湯の字にっき

日々の日記をつらつらと綴っております

もしもの話。

2021-08-26 | 田中さんのこと
もしも命が描けたら。

都合2回見ることが出来ました。
一回目は2階席の上手の端。これはわざわざ端の席を取ったんだけれども。
割と見切れ席でした。せめてどの席から見てもステージの円全部くらい見せる作りにして欲しかったな。
帰宅後バンフの写真みてこんなシーンあったかな?
っていうの、全く見えてませんでした。二回目に見て知りました。
A席って見切れ席って書いてあったのかしら。気付かなかったけど?
っていう感じで見てたのもあって、もやもやしてたから、ちょっと
どころか全く響かなくて、やっぱり私はこの方の話合わないみたいだなと思いました。

そして、こんな時期ですから2回目行くかどうか、ホントに迷いに迷いました。
行かないと決めた前日。結局人の言葉に押されて出かけた当日。
5列目くらいのセンターだったので、ものすごく見易かったですけど
こちらも舞台上の照明が思ったより見えず、もう少し後方で見たかったと思うわがままな感想を抱いてしまいました。
だって、2階席から見た舞台きれいだったんですよ。
それをまるっと見られる席でみたかったなぁあと。
ま、肉眼でしたたる汗を見られる距離だったので、何贅沢言ってんだって感じですけどね。

ぐだぐだと文句から始まってしまいましたが。感想といえるほどの物はないですが。
はき出しておこうかなと。

絵本の様な物語の運びだったなと思う。展開、内容じゃなくて、運び。
田中さんの膨大な台詞量、語りと独り言と会話の全部。

小島聖さんの二役目最初見た時は、父が選んだ女性なのかと思った。
だから、面識はないけど月人の名前は知ってると。
そしたらお母さんだったみたいでしょ。
彼女の残してきた子供、月人は13歳。
なので、杉から落ちた月人はやっぱりしんでて、
絵を描きながらたどりついた町は20年くらい前の母の住む町で。
だから母は今目の前にいる30過ぎの月人がわからず、
でも月人から見たらほぼ出て行った時の母なのだからわからないはずがない。
ここがわからなかったんだけど。
罪を犯して逃げる時に整形して改名したのかしら、とか思ったりしました。
月人の父あやめてしまって、泣きながら出て行った母。
それは確かに月人を守るためかもしれない。
でも、と思ってしまう。
そして、絵を描いて描ききって三日月になって、8歳の月人を照らして
去る月人。歌詞を見るとやっとまた会えたねってなるから
会えたんだなって思うけど、
これ会えたのが星子ちゃんなのか三日月なのかなって思ってしまったり。
私の中で答えに届かなかったんだけど。
一回目見た時はさびしいって思ったので私の中では三日月だったの。
三日月になってずっと月人と共にいて星子ちゃんに会えなかったの。
二回目は星子ちゃんに会えた気がした。
ここから先の三日月は今の月人でなく、幼い月人の三日月。

歌詞のあなたが虹子さんで、虹子さんと母は同じだけど別で
君が星子ちゃんで三日月なの。
三日月は君で僕だから。
満月は仮面で三日月は笑顔。
いろんな思いがまとまりきらず抱えているけど。
千秋楽の「クタクタです。」を見た時は本当に来て良かったなと思いました。
最初にまりおさんがスケッチブック持って出てきたとき。
あれ、捌ける時に持って行き損なったたの?って思ってしまいました。
そして、最後に帰る時に、捌けようとして前を歩く小島さんがスケッチブック持ってるの見て
自分の下に落としたスケッチブック拾うのどーするの? どーしよう。
行っちゃえからの両手でバイバイはかわいかったです。

あれ、規制退場でなければ近くに寄って舞台上に落ちてたスケッチブックとペンしみじみと眺めたかったな。
まりおさんと小島さんは袖で書いてきて、田中さんだけとその場で書くというのが
素晴らしかったですね。のぞき込んで笑ってる小島さんもかわいかったですね。
小島さんのメッセージにハートがついてかたら、田中さんもハートだったのかしら。

感想という感想ではないのですが、一端終わる。
あ、でもね。この話見てね。誰が一番さびしくてかわいそうかっていったら
月人を引き取ってくれたおばさんじゃないのかなって思ってしまうのですよ。
母の姉でしたっけ? 妹でしたっけ。
子供がいなくて、嬉しかったはずなのに。月人は本心ではなついくれなくて
フリがずっとフリのままで。家族になれなくて、だから月人の家族は3引く2って言った時
私はとても悲しかった。彼女は月人の家族になれなかった。
そして、引き取ったことで、ではないのかもしれないけれど工場が苦しくなり
あんな事になってしまって、引き取らなければ良かったと思ったかもしれない。
そして、無表情になり月人と離れて今は一人で。誰がといるかもしれないけど
でも、たぶん一人でずっと一人でさびしいままで、私は彼女の俯いた横顔をずっと探している気がする。
それとも、彼女も月人と離れて、しあわせになったのだろうか。
月人のメッセージが自分がいなくなってもあなたがしあわせなら僕もうれしいというものならすごくさびしい。
でも、あなたが私の幸せを願ってくれたから、だから私は幸せです。という思いもある。
生の舞台はやっぱりいろいろ気持ちを揺さぶられるし考え続けてしまうわね。
この考え続けるという行為が好き。あなたのことを考えているというその時間。

絵を描くんだ。と幼い月人に言うこと。面白い人生が待ってるって言ってた?
自分の人生も描き切ったということかな。
2人で回って飛んだ時に三日月のバトンは渡されたのか。
星子ちゃんに会える?と聞かれて答えなかった三日月は
答えなかったのではなく、答えられなかった?
という疑問メモメモ。

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