湯の字にっき

日々の日記をつらつらと綴っております

ショーシャンクのちまちましたこと。

2013-11-28 | 畑中さんのこと。
図書室のシーンの、塀の中とは思えぬ和やかさ。
見ていて普通にいいなぁと思ったけど。
生活していくぶんには心地よい穏やかさなのかもしれないけど
罪の意識のある人には逆に辛いんじゃないかな、なんてことも
思ったりした。

映画上映が年に一度から月に一度になったことを知らせにアンディが飛び込んできて
大騒ぎして、鈴木くん達がいなくなってから
トミーが入ってくるまでの間の
レッドとアンディとそして畑中さん
ケンドリクス? 情報屋とだけ呼ばれるので
一度も舞台上で名前を呼ばれてないんですが
その三人のあれこれが、ともかくとても好き。
椅子に座ってるレッドとアンディの間に立って、
たぶん、好きな映画タイトル書けよとアンディにペンを渡されて
オレ? という風に躊躇いつつも嬉しそうにペンを取る畑中さんの
動きというか表情というか。なんだろう。
嬉しくて落ち着きのない感じが見てて和む。
そしてトミーが入ってきてから。
いろいろ話す時の畑中さんの役の人の仲間意識みたいな侠気のような。
身内を守る姿勢みたいな、外に向ける強さが好き。

トミーが相変わらず、5回って言いながら指を三本見せてて
それを受けてアンディも指を三本立てて首を傾げてるのがちょっとかわいい。
そして、トミーの頭が、土曜の夜すごくボリュームアップしてたように思う。

キャッチボールのボール取りこぼしてた? 土曜の夜か日曜か忘れちゃったけど
一回袖に引っ込んでた気がする。
このキャッチボールのところで、アンディが石について語るところ
畑中さん、レッドと顔を見合わせて呆れるような、小馬鹿にするような表情するんだけど
土曜の夜の回、ほっぺぷーってしてて可愛かったんですけど!!
なんですか、あれ! 毎回やって!! もう一回見たかったよぅ。
→ちょっと勘違いのようだった。その面でか? のところでほっぺ膨らませてるとこかもしれん。

リタの歌のシーンでトミー役の山崎さんがシャンパンボーイしてるんだが
畑中さんと二人でなんか思わせぶりな視線交わしたり、指で差しあったりして
たのしそうでございますな。

あと、トミーがアンディに過去のことを話した時の構図。
最初はセンターでトミーとアンディ。下手で畑中さん達とレッド。
皆の頭上に凶悪犯筒井くんのブラッチ。
ここの色合いというか、構図がものすごく好きで。
アンディのことを心配気に語る面々の頭上、
赤く黒い照明の中ブラッチの犯罪のしかかるような構図が
ひどく残酷だなぁと。
殺した後の楽しそうに笑う筒井ブラッチが
本当に楽しそうで。口惜しい。
ここのトミーの「テンパった」って台詞が、違和感あるんだけど、不意に現代みたいで。
昔からある言葉なのかしらね。

土曜日は原稿用紙が一枚落ちちゃってたみたいで、益岡さんが上手に拾ってた。
こういう落とし物処理のさりげない人好きだわ。
日曜にちょっと台詞の間が空きすぎでは? というタイミングがあったので。
益岡さんお疲れなのかしらとおもったりもしたり。
3時間のお芝居一日二回とかすご過ぎる。
今日から名古屋始ってるのねぇ。

土曜の夜のカーテンコールはスタンディングする人いなくて
あれー、このまま終わりかな? と思ったらもう一回あったんですけど。
役者さん達も次はないと思っていたのか、ステージは明るくなったのになかなか出てこなくて。
特に上手の女優陣。
ここで、立つ人続出で。あの青空の下の笑顔見てると立って拍手したくなる気持ちわかるなぁ。
ご挨拶はアンディ役の成河さん。
話すように言われてるので、ちょっと話しますって言って、ちょっとだけ。
博多を楽しんでること。明日もお席に余裕があるようなこと。
ラストは益岡さんに背中向けられておんぶされて退場してた。

日曜は帰りの時間がぎりぎりで明るくなると同時に出口に向かいつつ、
カーテンコールを見守り拍手してました。
みんなが立ち上がってわぁーってなってるところ、ステージ上の真ん中を見ると
成河さんがいない。下手の方に向かって逃亡してた。
ちょうど畑中さんの後ろくらいを歩いていて、捕獲されて、真ん中に戻されて
ご挨拶してた。話すの苦手みたいだ。
でもなんだか、胸が温かくなる挨拶だったなぁ。
博多で楽しい夜をすごしていること、
スタッフさんが本当に頑張ってくれていてありがたいこと。
皆さんが見に来てくださって、嬉しいと、ありがとうございます。と。
舞台上からお礼を言われてしまった。
最後まで見られてよかった。このカーテンコールの挨拶見られて良かった。
そんな博多公演でした。

ショーシャンクの空。

2013-11-27 | 畑中さんのこと。
意地悪な人。だったのねぇ洗濯係の時の畑中さん。
シーツを袋から出す時に殆ど全部大家さんの顔にぶつけてるんだもの。
大家さんて、最初の入所時の所長の話のシーンでは筒井くんに殴られ
「夜です」のシーンでは殴り蹴られ淘汰されと、ひどいやられようなのね。
大家さんは2幕冒頭の凛々しい姿や声も素敵ですが
やはりブルックスの「自由を求めて」の声に気持ちが震えてしまう。
開けた窓から空も見ずに落ちていった人。
頭上にはどんな空が広がっていたのだろうか。

いろんなところに空がある。
トミーに似た少年が窓を開けて運んできた
都会の淀んだそれでいて、熱い鼓動も孕んだような夜の空の気配
生活している人々の気配も一緒に連れてきていて
レッドが過去から現代に少し気持ちを繋ぎ止められそうな

