ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県佐久市の佐久荒船高原では、盛夏に咲く野草が開花準備を進めています

2012年07月09日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東側にある佐久荒船高原の森や草原では、7月上旬から中旬にかけて梅雨明け後の盛夏の準備が進んでいます。

 草原の片隅では、濃い赤紫色が所々で目立つようになりました。近づいてみると、ウツボグサ(靫草)の花でした。





 草原の草むらの中で、密やかに咲き始めています。円筒形の花穂が弓矢を入れる靫(うつぼ)に似ていることから、この名前がつきました。

 以前は、ウツボグサが大群生する場所もあったのですが、最近は大群生することが無くなりました。

 ノアザミの一種も花を咲かせています。ひょろひょろと背の高いノアザミの一種です。正確な名前は分かりません。



 日当たりのいい斜面では、シモツケソウ(下野草)の先駆けが咲き始めています。



 シモツケソウはもう少し経つと、あちこちで咲き始めます。晩夏か初秋の花と思っていました。

 マムシグサも草かげで咲き始めています。



 マムシグサの大部分は、森の中の木陰で咲いています。

 標高が1100から1200メートルある佐久荒船高原では、盛夏に咲く野草が開花の準備を進め、その先駆けの一部が咲き始めています。梅雨の曇天の下で、野草は夏の準備を進めています。

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2 コメント

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マムシグサの苞 (里山歩き)
2012-07-09 10:19:08
マムシグサはサトイモ科の植物です。見方によってはミズバショウによく似ていると思います。
マムシグサの花に見えるものは、苞(ほう)と呼ばれる葉の変形したものです。
肉穂花序を大きな苞が包みこんでいる点では、マムシグサもミズバショウも同じです。
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ウツボグサ (紫陽花)
2012-07-09 23:26:00
ウツボグサの花が終わり始めて、果穗が褐色になり始めると、果穗を採取して、乾燥させたものは漢方薬の夏枯草(かごそう)と呼ばれるものになります。
利尿剤として腎臓炎、膀胱炎などに効くそうです。
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