おはようございます。
先日、芸大美術館で、退任記念・手塚雄二展を見てきた。ぼくは、毎年、欠かさず院展に行っているので、手塚雄二の作品は年に一、二度(春の院展もあるので)は必ず見ている。好きな画家の一人である。10年ほど前、横浜のそごう美術館で”手塚雄二/一瞬と永遠のはざまで”展があり、そのとき、ご自身のギャラリートークも聞いた。話しがお上手で、ユーモアたっぷり、まるで落語家の噺を聞くようであった。それ以来のファンである。
この日は最終日で、ひょっとしたら手塚画伯のギャラリートークがあるかもと期待したが、それはなかった。でも、帰るときに受付のところで端正な顔立ちの画伯を10年振りに拝見することができた。
この展覧会は無料で、一部の作品を除いて、写真撮影は可能という大盤振る舞い。さすが手塚亭雄二師匠(笑)。では、まず、三十三間堂の風神雷神をモデルに制作したという作品から。10年前の横浜展でも出ていたもの。
風神雷神屏風(1999、2000)院展・内閣総理大臣賞
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風雲・風神 風の表現は風に飛び散る紙片を金箔で表している。
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雷神雷雲
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海音(1997)院展・文部大臣賞
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市民(1991)院展・大観賞 西美のカレーの市民(ロダン)がモデル。
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波洸(1996)
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終宴(1994)
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幻の瀧(1994)
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きみ鶴(2010)
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手塚雄二は1953年に神奈川県に生まれ、80年に東京藝術大学絵画科日本画専攻を卒業しました。卒業制作ではサロン・ド・プランタン賞を受賞し、同大学院の終了制作では台東区長賞を受賞しています。1989年~91年、再興院展にて日本美術院大観賞を受賞し、その翌年には39歳という若さで日本美術院同人に推挙されました。以来、現代の日本画壇を牽引するトップランナーとして、個展も積極的に行い、絶えず新しい日本画を探求するべくアグレッシヴな活動を展開しています。(公式サイトより)
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すばらしい展覧会でした。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!