窓から飛び立つ紙飛行機の先には夜なのに明るい昼間の空に繋がっている気がする。

約束の地の話をする時の二人の頭上に薄い水色の空は見えるのだけど、
音楽のシーンに青空は見えなくて、どちらかというと世界が暗く沈んで見える。
そして、逆に、体の内側に空が広がっている、ような気がした。
透明なおいしい水を飲んだかのような。

屋上のタール塗りのシーンは空も熱さも感じないんだけど←ごめんなさい。
ビールのシーンの夕暮れは確かに夕暮れで風が流れているように思うし

ラクエルのポスターの背後の青空は偽物みたいにきれいだし。
あれと同じ雰囲気で筒井くんの肉の人のポスターあったら部屋に貼りたいな。
ラクエルと並んでたら更にうれしいな。

ラストの空は盛大な青空で。忘れ難い。
ここでも海風のようなものを感じる。
空と風なのだ。

そこに至るまでの長い、長い、本当に長い時間を
諦めと失望とを繰り返し、それでも自分を保ち続け
トミーという希望を与えられ、奪われ。
そのことが「彼に勇気を与えた」のだろうか。
行き止まりかもしれないその穴へ潜り前へ進めるのか。
私は穴を掘り続けることは出来ても、その穴へ入る勇気がないよ。
ホントにぜーったい無理。
それでも、彼はやった。のか。
暗闇の開放というか、全てを流し尽くす雨というか。
彼が、舞台から外へ一歩、でた時は純粋に驚いたな。
なるほどというか、そうきたかとか。そんな感じで。
ここの音楽もまたよいよなー。

音楽でいちばん好きなのは多分オープニングなんだろうけど。
あの前説みたいな挨拶があってもうしばらくお待ちくださいの後
無音状態だったところから、小さな音量で始まり
時間が近づくにつれだんだん大きくなり、ぷつ、と途切れ
明るくなった舞台上に畑中さんがいるわけですよ。
高まりますね。今思い出しても。

光の加減かもしれないけど、
ここのレッドの後ろに十字架が見えた気がした。

そういえば、映画や原作のように、彼から絵はがきが届かないから、
そこに手紙を見つけるまで彼が本当にいたのか
存在が疑問になるほど彼のことを考え続けたのかな。

二人が出会えて本当に良かった。
たぶん希望はいつでもどこにでもあるのだ。
2幕ラストの絶望に沈んだ二人にさえ、細く薄く月明かりが届くように。
いつでもそこにあって、気付くことができるかどうか、
そこにむかって一歩踏み出す勇気があるか。
そして願い続けられるかどうか。ここがいちばん大変なんだな。

原作『刑務所のリタ・ヘイワース』のいちばん好きな箇所
アンディの手紙の中の一部。

「 この手紙がきみを見つけることを」

という、この手紙が、のとこがとてもとても好きなんだけど
最初「を」の誤植か? と思ったんですが
手紙が、と記すアンディの強い希望なのかなと。
手紙に託した願いなのかなと。
そして、それは、舞台の台詞として出てこないけど、
それが強く感じられるアンディだった。
そんなアンディで観られてうれしかった。

ってまた畑中さんのこと書けてない。
今回もお気に入りシーン見つけてきたのに。

博多のショーシャンク。

2013-11-25 | 畑中さんのこと。
色んな意味でだめだった。私が。
行くのを決めてた時に、疲れてたのがだめだったねぇ。
時間に余裕のないスケジュール過ぎたよ。特に帰り。
そんなこんなな博多の「ショーシャンクの空に」
11/23(土)18:00 と11/24(日)13:00 観劇。
初のセンターブロック前方と上手後方にて。




キャナルシティ初めての劇場だったんですが、
案の定、前の方は床が真っ平らで2列~4列はちょっと見辛い感じ
E列(5列目)から高くなってたから、B~Dは場所によっては残念だったかもね。
そんな感じなお席でしたが、
なんと前の席の方がいらっしゃらなくて(勿体ない)
結構見易くなって、ラッキーでした。
でも、一幕は後ろで気配がするたび、来たか。と思って構えてたけど。

さて。最初に驚いたのはアンディのあのシーンだ。
土曜見た時、ぱんつも下ろされちゃってて、でも音声マイクのなんかも見えたから
あら、アクシデントかしら? と思ったけど日曜もそうだったので
東京はぱんつのままだったけど、変わったみたいですね。
なんかより生々しく、痛々しいシーンになってた。
後ろ振りかぶって「やめろ」って言う時の顔が見えちゃうと、あああ。って思うわ。
休憩時間にロビーですれ違った若いお嬢さん方がこのシーンについて語ってて。
やっぱりびっくりするよねって思ってたり。
なんつうか。裸って存在感あるのね。
肉体が、命がそこにあるってのが圧倒的。

アンディのシャツ。いつの間にかあんなにぼろぼろになっちゃったのかしら。
左肩の辺りほつれがひどい。

それにしてもアンディは凶悪ね。
レッドに夢の話を、海沿いにホテルを~とか調達屋が必要だという話をする時に、
黙ってレッドの目をのぞき込む時の表情が
相手を陥落させるために自分をどう見せたらいちばん効果的か
わかってやってる表情に見えましてよ。

それから。ここの後のレッドの見た夢の話。
アンディの強い暗示が見せた夢かとも思ったり。

アンディに希望を語られて、自分の罪を語って。
暗に、もう自分をゆるしてやってもいいだろうと言われた気がして
希望を抱いてもいいだろうかと思ったりして
でも、レッド自身は自分をやっぱり許せなくて。
それがあの追手みたいな光で、罪の警告のように赤く脈動する石で。
だから、今は逃げて。で。でも覚えていて欲しいと思うアンディの強い希望なのかなと。
ここがREDEMPTIONなとこなのかしら。

ラクウェルな顔の奥さんの「許さないわ」の声が優しいのが泣けるよな。

すごいのはアンディなんだけどもさ。
みんなレッドが好きなんだよね。
レッドの仮出所の結果を
視線をあげないまま聞くのがアンディが強がりのようでかわいいです。
ここの白髪が増えてきたってとこ、髪をのぞき込んだりして
いちゃいちゃ度が増えてたなぁ。
手ぱっちんてするのも楽しそうだったし。
それと、握るの手じゃなくて、腕だったわ。

