金属板(鉄板・ステンレス板・アルミ板・銅板・他)は曲げると伸びるということを紹介します。
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「精密板金について」「精密板金加工とは」など、精密板金加工全般について丸井工業の事例などを含めて紹介致します。
紙を使って箱を作った経験があると思います。展開図を書いてハサミで切り取って手で折り曲げて作ります。金属板は紙の様に曲げることはできないので曲げ専用の機械を使います。金属板を金型に押し当てて曲げるので曲げた部分がある一定量で伸びるという現象がおこります。金属板(鉄・アルミ・ステンレス・銅・他)の伸びる量は材質・板厚・曲げる角度によって異なります。したがって金属板を使って箱を作る場合は、予め伸びる分をマイナスして展開図をつくらないと実際より大きな箱が出来あがってしまいます。
▲ 金属板を曲げる為の加工機プレスブレーキ(ベンダー)です
▲ 金属板を曲げる為の金型に置いた所です 金型が下から上昇してきます
▲ 金属板を曲げ始めた状態です V字の金型に挟んで曲げます(下が凹で上が凸)
▲ 金属板を90°に曲げた状態です 金属板は矢印の方向に伸びます
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金属板を曲げる作業について。
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精密板金加工で金属板(鉄板・ステンレス板・アルミ板・銅板・など)を曲げる作業にはプレスブレーキと言う専用の機械を使います。使う金型は先端がV字に尖った形をしており下金型は上部がV字にくぼんだ形状になっています。一見単純に見える作業ですが金属板の圧延方向(ロール目)板厚の微妙なバラつきや機械の圧力の掛かり方など経験を含めた様々な力量が必要とされます。複雑な形状をした製品の場合は曲げる回数が多くなり曲げる順序を間違えると曲げられなくなってしまう場合もあるので、その様な場合は作業前に曲げる順番シュミレーションを行います。
▲ 曲げ加工機「プレスブレーキまたはベンダー」に装着された上金型と下金型です
▲ 曲げたい位置に金型の先端が来るようにプログラムを行い材料を金型の間に入れます
▲ 材料を挟んだ状態で下金型が上昇し曲げたい角度まで上金型と下金型で挟み込みます
▲ 2回曲げた先端部分に有るバーリングタップを押し潰さない様に最後の曲げを行います
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ウエルドスタット(ナット・ビス)を使った加工についての紹介です。
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ナットやビスの圧入加工は金属板(アルミ、鉄、ステンレス)に穴をあけて差し込んでから加圧します。その為(写真1)のように表面に加工痕が残ります。ウエルドスタットは専用の自動機を使い金属板に溶接します。操作パネルの様な体裁面の裏面に直接スペーサーやビスを溶接できるので表面は加工の痕跡が残らずフラットで綺麗な仕上がりになります。
▲ 圧入は板金板に穴をあけて加工するので表面はこの様な状態になります(写真 1)
▲ ウエルドスタット・左がM4ビスで右がM3スペーサーです ネジのサイズや長さはいろいろあります
▲ ウエルドスタットM3スペーサーがパネルの裏側についている状態です
▲ パネルの表面にはウエルドスタットの痕跡は見えず綺麗な仕上がりになります
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鍋ネジと皿ネジの違いについて紹介します。
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ネジには多くの種類があり用途によって使い分けられています。ものづくりに関係していない人にとってネジを興味深く見たことは無いと思います。そんな方々に一般的によく使われている鍋ネジと皿ネジを紹介します。下の写真を見てください。ネジの頭が鍋の様な形をした物が「鍋ネジ」ネジの頭がお皿の様な形をした物を「皿ネジ」と言います。身の回りを見渡すとどちらかのネジが使われている物を見つけられるかもしれません。
▲ 鍋ネジは板金の表面にネジの頭が出っ張った状態で止まります
▲ 上が鍋ネジ(頭の部分が鍋の様な形)・下が皿ネジです(頭の部分がお皿の様な形)
▲ 皿ネジを使う為にはネジの入る穴の周辺を皿状に削り取る加工(皿加工)が必要です
▲ 皿ネジを使うと表面が平らになるのと鍋ネジと比べて物を正確な位置に固定できます
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