精密板金の丸井工業ブログ

精密板金加工の会社を経営。丸井工業を例にして皆さんに分かり易く精密板金加工を紹介するブログ-精密板金の丸井工業ブログ

キーワードで見る! 精密板金の丸井工業ブログ記事

CAD システム レーザー ベンダー スポット溶接 環境 品質
スタッド溶接 TIG溶接 機械加工 バーリング 配線 NCT リベット組立
金型 塗装 シルク 受入 検査 圧入 梱包
材料 抜き 曲げ 図面 メッキ 製品 設備
最近の記事一覧(投稿日の古い記事から見る新しい記事から見る)

ベンダー(プレスブレーキ)のバックゲージ

2012年04月10日 | 精密板金 設備
精密板金の丸井工業

―ISO9001&ISO14001取得 若さとパワーで革新を続ける企業です―


ベンダー(プレスブレーキ)加工機のバックゲージについてです。

神奈川県 横浜市 精密板金 丸井工業(株)公式ブログです。
「精密板金について」「精密板金加工とは」など、精密板金加工全般について丸井工業の事例などを含めて紹介致します。

板金材料(鉄板、ステンレス板、アルミ板、銅板など)を曲げる加工機の事をベンダーと言っています、プレスブレーキと言う方もいらっしゃいますがどちらでも構いません。昔は板金材料を曲げる時、曲げたい位置に直接線を引いてベンダーの金型がその線の上に来る様に手での位置を微調整しながら曲げていました。(数十年前の話)

目視と手で曲げの位置を微調整するといった精度の悪い加工から解放されたのが、バックゲージ(突き当て)と呼ばれる曲げ位置を決める補助装置の登場でした。曲げる為の金型に対して垂直の位置に有って、それ自体が前後に移動して位置を決定します。バックゲージが出たての頃は手動だったので1曲げごとに作業者が機械の裏に回ってハンドルを回して寸法を決めていました。現在はプログラムで幾つもの曲げ工程を記憶して自動でバックゲージが移動するので精度と作業性は各段に上がっています。



精密板金 丸井工業 ベンダー加工機
▲ バックゲージを立てた状態 (この状態ではバックゲージは機能しません)


精密板金 丸井工業 ベンダー加工機
▲ バックゲージを下した状態 矢印の先の面に板金材料を当てれば位置が決まります


精密板金 丸井工業 ベンダー加工機
▲ 実際に板金材料をバックゲージに当てた状態です 上下に有るのが曲げる為の金型


精密板金 丸井工業 ベンダー加工機
▲ 機械を作動させると板金材料が上下の金型に挟まれて 指定の位置で指定の角度に曲がります


おすすめ関連記事:精密板金の丸井工業ブログの 「ベンダー」 をテーマにしたブログ一覧

※ ブログランキングに参加しています ※ → にほんブログ村 企業ブログへ
   気に入った記事や参考になったと思った時は応援のポチを頂けると嬉しいです

精密板金の丸井工業
公式WEB:http://www.marui-k.co.jp 精密板金の丸井工業へメールe-mail
プロモーションムービー:http://www.marui-k.co.jp/About_the_Company.html#marui_cm

Copyright(C) 2008-2012 Marui Industrial Coporation.,Ltd. All Rights Reserved.(文章・画像の著作権は丸井工業株式会社に帰属します)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ステンレス(SUS)製シャーシ(箱・ケース)のエッジ処理

2012年04月05日 | 精密板金 技術
精密板金の丸井工業

―ISO9001&ISO14001取得 若さとパワーで革新を続ける企業です―


ステンレス(SUS)製シャーシ(箱・ケース)のステンレス板のエッジ(切断面)処理についてです。

神奈川県 横浜市 精密板金 丸井工業(株)公式ブログです。
「精密板金について」「精密板金加工とは」など、精密板金加工全般について丸井工業の事例などを含めて紹介致します。

前回、ステンレスは腐食しにくい材料で光沢もありそのままでも十分綺麗なので表面処理(塗装やメッキ)などをせずに使用される事が多い材料である事を紹介しました。下の写真は1つのラックに数多くが収まるサーバー用のシャーシ(箱・ケース)として丸井工業が加工している製品です。このシャーシに施されたステンレス板のエッジ処理を1つの例として紹介致します。

ステンレス板は板の厚さが薄くなればなるほどカミソリに近い状態になるので、加工したまま切断面に何も処理をしないと危険です。そこで、人の手や配線などが触れても大丈夫な様にステンレス板の切断面に出来たバリや鋭角な部分を仕上げて取り除くのが一般的な方法ですが、板の厚みが薄くなると仕上げをする事によって切断面がさらに鋭くなって危険になる場合もあります。その様な場合は切断面が表に出ない様に折り曲げて内側に向けてしまう方法(写真A部)と切断面にカバーを付けてしまう方法(写真B部)があります。単純に仕上げただけの切断面とは違い完全に切断面を隠す事が出来ます。