ここで話題になるモンローが壁からぴょこんと顔を出す時の
勢いというか出方がほんと可愛くて。
万年筆をレッドに手渡す時の手のくねんとした動きも好きだったわ。
ほんとにかわいい人だったな。
歌もすごかったし。
トミーとのやりとりの時に化粧室帰りみたいな当たり前な雰囲気で
椅子に座る時の雰囲気も好きだったんだなー。
椅子に座ってからだけどさ化粧直しするの。

博多の空は舞台の奥行きが在る分、前方センターで見た時は本当にキレイに見えて
アンディの後ろに真っ青な空しかない素晴らしい景色だったのだ。
翌日は後ろで見たらさぞかしと期待したんだけど、
座った席が意外に角度があってちょっと隠れてしまって残念だった。
ここのセット捌けるのサンシャインは下手に全部って風だったと思うけど
博多は両側に捌けてたみたい。後方で見た時はセット移動の音も聞こえず
ものすごい安心してラストシーンを見られた。
(変な言い方だけどサンシャインは毎回大丈夫か? と思ってしまってたので)

前方で見ると前半のどこかで、下手の袖からカチッて音が聞こえることがあって
ライターの音かな? レッドのたばこに火でもつけてるんだろうか? と思ってたんだけど
次のシーンでたばこ口至えて出て来るわけでもなく
その次くらいで舞台上で火を付けるシーンがあってその点検だろうかとか思ってた。
なんの音かは謎のままだけど。
なんだかんだ、裏でいろいろ大変なんだろうなぁってついつい思ってしまう舞台だわ。

つづく。というか、畑中さんについて全然書いてない。

はかた旅のごはん。

2013-11-25 | 食べモノのこと。
出発前の羽田でタコライス。
甘くない抹茶オーレが濃くておいしかった。←砂糖いれなかった。
わらびもちももちもちでおいしかったー。


劇場近くのお店でふれんちとーすと。
パンケーキが売切れてたのでござる。


夜ごはんのとんこつラーメン。
ネギ抜きで頼んだら、色合いがつまらない。
麺やわらかめで。


旅の定番の朝ご飯。いちごオレと甘いものin お風呂。


おひるごはん。親子丼。なぜスプーンと思ったけど
なるほど。つゆたっぷりの丼でございました。
おみそ汁がえのきと白菜入りでおなかにやさしい、ほっとするお味でした。


翌日の道筋確認も兼ねて駅まで友達とイルミネーション見ながら歩いた。
博多駅前きれいだったよん。


ショーシャンクの中のひと。

2013-11-15 | 畑中さんのこと。
さて、畑中さん。書けるかな?
DVDなればいいけど、ならなかった時の為にめもめも。

まず、幕開け第一声が畑中さん。
舞台の一段高くなったところの真ん中に座ってて。
向いには塀の外へ出たレッドがおどおどとしている。
最初の畑中さんはレッドの保護観察の人の役で、
最近見た映画「スターウォーズ」のことを熱く語っている。
ちょっと田舎くさい少しなまりのある感じ。
鈍感な善人というところ。
衣装は下が濃いグレーで上が薄い茶系のジャケット? ロッカールームに眠る~の色と似てるなぁとか
上下ともぶかぶかなサイズ、あの膨らんだ茶髪はカツラのようでしたね。

実は、今回ここの畑中さんが結構好きで。
映画のことを語るとこの生き生きとしてるところがね。
スターウォーズの空中戦? あれがどうなってるんだって言うところの間の顔と
えーって言う声がなんだか好きで。
あと、椅子の上でくるんと一回転するところの動きが好き。
一瞬、この椅子の座るとこ回転するヤツだった? って思うほどの滑らかさで
くるんと速く回るんだけど。椅子、フツーの椅子っぽいんだよねぇ。
それとも回転椅子なのか? って思うくらい滑らかに回るんだよねぇ。
だったんですけど、後半見に行った時半回転してゆるゆる戻るって感じになってた。
高速回転好きだったのに。

その次に出てくるのは高橋由美子のリタ・ヘイワースのパーティーシーンのタキシード姿。
ここでリタを見ながらダンディぶって踊ってるのが好きなんだな。
視線はリタから外さずに、シャンパングラス片手に、体は左右に揺らしながらにやり。
ってとこかしら。いい男ぶってる感じ。いや、いい男なんですけどね。
それにしても好きな人が大好きな女優さんと同じシーンにいるの見られるって
ほんと嬉しいわ。会話があるともっと嬉しかったんだけどなぁ。
退場する時に、するりと体をひねり、高橋由美子のすぐ後ろを通るのだが
その時の体のひねる感じが好き。

この後出て来るのは、囚人役で縄に繋がれて真ん中辺。
ここの帽子かわいい。ちょっとラジオっぽい。色合いは全体的に地味。
カーキっぽいシャツに黒っぽい大きめのジャケット
筒井くんのハドリーに服を脱げって言われてばんばん脱いでくんですが
シャツもジャケットもいっぺんに。
下も脱ぐのでどこまで脱ぐのかと初日はびびりながら見てた。
白いぱんつ(衣装用?)の下に黒のぱんつも見えるねぇ。
と思ってたけど、これも途中で改善されたのか黒ぱんつ見えなくなってた。
背中の筋肉の付き方がキレイで好きなので、ちょっと嬉しいなぁと眺めてたり。

その後は囚人として働いてるとこで洗濯係の人
最初に出てきて重たい格子を持ち上げる姿がきつそうで面白い。
わりと明るいブルーのデニム地っぽいツナギ姿で
シーツを袋からがんがん出して、突っ込んでる
ここの青と白の色合いキレイだなぁとか思ったり。
畳んだシーツを積んであるところに行って
チェック表みたいなのチェックしてる姿みるの好きでした。

