こんばんわ。
今年は桜が長くもち、横浜山手の桜もまだ見られるだろうと、出掛けた。
みなとみらい線の終着駅、中華街・元町駅を降り、駅舎内エレベーターで一気に屋上まで昇ると、そこはアメリカ山公園。中央に大きな桜の木があり、これがまだ満開状態だった。名札がついていて、”こひがんざくら”とあった。
外人墓地を横に見て、港のみえる丘公園へ。見晴台横の花壇中央の横浜緋桜は葉桜になっているが、葉も緋色で遠くから見ると花のようだ。
イギリス館入り口の大島桜は満開状態。
そして、お目当ての神奈川近代文学館前の”芸亭(うんてい)の桜”。芸亭というのは、奈良時代の日本最初の”図書館”の名前。ついでながら、芸(うん)とは本をかじる虫を防ぐ香草の名前とのこと。この桜の前の建物は、近代文学館の図書館なのでピッタリ。
芸亭の桜”は陸橋から、桜の真上から見ることができる。まだまだ魅せてくれる。
下の道から。散りはじめといったところ。
この字は、以前、ここの館長を務められていた、中野孝次さんの筆による。”清貧の思想”や”徒然草”等古典の紹介本で著名な作家。
陸橋を渡ると神奈川近代文学館。この展覧会(大岡信展)を観てきた。面白かったので、のちほど紹介する予定です。
ここの桜の隙間からベイブリッジが見える。
文学展を見て、西洋館(山手111番館)のカフェでビール付きランチ(笑)を頂き、西洋館通りをイタリア山まで桜巡り。
まずは山手111番館とイギリス館の間の桜の巨樹から。
散りはじめで、根元に花びらとハナニラを散りばめて。
元町公園の公衆電話前の桜。
エリスマン邸前の桜
向かいの横浜雙葉の桜。
日本郵船山手倶楽部の桜
カトリック山手教会の桜、枝垂れ桜がすっかり弱ってしまった。
ここからの脇道を少し下ると山手公園。ぼくが山手で一番好きな花見場所。ここは、日本最初の西洋式公園で、またテニス発祥の地でもある。また、ヒマラヤスギがはじめて植えられたところで、巨木がいくつもあり、新宿御苑の大きなヒマラヤスギもここの実生苗から育ったもの。
山手公園内の旧山手68番館前の桜。花びらが散っている。
桜の巨樹がいくつもある。
ぼくの好きな大島桜。白い特別席を空けて待っていてくれた。
特別席から見る向かいの桜。
巨樹桜。
さくら道を踏みしめて、さようなら、また来年。
ここから5,6分も歩くと、イタリア山の外交官の家。
ここのメタセコイアの並木も新緑に。
プラフ18番館の桜が今日の桜巡りの〆。
曇りの予報だったが、晴れ間も見えて、楽しい横浜山手の桜巡りとなった。
では、おやすみなさい。
いい夢を。
近所のさくら道の八重桜も咲き始めた。