精密板金 丸井工業 加工
▲ 矢印A部とB部がそれぞれ板金材料のエッジ(切断面)の処理をしてある部分です


精密板金 丸井工業 加工
▲ 矢印A部はステンレス板を写真の様に折り曲げてエッジ部分を内側に向けてしまいます


精密板金 丸井工業 加工
▲ 表側は折り曲げた部分が曲面となり手や配線などが触れても安全です


精密板金 丸井工業 加工
▲ 矢印B部白い線の様に見えている部分にはステンレス板の切断面を覆う様にカバーがしてあります

 
精密板金 丸井工業 加工
▲ 白いカバーを横から拡大して見てみるとステンレス板を挟み込む様に切断面が隠れています


おすすめ関連記事:精密板金の丸井工業ブログの 「製品例」 をテーマにしたブログ一覧

※ ブログランキングに参加しています ※ → にほんブログ村 企業ブログへ
   気に入った記事や参考になったと思った時は応援のポチを頂けると嬉しいです

精密板金の丸井工業
公式WEB:http://www.marui-k.co.jp 精密板金の丸井工業へメールe-mail
プロモーションムービー:http://www.marui-k.co.jp/About_the_Company.html#marui_cm

Copyright(C) 2008-2012 Marui Industrial Coporation.,Ltd. All Rights Reserved.(文章・画像の著作権は丸井工業株式会社に帰属します)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サーバー用のシャーシ(箱・ケース)

2012年04月03日 | 精密板金 加工
精密板金の丸井工業

―ISO9001&ISO14001取得 若さとパワーで革新を続ける企業です―


ステンレス(SUS)の板金材料を使って作ったサーバー用のシャーシ(箱・ケース)です。

神奈川県 横浜市 精密板金 丸井工業(株)公式ブログです。
「精密板金について」「精密板金加工とは」など、精密板金加工全般について丸井工業の事例などを含めて紹介致します。

ステンレスは腐食しにくい材料です。光沢もありそのままの状態で十分綺麗なので表面処理(塗装やメッキ)などをせずに製品として使用される事が多いです。下の写真は1つのラックに数多くが収まるサーバー用のシャーシ(箱・ケース)として丸井工業が加工している製品です。

ステンレス板を材料として加工する場合は外観や内側にキズが付かない様にするなど注意すべき点は幾つかありますが、特に注意すべき所は材料切断面のエッジの処理(バリ取り)です。NCT加工機は「せん断」と言う材料を金型で押し切る様な切断加工をしているので材料の表面側はなだらかなカーブが付き安全ですが、切断面の裏側は引きちぎった様なバリが残り刃物に近い状態になります。レーザー加工機の場合はNCTの様なバリは残りませんが、表も裏も切断面のエッジは鋭くなるのでやはりそのままではケガをする可能性は高いです。人の手が多く触れる様な処にステンレス(SUS)を使う場合は十分なエッジ処理を行う必要があります。次回は幾つかエッジ処理の方法について紹介します。


精密板金 丸井工業 加工
▲ ステンレス(SUS)の板金材料を使ったサバ―用のシャーシです


精密板金 丸井工業 加工
▲ シャーシにはマザーボードや部品などを固定する為のスペーサーも取付られています


精密板金 丸井工業 加工
▲ 正面側の左右にはラックに固定する為の金具がついています
 

精密板金 丸井工業 加工
▲ このシャーシは一部分ですがこれらに多くの電子部品が取り付けられてサーバーとなります


おすすめ関連記事:精密板金の丸井工業ブログの 「製品例」 をテーマにしたブログ一覧

※ ブログランキングに参加しています ※ → にほんブログ村 企業ブログへ
   気に入った記事や参考になったと思った時は応援のポチを頂けると嬉しいです

精密板金の丸井工業
公式WEB:http://www.marui-k.co.jp 精密板金の丸井工業へメールe-mail
プロモーションムービー:http://www.marui-k.co.jp/About_the_Company.html#marui_cm

Copyright(C) 2008-2012 Marui Industrial Coporation.,Ltd. All Rights Reserved.(文章・画像の著作権は丸井工業株式会社に帰属します)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

創業1970年 豊富な技術と経験を持ち革新を続ける丸井工業

精密板金の丸井工業

〒230-0003 神奈川県横浜市鶴見区尻手1-5-15
公式WEB:http://www.marui-k.co.jp精密板金の丸井工業へメールe-mail

サムネイル(縮小版写真)で精密板金ブログの写真を一覧することができます

・Google画像検索による精密板金の丸井工業ブログ掲載の写真のサムネイル一覧です。このサイトに掲載されている写真のイメージ把握にお使いください。
>>サムネイル(縮小版写真)で精密板金ブログの写真を一覧する
精密板金の丸井工業