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気ままに

大船での気ままな生活日誌

特別展 マンモスYUKA

2013-07-14 08:20:25 | Weblog
シベリアの永久凍土から、ほぼ完全な形で発見された、10歳ほどの少女マンモスが、なんと冷凍状態のまま、この目で直接、見られるという。さっそく、公開初日にパシッフィコ横浜に駆け付けた(汗)。それは、広い展示場の、最後のコーナーに近いところにあった。大きな窓のある冷凍室の中にマンモスYUKAは眠っていた。

本当に、これが3万9千年前の姿かと思うほど、しっかりと手足も長い鼻もわかるし、頭の形もそのままで、目玉こそないが、目のくぼみもはっきりしていて、それが、なんだか悲しそうな目のようにみえた。

思わず胸があつくなった。よくぞ、現代に姿を現してくれたという思いもあるが、でもYUKAちゃんとしては永久に凍土の中に閉じ込められていたかったのかもしれない、という思いが交差した。その悲しげな”目つき”がそう思わせたのだろうか。隣りの若い女性が、誰の目もはばからず、涙を流していた。こういう感動を呼ぶのは、これがただの骨格ではなく、たとえていうと荼毘にふされる前の姿のようだからである。

こういう状態のマンモスを現代人が目にするのははじめてのことで、写真も撮りたかったが、ここだけは撮影禁止だった。遠くから撮ってみた。こういう冷凍室の中にユカちゃんは横たわっている。


この展示室に辿りつくまでに、マンモスとは何かを、現存するアフリカ象、アジア象、そして日本にもいて絶滅したナウマン象と比較しながら、ていねいに説明してもらえる。進化の関係、いろんな器官の違いなど。それらは写真撮影可能なので、その一部を紹介したいと思う。

たとえば、前述の四つの象。それぞれこういう進化を辿る。マンモス(正確にはケ(毛)マンモス)とナウマン象は、気象変動等により絶滅する。


四つの象は、ほとんど大きさは変わらない。マンモスは大きいと思ったがそうではなかった。ただ、赤毛のアンのような(笑)、赤毛が身体全体を覆っている。復元写真とその骨格が並んで展示されている。


ケマンモス


ケマンモスの赤毛。触らしてもらえる。柔かい毛だった。


牙も触らしてもらえる。


マンモスの頭部。脳みそは学問のために摘出した。


摘出手術のビデオ


各器官の骨


原住民がマンモスの牙や骨でつくたマイホーム


もうひとつ、貴重な冷凍展示品。絶滅した毛サイ。この中に居る。


復元すると、


ユカちゃんの名は、シベリアのサハラ共和国のユカギルという地域で発見されたから。全国の由香ちゃんがここに集合するかも(笑)。

入口でユカちゃんが鼻を上げ下げして、美声をあげて迎えてくれますよ。


赤毛のユカちゃんと会え、大満足の一日であった。


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