1幕の上映会のシーンの高橋由美子との絡みも映像の中の彼女と見ている畑中さんなので
近いけど、接触もなく、視線も一方通行な合わせず終いだからなぁ。
でもここ好きだけど。癒してあげると微笑むリタに、頭とか頬とか撫でてもらってる。

なんでか、何かを片付けるのを見るのが好きみたいでつい見ちゃうみたいだ。
上映会のシーンでは(妄想で)リタと踊るのをそれぞれが夢見て騒いでいた後
さっと真顔に戻って椅子を二つ手に取り上手に捌けてく
ここの椅子を取って向きを変えるところが好きだったんだな。

屋根のタール塗る時とかキャッチボールシーンは
長袖の白Tシャツ、濃いめのデニム、明るめのブルーなシャツ羽織って腕まくり。
袖口から白シャツが見えてるのだが、肘下くらいまでまくってる。
Tシャツ丸首なんだけど、真ん中がちょっとV字でかわいい。
囚人の時はずっと底の厚めなしっかりした茶色の靴。かわいいです。

あと、アンディの裁判のシーン再現のところが楽しくて。
まず、高橋由美子が舞台上で背中を向けてたなぁと思ったら
くるんと正面に向き直ればそこにおヒゲが。
ドレス姿におヒゲを付けて裁判官を気取るような話し方をし
そのあと、下手から畑中さんともう一方同じようなおヒゲを付けて出てきて
高橋由美子嬢の後ろに控えてる、そのシーンが絵的にいちばん好きかな。
おヒゲが三人並んでる姿がかわいらしくて、よいです。
その後、みんな移動しちゃったり、次々おヒゲの人が出てきて立ち位置変わるんだけど
最初の三人の並んでるとこが絵的にかわいい場面なのです。ここは上手推奨。

2幕の青空奉仕の外仕事シーンで、ツナギの上半分はだけて腰に巻き付けてる格好が
衣装的にはいちばん好きかな。白の長袖Tシャツも普通に好きだし。
ここのシーンもだけど、キャッチボールのシーンとか映画で見た
あの場面に畑中さんがいるんだ。っていう感慨が妙にあったりして
しかもキャッチボール生で投げ合ってるってなんかすごいっていうか。
キャッチボールが生なので、錯覚ではあるんだけど
それを見ている自分もその場にいられてるような感じがしたり。
ナチュラルに投げててすごいなぁ。
畑中さんはレッドの調達屋に対して、情報屋ってことみたいだったな。
なので、いろいろ状況説明が多い。

季節の移ろいを現すのに、冬はツナギの上に同色系のジャケット着るのだが
襟と袖が茶で似あってるんですけど。袖丈がちょっと長いせいか
全体にちまっとして見えてしまう。それが可愛いと言えば可愛いのです。
指先がちまっとでてるのがね。可愛いのですよ。

後半の方にあるレッドの「あてにするな」って台詞が好きなんだな。悲しくなるぜだっけかな。
畑中さんが言うのでなく言われる台詞だけど。
それに対する慟哭はいつもの畑中さんで、もうちょいって思わないでもないんだけど。
なにがもうちょいなのか、不明。うむ。
→金曜日に見た時ももうちょいって思ったんだけど
土曜日に見た時は強く響くものがありました。
「何が出来るっていうんだ俺たちに」かな。ここの声ががね。
クリアになった? というか、そこに伴うというかこめられた感情が強くなったから届いたような。そんな感じ。
でも、ここ惜しいなぁと思うのは、ばんって手を付くところあんまり音が鳴らなくて
感情の爆発感があまりなくてね。この後机ばんって叩くところはすごく音が鳴るので
畑中さんの叩き方云々でなく叩かれる側の素材の差かなぁ。
→手でなく、足で床踏み鳴らして音だしてるっぽかった。

これ失礼かなぁと思いつつ言っちゃう。
「俺たちは」っていう台詞聞こえるたび、
あ、これ畑中さんじゃなかったんだっけと思った。
この「俺たち」ってとこの響きがなんか畑中さんの声として
印象に残ってて、この前の台詞なんだよね畑中さんは。
すみません。

そしてこの。タイミング。「あいつは毒だ」の後。
レッドとケンカになりそうな。暗い目をして離れようとする、
畑中さんの目がね。すごく好きで。
そのタイミングでここで音楽が流れなければ
レッドと彼らは変な距離を置くようになってしまうような
そんな一触即発な場面での音楽。
「行こうぜ」ってヘイウッドに言って
レッドを突き放すように見遣り足を踏み出す時の目が好き。

音楽のシーンはさすがに映画のように「空」が見えないので
閉塞された牢の上空にある、広がる空のあの感じは出ないんだけど、
歌声が音楽が聞いている体中一杯に満ちるような。
音が途切れた時のやるせなさや重苦しい気持ちがのしかかるような。
そんな気持ち。ここもね。畑中さん見てるうちにちょっと泣けちゃったりしてる。
なんだろうねぇ。この共鳴しちゃうような感じ。
とか言って全然違う気持ちだったらすみません。
音楽の力ってすごいなと思う一場面でした。
ここでかかる彼女の歌、もっと聞きたかったな。

あと、2幕のトミーがアンディに「全部話しちまった」ことをみんなに説明する時
トミーはその時も盗みをやってたっていうから「ばかやろうだ」って言うところがね。
仲間内としてみてる言い方が好き。怒っててもやさしい。心配して聞こえる。
情報屋としていろいろ話してるのも好きだが
図書室で益岡さんのレッドと親しげに話してる姿も見てて楽しかったな。

3幕はまた保護観察の人として、登場。
聞いてるか? って感じで「おい」って手を振るとこ好きだったり。
あとは、映画鑑賞シーンよね。ここはなんと言っても筒井くんだけど。
アンディ脱出のシーンでは牢の中で囃し立てる人。上の段の下手側にいたと思うけど。
後は、レッドの仮釈放を協議する人としてスーツ姿で登場。
奥から筒井くん、トミーの人、粟根さん、畑中さん。みんなスーツでかっこいい。
短いシーンで勿体ないね。
ああ、でも。ここの、椅子回転実は好きじゃない。
真ん中集合でこそっと話して決定でいいじゃないかと思ってしまう。
ここに笑いは欲しくないなぁと思ってしまう。すみません。

