずるい展開という形で交わる。卑怯だわ。

玲ちゃんが、ヨイル役だったけど、名前が違った。
そして、この玲ちゃんの登場シーンじゃない。ええと、
畑中さん演じる3人チームとの出会いシーンの
ひゅん。
の、ところがすごく、映画通りなんだけど
それ以上に面白く見せてくれてたと思う。
ここの、ひゅん。の後の三人の動きが物凄く好き。
起き上がるタイミングの揃いっぷりとか。

畑中さんのへびが怖いわけじゃない、リピートも可愛くて好き。
銃の弾の使い切り方も、面白い見せ方だったな。
筒井くんのとちゅー寸前のニアミスも、近すぎよね。
そういや、畑中さんの演じた人、なんで負傷してたのかなぁ。
足引摺るような怪我はしてなかったように思うんだけどな。

前半があんまり丁寧に進んで行くので、後半どうなの
どうするのかと思ったら超特急だったなー。

畑中さんじゃなかったよね。お父さん、たぶん。
映画もう1回見直したいな。

畑中さんの役における身体の使い方がとても好きで
今回は本当に軍人さんの背中。という風な立ち姿なのだ。
それがめちゃくちゃかっこいいのだ。
下手に捌ける時の背中に釘付けでした。
座る時の足と手の位置というか、身体の開き方とかもそうだし。
前回のヒストリー・ジャパンも歌の時の横流れな立ち去り方が
雅な人の滑らかな仕草のようで好きだったのだけど
今回は立ち去る時の後ろ姿にときめきました。

あと村人は戦争を知らないではなくて、存在は知ってたわね。
それと宗教が持ち込まれてたな。
自分の中にないものなので(八百万の神信仰)その辺のテーマって
舞台終わる頃に、こういうことだったのかな?と気付く時もあるけど
今回はどうかな。何かに気付けるといいな。

舞台転換が、いざ!転換!って感じじゃなく、
ざわざわと変わる風なのがいいですね。

個人的に楽しみにしてたけどなくて残念だったもの。
次回観る時からは、ないとわかってれば気にならないけど一応メモ。

まず、個人的にいちばん好きだった「ちょうちょ」が出てこない。
全編通してひらひらと飛び舞うちょうが印象的で
命というか、生まれ変わりというか。そこに残る気持ちというか。
まぁ勝手に期待していた蝶がね。
パラシュートのシーンの蝶と、ラストシーンを誘う蝶がね
ものすごく好きだったので、出てこなくて、…残念。

それから、このシーンよっぽど面白くやらないと
舞台だと興醒めだわね?大丈夫?と思っていたイノシシ対決シーン
まるっとカット。まぁ、これはやらなくて正解かもな。
他で似たようなの見て、うーん…、…、…、て思ったのでね。

あと、ポップコーン。
ええ? 手榴弾のそれ、抜かないの? 投げないの?
という感じでしたが、ポップコーンは意外な登場をしてましたわ。

あ。そういえば、顔を拭いてあげるのが、あんな展開になろうとは。でした。
変更してて面白いとこもいっぱいあったので
また観るのが楽しみよ。

そんなこんなで、
パンフレットが無かったので、役名とか全く不明なままで
雑な感想だけど、初日の見たまま出しってとこだわね。
さて。二日目行ってきます。
今日は、手榴弾落とさないでね。
大事なシーンで思わず笑ってしまったでないですか。ねぇ。

あと、筒井くんの「でぶ」はここでも生かされているなー。