湯の字にっき

日々の日記をつらつらと綴っております

銀河はだいたい何でせう

2011-06-24 | 畑中さんのこと。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を最初から最後まで読んだことがない。
いつもとびとびで、だいたいで。

だから私の一番最初の「銀河鉄道の夜」はアニメ版のねこのやつで。
賢治の音楽の一番最初は細野晴臣さんだと思う。

キャラメルの「賢治島探検記」を見た後でそういえばビデオあったなぁと
家捜しして出してきた。昔々に録画したビデオ。
3倍だから映像だめかなと思ったけど、意外にきれいに残ってた。

「賢治島」とだいたい同じような光速感で
この間舞台で聞いた台詞が次々と語られて、言葉が視覚化されてた。
残念なことにやさしいセロのような声の人が登場しなくて
ややこしい、でも考え込まずにいられない神様のこととか
本当の考えとうその考えのあたりがまるっと入ってなかったけど。
やはりこちらも透き通ったさみしさが満ちていて
暗い深い海の底のような銀河を見上げて、駆けていくジョバンニで終っていた。
やっぱり好きだなぁ。このアニメ版も。
ちなみに声はジョバンニ:田中真弓さんとカムパネルラ:坂本千夏さん。
そして、脚本が今回知ったんですが、別役実さんだったのね。

キャラメル版の銀河鉄道を初めて見た時、
小川えり子さんが舞台上にカムパネルラとして座ってるのを見て、
ああ、これもありかと思ったのを覚えている。
というかしてやられた感があったな。初演再演と重ねて
そのおかげでなんとなくジョバンニとカムパネルラの雰囲気というか
イメージが書き換えられていたのだと思うのだけど

カムパネルラですよ。
これ。ジョバンニの方がこどもこどもしていて
カムパネルラは少し大人びた子供だったのね。
(見目形)

今回の畑中さんとじっきーの二人も良かったんだけど
このアニメ版の釣り合いでいうと、畑中さんと大内さんになるかな
筒井君のカムパネルラも捨てがたいけどな。
出てないけど、ぺりー左東カムパネルラとくりー多田ジョバンニでも雰囲気あるかな。
前回のザネリのあべじょーじさんのカムパネルラもいけるんじゃないか。
その場合はジョバンニはやっぱり畑中さんで。
女の子同士なら、石川さんと伊藤ひろみさんもいいよな。
そういうの考えながら見てたりした。

次の舞台が始まるまではまだまだ考え中。
じっきーのセロ弾きの楽長が好きでした。
セロ。楽しかったよ。ぜひとも今回のもDVDにしておくれよ。

また音楽聞きたくなって、今度こそ原作の宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を
頭から最後まで読んでみようと思うのだけれど。

うちにあるの古くって旧仮名遣いで読み辛いので
児童書でも探してきて読むかなー・・・