畑中さんに関するとなんか内容全然関係ないとこ行っちゃったわ。
あ。青空奉仕の時、下手で倒れるように横になってる時の投げ出された右手が好き。
色っぽいんですよ。この気だるげに投げ出された腕が。

あと、牢の暗がりで新人をからかうところの暗いところから聞こえる声が好きだわ。
最初見た時とかどこにいるか薄暗いので探せてないんだけど、真ん中辺のいちばん暗いとこだったかな。
暗い中で聞こえる声もいいねぇとか、どっか他でも暗い中で聞こえる時があって
やっぱり声好きだわ~とかのんきなこと考えながら見てたり。

ああ、ほんとどうでもいいことばかり。
でも、ま。メモだし。とりあえず。

ショーシャンクの楽。

2013-11-11 | 畑中さんのこと。
終わってしまったぜ。
東京公演、11/10(日)14:00 下手後方にて。
今回センターブロックは経験出来ず。残念。
前で見るなら下手、後ろで見るなら上手が好きでした。
後ろで見ると照明がキレイでよいです。
一幕ラストの屋上の夕焼けの暮れ行く気配。だんだんと赤くなり沈んでいく。
穏やかで寂しいような少しの風が通り過ぎていくような空気感。
ここは音楽も好きだったなぁ。
ヘイウッドの人がアンディのビールと自分のビール二つ手にとり
暗くなる辺りでこつんと瓶を合わせて鳴らせた音が
なんだかとても素敵だったの。
二幕ラストの悲惨に絶望に打ちのめされてる二人の孤独感の対比。
ここが特にキレイでした。
二幕なんてホントにひどい状況なのにも関わらず
とてもとても美しい舞台だわと思ってしまった。

そんなこんなで後はちまちまと。
モンローの風、大サービスだったな。
金、土と見たけど、あんなにスカートめくれてなかったように思うよ。
それと、アンディ。モンローがスカートめくって「見ろ」ってぱんつ見せてる時
初めてモンローのぱんつ見てるとこ見た。
それにちょっと怯んだモンローもね。なんか可愛いシーンだったわ。

畑中さんの黒ぱんつに白ぱんつ挟んでる風に見えたけど遠目だったからわからないわ。
相変わらず、ぱんつばかり気にしてますね。

こそ泥少年、部屋から出ようとした時缶詰め落として手間取ってたね。
ここの少年が折った紙飛行機、彼が去った後にレッドが窓の外に飛ばすのだけど
最初見た時、書いてある原稿飛ばしたのかと思ってちょっとおどろいた
でも、真新しい未使用の方を取って折ってたんだな
少年の「長居しすぎた」って台詞が淋しくて好き。

筒井くん。今回はヒット賞とかあるならあげたいくらい素敵だけど
役の上とはいえ、高橋由美子をこづくとこは毎回「こら」と言いたくなる衝動に駆られます。
(呼び捨てな私もどうよ、と思いますが。長年フルネーム呼び捨てで過ごしたので
他の表記すると違う気がしちゃうので、これで通してます。ごめんなさい。)
屋上タール塗のとこで、高橋由美子が看守の一人の役どころだから
筒井くんの部下役なんだけどもさ。ヒールな彼女押すので危ないよぅと思ってしまう。
ここで「ちびすけ」と言われた高橋由美子がもう一人の看守に
「自分だって」ってぐちぐち言ってるとこが好き
高橋由美子と畑中さんの絡みってここだけってことになるかなぁ。
おそらく「しっかりやれよ」「はい」くらいの会話っぽいんだけどさ。
もちろん声は聞こえないし表情からのぞき見てるだけだけどさ。
嬉しいよ。

高橋由美子ので好きなのは3幕でアンディが秘密の人物について語るところ
アンディの台詞にいちいち反応するのに耐えかねて
うるさいと注意された女優三人がレッドに詰め寄るところ。
「呼び出しておいて何」とか「もっと丁寧に扱って頂戴」とか。
前はこんなにはっきり聞き取れなかった気がするんだけど。
最後の台詞が静かになりつつ残る感じがうまい。

それから、アンディの人。
穴が開いた後部屋に戻ってきたアンディが震えながら語る姿に胸撃たれたり。
ここのこのアンディの表情や姿はずっと覚えていたいな。
こんなに辛い状況で、
先のことを考えたら一歩も進めなくなってしまうような
努力することになんの意味があるのかと思うような。
長い長い時間をかけて、それでも。ホンの少しでも先へ進む力。
考えてみたら怖くなるよ。
そういう怖いが自分の手の内側にもあるような気がする場面だったの。

レッドがブルックスのこと思い出して握手してのとこで
手紙の束で机を叩いて思い出を払うように時を現在に戻すところが
なんとなく意地悪で好き。
初めてお目にかかる役者さんでございましたが
なんだかまっさらな印象の人。次にどこかで会ってもまた違う印象を抱きそう。

千秋楽に付き結構な勢いでスタンディングなお客さん達に応えて
いつもより一回カーテンコール多かったように思うけど。
アンディの人の成河さんがご挨拶。大阪博多と名古屋と松本行きます。お席に余裕があります。
でちょっと笑いのあと、こんなでいいんですかとかいってたような。
戸惑う間がかわいらしいです。

カーテンコール、お辞儀の後、捌けるの最初は上手に成河さん、下手に益岡さんなんだけど
ラストは二人とも下手に捌けてて、その時に益岡さんが成河さんを羽交い締めにしたり
舞台の方へ押し出したり、ちょっとじゃれたりしてました。
楽はそのお返しとばかりに成河さんが益岡さんのを羽交い締めにしたんだけど、
逆に益岡さんにだっこされて退場する羽目になったりしてた。

大阪って16日からなんだねぇ。もうちょい長くやるかと思ってた。
もしかしたらDVDになるかもしれないし、ならないかもしれない。
もしなったとしても、なんか今日のこの席で見て感じたことを
ずっと覚えておきたいなっていうような思うような舞台だったの。
東京公演千秋楽。見られて良かったです。

