ターレットパンチプレス（NCT加工機）の金型のしくみを見てみます。
神奈川県 横浜市 精密板金 丸井工業（株）専務の井手野です。
ターレットパンチプレス（NCT加工機）業界では通称「タレパン」と呼ばれています。タレパンとはいろいろな形の金型を使って材料（板金）から必用な形状を切り出す加工をする機械です。そこでタレパン内に装着される金型とはどんなしくみなのか見てみたいと思います。
金型はタレパン内にあるターレット（金型交換に関するブログ）と呼ばれる大きな円盤状のテーブルに差し込んであります。ターレットが回転して装着されている金型が選ばれると機械の上部から金型を押す仕組みが降りてきて材料が打ち抜かれます。金型は全て円筒形で円筒形の筒（ホルダー）の中に三角・四角・丸・長丸など穴をあける為の刃物や絞り加工の様な特殊な形状を加工するツールが入っています。
▲ タレパンに装着する上側の金型です 全てこの様な円筒形をしています
▲ ホルダー（右側）を外して金型の刃物をむき出しにしました ホルダーは加工時に材料を押さえます
▲ 加工時に上から押された刃物がホルダーの四角い穴から飛び出る仕組みです
▲ 飛び出た刃物がターレット下部に装着された下側の金型との間に入り材料に穴をあけます
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