湯の字にっき

日々の日記をつらつらと綴っております

賢治島、後編。

2011-06-15 | 畑中さんのこと。
ゴーシュ諸々。
たぬきの子、じゃーんと木琴たたくの3本出すはずが2本だけ
ちょっとてへという感じでこっそり3本目を出してた。

ねずみのシーンで一番いいなぁと思うのは
セロの坂口さんの後ろからこねずみに向かって台詞を言うとこ。
いいなぁ。坂口さん。←そっちだ。
きっと坂口さんは声でかっと思って首すくめてるだけだろうけど。
ちょっとうらやましい。

かわいい。

この言い方。
筒井君の子ねずみに向かってほんとにかわいいって言うのよね。
かわいいけどかわいいけどかわいいけどさ。大きいよ。
ゴーシュに椅子からつき飛ばされる時、
毎度両足をそろえて飛んでくのがすごいっていうか怖い。
足こんがらがりそうな気持ちになるの、あれ。自分がやってるわけじゃないのに。

釣りのシーンは真正面から見ると釣り上げられる筒井君が大迫力で
母ねずみがちっちぇというか遠い感じ。遠近感がなんか変。

風の転校生の太鼓演奏、
通路に出てる畑中さん一回も近くで見られなかったなぁ。
私の観にいく時は結構客席後方まで埋まっている回だったので
ずーーーっと後ろの方まであっという間に駆けていってしばらく戻ってこず。
ちと残念。

ハンドベルの登場見逃したので、
暗闇の中でかっこいいと思う人が畑中さんと目星をつけて
目を凝らしたら大内さんだった。うーん、どうなの自分。

「銀河鉄道の夜」
少し猫背のジョバンニ。膝も曲がってるし、ほてほて歩くし。拗ねてるし。
ご飯をかっこんだ後母の一言、ジョバンニおやじくさい。
では一時間半で帰ってきます。聞くたび優しい子だなぁと思うくだり
ジョバンニが切符を差し出すところでそれを見ているカムパネルラの表情が泣きそう。
大内さんハトサブレ全部食べてるんだな。
ほんとにサギだねーのところ、ちょっとサブレのせいで云えてない
畑中さんが大内さんを見る間みたいなの、好き。
明日学校が終ったらの時のお父さんの表情、大内さんのこういう表情って
blueの時も思ったけど。慈愛に満ちていて淋しい。

ちょっと待ってください。
そう言い出すまでの怒ったような顔してる畑中さん。

前を向いてる坂口教授と宮沢先生の距離がいいんだよなぁ。
わかっているというような生徒達の丸い笑顔もいい。
深呼吸して顔を上げたくなる。笑顔に、なるのよ。

この日のカーテンコールの挨拶は大内さん。
西川さんを呼び込んで、西川さんは着物でなく白いシャツに着替えて登場
と思いきや、派手に転びかけて。一瞬ひやりとしたもののわざとだったらしい。
そうみえないくらい上手に転んでたよ。
終電があるからと一礼して去っていってしまった。

アフタートークは乙武さん。
「また逢いましょう」の言葉が印象的だった。
被災地に訪れた時に、頑張ってる人に頑張ってとも言えずなんていったらいいか。
「また逢いましょう」と言葉をかけてきたと言っていた。
そしてもちろんまた逢おうと思うと。

東北に。被災地にこの芝居が行けるといいな。
賢治の地に、笑いが元気が届くといいな。
本当にね。