さて、後は畑中さんのこと。まとめられるかな。
千秋楽のカーテンコールではトミーの人にからかわれてるっぽかったな。
背のことで。←

ひとりごと。

2013-11-11 | Weblog
あのね。
これだけ好き勝手に
あーだこーだ書いててなんですが
一応
これでも、密かにというか
ひっそりこっそりしてるつもりなので
気付いても見て見ぬふりしていただけたら
幸いにございます。

なんというか。
鳩にパンをあげてるのをアンディに見つかったブルックスのような気持ちです。

まぁ、そんなこんなで。
今後ともよろしくお願いします。

ショーシャンクまたもや前で。

2013-11-10 | 畑中さんのこと。
ショーシャンクの空に、11/9(土)13:00の回、前方下手

やっぱりこの位置好きだわ。
最初の青空を観られたのが下手前方だったのでこの位置から見た空がとても感慨深い。

近くで見ても靴いい感じだった。
なんか気になってたのは、つまり好きな形の靴だったんだなと見てて思った。
かわいい形の靴だな。
囚人達の服も初日は真新しいシャツって感じがあったんだけど
いい感じに馴染んでて、くたくたでよかった。

あとは細かいことぐだぐだといきます。

畑中さんの黒ぱんつ見えなくなってた。
お気に入りの椅子回転がスピードダウンしてた。
キャッチボールシーンかな。下の白の長袖Tシャツめくりそこなかったのかな
長いまま登場してた。

モンローのスカート
時々ヒールに引っかかるので、見ていてひやりとする。
階段もあるので怪我ないといいなぁ。

3幕のラクウェル登場の恐竜の映画シーンは後ろからがよいな。近いと恐竜わかり辛い。
筒井くんのマンモス時代の肉の人の服、以前あんなにはだけてなかった気がするんだけど。
結構大胆な露出で大サービス。
筒井くんの肉の人とラクウェルのラブシーンで大騒ぎした後
畑中さん本気で打ちのめされてる気がするんですが。
椅子に足絡めてるのが面白かったり。

レッドアンディーのハイタッチ、本日は二回。二回目痛そう。
昨日はうまく出来ず、更に当たりどころ悪くてアンディ痛そうだったな。
ここ、手、握ってたのか。とちょっとおどろいた。

万年筆で書き綴る音に紛れて、ぱらぱらと石砂の落ちる音。
これってずっとアンディとレッドの作業のリンクみたいな感じで捕らえてたけど
書くことで記憶のもやみたいな壁をこつこつと掘り進んでいくレッドの作業だったってことかしら。
だから最後の最後で穴が貫通した時に、あんな風に明るく
たくさんの原稿用紙が降りそそいで、記憶が鮮明に蘇り繋がったのかしら。
そういえば、万年筆が床に落ちちゃってて、暗転時片付けの人達にちゃんと回収されるかしら?
と思ったら落ちたままだったんですが、無事益岡アンディ(若い方だけど)が回収してポケットにさしてた。

あと、「妄想」って言葉が唐突で、なんでって思ってたんだけど。
あれってあの少年の嫉妬だったのかしらって思ったり
勉強を教えてくれるレッドに対して、この人が自分の父親ならって思ったり
どんなに近く接していても、隣にいるその人はいつも違う誰かを思ってることにたいする
やきもちかしらなんてね。
こういうのは、見るたび見方を変えて勝手な解釈して見てますけど。

トミーの人の時、「5回ムショに入ってた」だったっけ? パクられた?
ともかく5って言いながら、指が3本なとこがかわいいです。

アンディのカーディガン姿にときめく。
「ずっと二人で歩いてきた」の多田くんのカーディガン姿も好きだったけど
男性のカーディガンて好きみたいだな。という発見もあったり←

前の方で見るとセットのあれこれな音が聞こえるのがなんとも。
結構最初の方で聞こえるべりべり音はなんだろう。
前に椅子持って捌けた時の袖から聞こえてきたがたがた音はなくなってたように思う。
いろいろスムースに流れてきていて、
物語にのってあれこれ考えるのが楽しい芝居になってきてて
もう少し続いて欲しいなぁ東京で。なんて思ってしまうよ。

そんな「ショーシャクの空に」東京公演今日、ラストです。

個人的に畑中さんはビール飲むとこがいちばん好きです。
オープニングで別な人の役でフツーにビール頼んで
なんてことなく飲むシーンがあるので余計に強く思うのかもしれないけど。
あのビールシーンは表情見ているだけで、
その人の中に流れている感情の揺れに突き動かされるような感じで
涙が出ます。
とりわけばかみたいに嬉しくてたまらないような気持ちになったり。
本当に嬉しそうにビール瓶に口を付ける時の目がね。
そして、それを横から見守る高橋由美子のリタヘイワースのやわらかい温かい眼差しも含めて
ものすごく好きなシーンです。

ショーシャンクちょっと離れて。

2013-11-09 | 畑中さんのこと。
11/8、金曜日19:00

今日も見るので昨日の感想、ざざっとメモ。
後で修正するかも。

上手後方で見たらここから見える景色も好きかもと思ったり。
後ろの方だと牢の上段が見易い。
この間観たところがいちばんいいと思ったけど、
今のとこ、いちばん新しいとこで見たのがいちばんいいと思えるようだ。
動きや関係が滑らかになったような気がした。

いろいろ記憶の間違いも発見。
ラストの照明。ちょっとごっちゃで間違えてた。
まばゆい空は暗転後の笑顔の二人の背景だった。
後方で見ると空が意外に狭い。
でも空から手紙が降ってくるシーンは後方で見た方が何かが明確になったような気持ちになる

遠くから全体で見ると気付いてなかったものも見えて
筒井ハドリーの賄賂事件とか
高橋由美子のビールは誰が渡してたんだろうと思ってたら
看守役の方から勝手に失敬してたのね。

