さて。
キャラメルボックス30thクリスマス公演「BREATH」
東京初日。12/10グリーン後方センター
→12/11レッド上手10列目くらいと見まして
私はたぶん、グリーンが好きみたいだなぁと。
たぶんてのは、まだこれからも見るのでね。
現時点ではグリーンの方が好きなポイントが多い、です。
そんなこんなで、
まとまりのないだらだらな感想で行きます。
まず春世ちゃん演じる希乃の「特別」っぽい存在感が好き
鍛冶本さん演じる(進出気鋭の演出家)土井に対して振り回し切れてる感じが好きかなぁ。
彼にとっての特別な人という雰囲気がある気がする。
傘、肉まんのあたりのやりとりとか。
かみあわなさを口にしながらも懐かしさに胸をざわつかせてる土井とかさー。
もー、可愛いじゃないですか。
あ、春世ちゃんといる時の土井の方がかわいいと思うから好きなのかな。
降ってきた雨に傘を広げる時の春世ちゃんの「かさ、かさ」好きなんだ。
弾んだ声がとてもかわいい。
でもって下手に移動する時に希乃が土井の手を掴んでいて
その繋がれた手を見る土井の視線が好きなんだ。
なんだ、もう。きゅんきゅんするなぁ。
海に行く前のやり取りで「海は南って決まってるじゃないですか」という希乃に対して
え?え?とわたわたしてる動きする鍛冶本さんが大好きです。
でも、ここはレッドの「磯の香りがするじゃないですか」って言われて
辺りを嗅いでる鍛冶本さんも好きです。
どっちも土井の可愛さに繋がるなあ。
というか、一人反省会の話とか。ね。ね。ね。
後半彼女の種明かしをされる時に、
アンケート読んでる姿が好きだなぁ。
さりげなく、アンケートに気付いて袋からだしてチェックしてて。
彼女の名字である「にいはま」の音に反応して話の行方を追う視線とかさ。
彼の発する「希乃」の名に込めた思いは
毎回抱きしめてかかえて、持ち帰りたい愛しさだわ。
これねー。鍛冶本さんに対してだけで延々語れるくらい
今回の鍛冶本さん好きでございます。好きなポイント多過ぎ。
好きだー。
春世ちゃんの最後のシーンで背中向けたまま、
少しだけこちらを向いてる時の顔が好きだ。
泣きそうな顔を笑顔に変えてお別れする時の変化前の表情の暗さが好きだ。
これは、彼と別れる方ね。
広務さんとデートの時に駆けて行く足音が好きだ。
奇跡の3週間をありがとう。希乃ちゃん。
あなたの描いた絵を眺めて、彼女は波の音を聞いただろうか。
海岸を歩く二人の姿を思い描いただろうか。
そして、隣に立つ男性を見て何を思うのだろうか。
というような、岡内さんと多田さんが希乃ちゃんの絵を眺めてるシーンが
とてもキレイでさびしくて好きです。
それから、久里子ちゃん。
やー。レッドの美咲ちゃんは
あの。三浦さんと実年齢いくつ違うんだろう?12上の設定だっけ?
でも、それ以上離れて見えて。
確かにそれ、手を出したら犯罪だよね。という風に見えました。
というのが第一印象でありました。
また変化するだろうからその時にでも語るとして。。
さて、グリーンの金城ちゃん。
金城あさみさんのなんとなく、生に関する太い感じが好きで
生きるということをきちんとしているような気がする女の子に見える。
彼女がお酒を飲みながらお父さんに絡むシーンは毎回ほろりとしてしまいます。
「おめでとう」と言いながら拍手するところとかさ。
あと、プリンを食べたというお父さんに「うりゃ」とかなんか言ってるとこ
かわいいなぁ。かわいいのよ。
筋肉だけがついたってのが納得出来ちゃう女の子なのもかわいい。
でも、ここのオンナの気持ちはオンナにしか~の台詞は
たぶんこの後お父さんがはるかさん似の希乃ちゃんのお母さんに
会いに行くきっかけというか促しの為なのかなぁと思うんだけど。
でもなんかもやもやする台詞なのよねぇ。
(だって、あのおばあちゃんと過ごした後のくりこちゃんだもんなーと思うのでさ)
もういっこ引っかかってるのは、柿本光介の「タイムマシン云々」ですね。
あれ、会場で笑ってる人がいる時はいいけど(通じてるわけだから)
だからサービスな台詞なんだろうけど
ちょっと、説得力ない、かなー。逆に説明しきれてないのかな。
まぁ「芝居はどこでだって出来る」という言葉を引き出すのためのものなのかな。
だってタイムマシン持ち出さずに、
他の男に奪われたらとか事故にあったらとかで足りるんだよねーっと
つい思ってしまうから。それだと芝居に絡まらないからね。
でもここも、ちっと、もやもやするー。
三浦さんの台詞は
「何者かになりたくて、努力をし続けている人」にはしみるだろうなぁ。
というか、刺さるかな。
私はいつ、どのタイミングでそんな思いを手放しちゃったんだろう。
