レーザー加工とNCT加工について。
神奈川県 横浜市 丸井工業(株)専務の井手野です。
精密板金加工で板金(材料)から必要な形状を切り取る加工機としては主にNCT加工機とレーザー加工機があります。NCT加工機は金型による制約がありますが、レーザー加工機は金型を必用としないので思う通りの形状に板金を切断する事が出来ます。
また、NCT加工は金型で板金を打ち抜きながら加工をする特性上、内外周や穴のフチにはダレた様な曲線がつきますが、レーザー加工の切り口周辺はシャープな仕上がりになります。一概には言えませんがイメージとして、NCTで加工した部品を使えば切り口周辺が曲線なのでポッテリした仕上がりの製品に、レーザー加工した部品を使えばシャープな仕上がりの製品になります。
NCTの金型では切取りが難しいV字(ブイ字)の内側など狭い鋭角部分も綺麗に加工ができます。下の写真は板金(材料)から部品を切り取るまでの簡単な一例です。ピアッシングと言うレーザー光線の照射位置(スタート位置)もご覧ください。
▲ 加工機内の板金(材料)と加工中のレーザーノズルです
▲ 枠の様な形状の板金部品を材料から切り取ります
▲ 金型で打ち抜くNCT加工とは違いレーザー加工の切り口はシャープに仕上がります
▲ 切り始めの位置 茶色く変色した部分(赤矢印)がレーザーを照射した跡ピアッシングと言います
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