タール塗りの時の交渉がうまくいったアンディを見てる
囚人たちのぼかんとした構図が好きだ。
靴、新しすぎると思ったけど、遠目で見ると全然気にならなかった。

台詞の意味所々、掴み切れてないようだ。
ここどう捕らえようと迷ったりするとこもあったり。
レッドの夢の話の何かを象徴しているような、石だったり
今は逃げてのとこが謎なんです。

益岡さん咳こんだり。
最初に少年の兄にお茶持ってきたシーンでちょっと咳き込み
後でアンディと二人のシーンでまた咳き込んでしまい
ちょっと辛そうで、アンディが背中さすってくれてた。
ほほ笑ましい。

あとは。
アンディの脱出時、持ち上げたフタのようなヤツに髪が引っかかったのか
なんか髪気にしてたな。
筒井くんのラブシーンようやく見られた。今まで誰かとかぶったりしたので。
ヒゲのシーンは上手でも面白みがスペシャルな絵になるのは前方のよう。

トミー、二回目のカーテンコールの時畑中さんのほっぺにちゅう。
みんなが手つないで出てくる時。

畑中さんのことはまとめて書こうと思ってるからつい抜いてしまう。
たぶん楽、見終えた後に。

くたくたになるまで。

2013-11-05 | 本のこと
久々に畑中さん関係ない本のこと。

「昨夜のカレー、明日のパン」木皿泉著。

ギフ(義父)と暮らすテツコの話。
そのお隣のタカラちゃんの話。
テツコの彼の岩井さんの話。
一樹の車と虎ちゃんの話。
男子会の愉快な話。
夕子さんの涙の話。
テツコと出会った一樹の話。

今はもういない人のこと。
そして今生きている自分のこと。
くたくたになるまで生きてみようということ。

たくさん泣いて、
空を見上げたくなる話だった。
生活してる、暮らしてるって素敵なことだ。
タイトルにたどり着いた時、笑ってまた泣きたくなりましたよ。

ショーシャンクあれこれ。

2013-11-04 | 畑中さんのこと。
舞台「ショーシャンクの空に」は牢の外に出たレッドが
あそこに帰りたいとか楽なところ(天国)に行きたいと思う気持ちを紛らす為に
自分の中にあるアンディーが本当にいたのかという疑問? と向き合う為に
中にいた時のことを書きつづりつつ、現在のレッドと入り乱れ進むみたいになってて
この、本当に彼はいたのか? って言うとこがなんか、初日に見た時は飲み込めなくて。
希望が彼そのものみたいな捕らえ方もちょっと違うような気もして。
でも二日目はそれもありかとも思ったりもして。
過去のアンディーとのことを語る手段として、彼の部屋に貼ってあった
ポスターのピンナップガール達が見ていたこととして語るみたいになってるのが
楽しかったですね。みんなそれぞれ彼を愛していて。
夜の闇の中でこつこつ壁を掘るアンディーの音と
夜な夜な彼の思い出を綴るレッドがペンを走らせる音が重なってるのかな。
後半はペンだけになるけど。

レッド役の益岡さん。牢を出てすっかり老人の時の姿と
牢の中のまだ若い頃のレッドの声の張りや姿勢や表情が
ナチュラルに違っててなんかすごいなーと思ってしまった。
老いたレッドが羽織ってるガウンの腰に通してるヒモの因れ具合が
右と左端で違うのがちょっと気になるんだけど、
でもこの古く着崩れしてる感は気になるんだけどよいです。
逆に気になって仕方ないのは囚人達の靴。舞台だからしょうがないんだけど
なんかキレイで立派過ぎてちょっとこれは馴染めないかなと思ってしまう。
後半になればくたびれた感じになるだろうか。

気になると言えば暴行シーンはもうちょい想像力で補う方向で見せるかと思ってましたが
あそこまで赤裸々とは思いませんでした。うむ。
でもあれで一気にアンディに同情的になるかな?
最初の牢に連れられてくる時のアンディの存在感が薄くてあれ? とも思ったり。
いろいろ。

オープニングの方にあるシャワーなとこもね。
あるとしても全裸だから暗がりかと思ってたら後ろ姿だけど結構明るくて
畑中さんいなくて安心なような残念なような←
鈴木くんはいたように思う。

鈴木くん思ったよりたくさん出てたけど台詞は少なかったのね。
囚人の中の悪者一味と現在のレッドの家を訪ねるお巡りさんと
リタ・ヘイワースのパーティシーンの客くらい? もうちょっといたような気がするな。

畑中さんはトミーやるかなと思ってたりした。
筒井くんは囚人の中の誰かかなと思ってた。
だから、筒井くんが所長側とわかった時に畑中さん筒井くんに撃たれちゃうのかと思ったら
トミーは別の人で、映画でなく、原作の方のようにトミーは違う刑務所に移されてた。
そのせいもあってノートン所長がひどく悪いずるい冷徹な人な感じが薄くて。
所長は映画と違うコトキレ方でちょっと可哀想でした。
でもこれは粟根さんだから感じるかわいらしさがあったからかな。

トミーに似てる少年とレッドのシーンで
少年が父親が死んだというところがね。
一回目見た時素通りしちゃったんだけど
二回目見た時にちょっと潤んだ。
この時の彼はどんな気持ちでレッドの綴ったものを読んでいたのかな。
すでに父親をあやめていたんだよね。たぶん。

大家さんのブルックは予想通りでしたが、不思議な鳩の人もまとめて大家さんでしたね。
初日は掃除道具入れが妙な按配に配置されてたのが気になってたけど
二日目はちゃんと奥側にまとまってたな。
くびをつるではなくまどからとびおりになってたけど、
あの、窓を開けて、下をのぞき込み、落ちる、その闇。の一連の動きが
実際落ちてないんだけど、落ちてるように見えるあの感じが
怖くてかなしくて苦しい。