そんな思いが去来しました。
柿本さんの台詞で好きなのは「はじめまして」です。
病院で大森さん演じるはるかさん似の女性に会った時の
右に曲がってが、左に曲がってになっちゃうくらいの衝撃。
そして、その後の「はじめまして」ここ。とても好き。
→その後でなく、駅で再会した時だった。「はじめまして」
新人山崎君の爽やかでいながら結構思ってたより低い声も素敵だったし
貴ちゃんと二人、大技なシーンも楽しかったレッド。
不自然に重なって立ち、山崎君の手を腰にやってった時に
なんかやるんだろうなーと思ったけど
身長たっかいとすっごいことになるのねー。
びっくりしたし、笑ったわ。
でもってグリーンの毛塚くんの好きなとこは
「おばあちゃんを気遣う気持ち」がそこかしこに溢れてる気がするんだな。
大好きなおばあちゃんが具合悪ければ心配するよね。
ホントは今すぐにでも塾やめて大人しくして欲しいとか
病院でる前は思ってたんじゃないかなーとか。
プレゼントの問題を出されてずーっと考えてるところとか。
熱燗つけてくる手前のやりとりが好きです。
ここは、レッドの時に上手から見た照明がすごくキレイで素敵だった。
ひたすら採点をしているおばあちゃんを照らす明かり。
その後伊藤さんが台詞事故って大変だった初日でしたけどもさ。
伊藤さんよりも山崎君がんばってって思いながら見てました。
石川さんのおばあちゃんが楽屋に突入する時の勢いが好き。
生徒の名前を呼ぶ声が好き。先生というひと。
問題を出し続ける生き方。
阿部丈二さん演じる劇場支配人の亀岡と
坂口さん演じる女優との掛け合いと言うか駆け引きが
どっちなの? ねぇどっちなの? といううまいバランスで
最後まで楽しませていただきました。
まず頷いて、相手を肯定してそれから次に話をもっていくやり方って
こんな風なんだと、実施していただいたみたいだった。
ああ、畑中さんのこと全然書いてなーいー。
彼にとって「やり直し」というキーワードを柿本に届けるところが
いちばんのポイントかなぁと思うので
柿本にお財布を返して、一瞬相手を見る時の目が好き。
ごめんなさいって言ってる感じの。
彼の背景を妄想しながら、楽しんで見てます。
ひぃじいちゃん子だったんだろうなぁ。とか
ちょい得意げに見えるから、無駄にかっこいいって思ったんだろうなぁ。
喫茶店に入り柿本の財布の中から名刺発見して驚いてるところかわいい。
その前の菅野さんとのオフの会話は「オススメはなんですか?」
「コーヒーです」←?「じゃ、それひとつ」みたいな感じかな。
今回の上手と下手区切った芝居が多くて、
喫茶店の上手と下手、楽屋の奈落(下手)と事務所(上手)が同時に存在して
オンとオフな会話進行しているのが、どっちも気になります。
両サイド飽きさせない作りかもしれないけど
どっちも見たいと思っちゃうから、見られない片方がとっても気になります。
ゼクシィこっそり見てる岡内さんとか
クレーム処理にてんやわんやしてる二人(森めちゃんと毛塚くん)とか
いろいろしてるんだもんなぁ。この辺みるなら上手側の方が楽しいかな。
今回、動きと言う中でいちばん好きなのは
「拍手している堀江さん(岡内さん)」です。
光介の部屋に赤星が出演していて、それを事務所のみんなで見ているシーン
赤星の紹介にアベジョーと毛塚くんが拍手して、森めちゃんも遅れて拍手して
その反応を見ながら、一人だけ拍手しないのバレるのいやで
しぶしぶ、仕方なく、膨れっ面までいかないけど
それに近い表情でやる気なく、手を合わせる時の岡内さんが
もー、好きです。めちゃくちゃ好きです。ここ、注目してしまいます。
他にも好きなシーンいっぱいあるけど、
一押しはここの岡内さん、動きも表情もすっげ好きだわ。
ここは画面を見つめる大浦さん(森めちゃん)の表情も好き。
この人はどのシーンにいて、どの話を聞いているのか
それによって促されている気持ちの流れみたいなのも想像しながら見ちゃう。
指のシーンは森めちゃんの声が好きなんだな。
「わたしのもの」言う辺り。しっとり。
あまり語られてないおばあちゃんと孫のところでもいろいろ考えちゃうけど
というか、出演者全員の背景を考えながら物語に流されていく感じが楽しい。
たとえば彼は、あの後、彼女の絵を見に行けたのかなとか。
いつかはニューヨークに自分の芝居を持っていけるのかなとか。
あのフォーメーションがIなら、あれはBじゃなくてWでは?
とか思ったりとかさー。(あんまり関係ない)
ついに機種編してしまったが、撮れた写真は相変わらず残念写真だなぁ。
いつか、会心の1枚が撮れたらいいなぁ。