湯の字にっき

日々の日記をつらつらと綴っております

HERE TONIGHT

2011-06-08 | 音楽のこと
この曲はびっくりするくらい簡単に
私の記憶を「夏への扉」の舞台へと連れていってくれる。

先日ライブでこの歌を聴いた時、リッキィの姿を見た気がしたよ。
舞台上の畑中さんのダニィの背中と、その向こうに立つ彼女。
階段の手摺りに寄りかかり、リッキィを見上げて彼女に語りかけていた姿。
見上げる背中は、淋しくて、ひとりぼっちで。
でもそこに希望のように彼女が立っている。
まだ大丈夫。そんな気持ち。

玲里さんの歌声は痛みの箇所を知っていて、手当をするように触れてくる。
かと思うと、狂気三分のぎりぎり正気でねじのゆがんだ軸のずれたような笑顔で
攻撃的にしかけてくる。
大音量のくせに心地よくて、やられっぱなしで構わなくて。

今回は長い巻き毛に前髪をおろしたウィッグで
なんとも可愛らしい見かけなのだけれど
それを素直に可愛いとはもう思えなくて

気圧される。とも違うんだよなぁ
波にさらわれるよう
うう。
昨日の夜寝る前、ああ、これ
と思う言い方が見つかったのに
朝起きたら消えてしまった。

ライブでのびやかな歌声を聞いていると
本当に心地よくて。

この歌声がもっと遠くまで届くといい。
と思う。

今日は名古屋でライブの日。
明日は大阪で。

もっともっと遠くまで。
たくさんの人のそばに届くといい。

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