そして、なかなか畑中さんのことまでたどりつけない。
キャッチボールのとことか音楽のあのシーンとか
いろいろあるんだけど。
とりあえず、ここまでで、また改めよう。

あ、牢の中に年号現すところがあってそれを変えてる看守、二幕は高橋由美子だったんだけど
初日はここ寒いとかくしゃみしてたの、二日目はなくなっちゃってたな。
あそこちょっと好きだったけど。時間短縮かしら。

ショーシャンクの空に。

2013-11-04 | 畑中さんのこと。
畑中さんの出演されてる「ショーシャンクの空に」見て参りました。
初日、11/2(土)19:00 上手10列くらい
翌日、11/3(日)13:00 下手5列くらい。

上演時間は休憩2回を含む約3時間。
1幕55分、2幕50分、3幕、55分。らしいけど
間の休憩が各10分てやはりちょっと伸びるし
舞台も時間以内に終わり切れてない感じでどちらも
3時間15~20分くらいかなー、幕が開いてから終わるまで。
その後のカーテンコールなども含むと3時間20~30分くらいかな。
もう少し短くなってくれると平日はありがたいですね
初日は19時始まりが15分押して始まったのもあって
終演は22時半過ぎてました。

さて感想。
まとめてごちゃごちゃで行きます。ネタバレありありでいきます。



正直初日は素直に感想は語れませんでした。
原作モノを読んだり映像見たりした時の舞台は
あれをこうするんだという驚きの発見の連続の場合と
この台詞こう変える? ええ? なんで? という違和感の連続とありますが、
初日は後者だったんですよねぇ。いいところも多々あったけど、違和感が強くて。
ちょっと記憶が新しすぎたか。原作の好きだったシーンや台詞の変わったところがね。
うん。ところどころ残念かなぁなどと思ってましたが
二日目見て、一転いたしました。よかったです。
特にラストがね。
二日目見て、初日はいろいろ残念だったんだというのも判明致しましたし。

初日の帰り道に友達とラストはどうせなら全面青空でしょう、あそこ。
と語っていたところもちゃんと青空でしたし、
(初日は後ろのセット上手半分舞台に残っちゃってた)
空に「ショーシャンクの空に」の文字が映っていたのも気付きませんでした。
そして、これは個人的に、ラストに二人が抱きあうシーンが
あんまりはっきりと見えるのは好きじゃないなあと思ってたので
二日目では二人が抱きあうと同時に舞台の照明が落ちて
対照的に明るく、どこまでも青い空に「ショーシャンクの空に」のロゴが映るところがなんかもぅ
すんばらしく好みだったんですよ。よかったです。今思い出してもじたばたしちゃう。
初日にこれ見てたらスタンディング躊躇なかったな。←でも二日目は誰も立たず。
気持ちはあったんだけどな。最初に立てる人すごいな。

で、あと。二日目に下手で観たのもよかったかな。
今回の舞台は下手の方が好きみたいです。
畑中さんが下手向きな芝居が多いのも理由の一つだけど
主演の益岡さんのほぼ正面な芝居が多くて気持ちが重なりやすかったのもあるかな。
そしてアンディ役の成河さんの表情がいろいろ近くで観られたのも大きい。
僕の人生だのとことか苦しくなるよ。これは上手方面に引摺られつつだけどさぁ、もう!
そしてラスト間際の出てくるところのあの迫力ある表情。
あと下手通路はラスト付近でちょっとサプライズな感じですね。
横をアンディが通ります故。あっという間ですけど。
実際転んで立ち上がった後、見失う早さで去っていってしまいました。
シャツの汚れが確認出来る距離で見られたのはびっくりでした。
でも10列目くらいの下手の方がいろいろ見られていいかなって感じた。

そしてマイアイドルな高橋由美子嬢。素敵過ぎる。
初日の登場シーンできゃーってなった。ちょっとだけど歌もあったし。
今回の舞台でいちばん心配していた畑中さんとの絡みがあるのかないのか。
あった! と言っていいかな。台詞は交わしてないけど。うん。
初日には視線絡んでいたように思うとこ、二日目は見逃したっぽいのかなかったのか。
ともかく登場シーンの華やかさが嬉しい。そしてこのシーンの畑中さんのタキシード姿もよいです。
ただねぇ。ここは上手からだと高橋由美子に一点集中出来たんだけど(畑中さん背中なのもあって)
下手からだと下手で歌う高橋由美子と上手で動いてる畑中さんに視線割れして大変だった。←個人的悩み。
ここの立ち去る時にグラス片手に早足な畑中さんの動き見るのが好き。
早足ってか、急いで捌けなきゃいけないんだけど、
動きがゆったりとか丁寧な感じを保ちつつ急ぐというのをね。
つい、見ちゃうんだが。なんか意地悪目線ね。
あと高橋由美子嬢、子供役も観られたのは嬉しかったです。かわいいよぅ。

女優さんみんなキレイで面白かったなぁ。
モンロー役の人の肘下から手首指先の動きの柔らかさがものすごくキレイで、うっとりした。
ラクウェルの人は足がまっすぐ立つ時はともかくキレイで。
お馬鹿な時は膝の開き加減がお間抜けでかわいくて。
ポスターの彼女達がとてもとてもとても好きになった。

そしてなんといっても今回は筒井くんだ。
大活躍過ぎる。粟根さんの笑いにのっかるというかかっさらってるよね。あれ。
ラクウェルの登場の時のラブシーンなんてずるいよ、もう。
その後の、あれ。何、あの素敵なアイテム。似合いすぎる。
この衣装の時に背中がちらりと見えるのですがなんか、なんだろうね。
最初の方で畑中さんがシャツ脱ぐ時よりドキドキした。
これの写真欲しいなあ。プロマイド的なもの出してくれないかしら。
お守りにしたい。かわいすぎる。
殺人犯もやったし、弟思いの兄もやったし。
初日は手紙がなかなか取れ出せなくてちょっと大変そうだったけど。
兄の時、真っ当な人の役久しぶりなどと思ってしまった。
公演二日目はお誕生日だったようで、おめでとうございます。
なんか19歳で前説デビューした時から見てるので31かぁとか不思議な気分。
これからも楽しい姿を見せてくれますように。