気ままに

大船での気ままな生活日誌

鎌倉文学館 木漏れ日と秋薔薇と五輪展

2019-10-11 22:02:34 | Weblog

こんばんわ。

スーパー台風19号が近づいてきて、今日は天気も崩れてきたが、一昨日は、気持ちのよい秋晴れだった。久しぶりにふらりと鎌倉文学館へ。そろそろ、秋薔薇も咲き始めたかな、と思って。また、ここは、門から文学館へ向かう道の木漏れ日もいいしね。

この日の木漏れ日は格別だった。

三島由紀夫はここをモデルに”春の雪”を書いた。・・青葉に包まれた迂路を登りつくしたところに、別荘の大きな石組みの門があらわれる。(中略)先代が建てた茅葺きの家は数年前に焼亡し、現侯爵はただちにそのあとへ和洋折衷の、十二の客室のある邸を建て、テラスから南へひらく庭全体を西洋風の庭園に改めた・・

鎌倉文学館。旧前田侯爵家の別邸。

芝生を隔てて、下に薔薇苑がある。秋薔薇が咲き始めていた。

ベルサイユの薔薇

春の雪



文学展は”オリンピックと文学者”。

大河ドラマの”いだてん/東京オリンピック噺”を毎週、見ているが、そのストリーに重ね合わせたような展覧会。それぞれのオリンピックに文学者がどうかかわったかが写真や資料で明らかになる。以下、その一部を紹介しましょう。

昭和11年(1936)のベルリン大会に武者小路実篤が取材し、新聞に寄稿している。”前畑とゲネンゲルの争い、最後は極小の差、かくて、今日の水泳は日本デーとなった”と。実篤はそのとき妻と娘に宛てた絵葉書も展示されている。ぼくも行ったことがあるの(ドレスデンの)アルテマイスター絵画館のラファエロの"システィーナの聖母"の絵葉書。

1964年の東京五輪では、マラソン銅メタルの円谷選手の自刃について、のちにやはり自殺した川端康成と三島由紀夫が崇高な死と称え、遺書についても、うつくしい、まことにかなしいひびきだと川端が書いている。また、今回もノーベル賞を逃した村上春樹がスポーツ誌に寄稿した文章の見出しが。”世の中にオリンピックくらい退屈なものはないのか”。マラソン以外はあまり興味がなかったらしい(笑)。だから、金メタルもノーベル賞もどうでもいいやと思っているかも。

そうそう、いだてんの金栗四三さん。昭和21年から42年まで、毎年秋に鎌倉で全国都道府県対抗鎌倉一周継走大会(通称鎌倉駅伝)が行われていたが、第3回(昭和23年)に金栗四三が審判長として来られた。また、昭和29年12月には、戦後初の国際マラソン”金栗賞朝日マラソン”が鎌倉で開催され、名誉審判長に金栗四三が務められた。第13回から現在の福岡に固定されたとのこと。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

ラファエロのシスティーナの聖母

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嵐の前に

2019-10-11 09:02:00 | Weblog

おはようございます。

明日、非常に強い台風が上陸するという。大嵐の前に、昨日は立川の昭和記念公園のコスモス畑を見に行った。今朝は、散歩道の花々がちりぢりになる前に撮っておこうとカメラを持って出掛けた。

まず酔芙蓉。手前がしぶこ姫で向こうがなおみ姫。ぼくが名付けた”品種名”(笑)。今年はよく咲いている。白いのが今朝咲いた花、赤いのが昨日の花で酔いつぶれている。遠目では、紅白が咲きそろっているようでとてもきれい。

なおみ姫↓。大坂なおみ選手は、日本国籍を選び、五輪に日本代表になれるとのこと。これで金メタルは間違いない。

しぶこ姫↓。ノーベル賞の吉野さんが、自分の受賞や全英オープンでの“しぶこさん”の優勝が、子供たちの将来を決める一つのきっかけにしてもらえればうれしい、と述べた。

キバナコスモスも嵐に負けず、がんばって!

昭和記念公園のキバナコスモスは素晴らしかった。

このコスモスも!

もう、彼岸花はないだろうと、川辺を探したら、最後の二株。まだまだ若いのにびっくり。嵐を乗り越えられるかも。

昭和記念公園でも見ましたよ。

そうそう、金木犀の開花が遅れていますね。この公園の大きな金木犀もまだ固いつぼみだった。台風のことを知っていて、わざと遅らせているのかも。

大嵐、なんとか、コスモス畑や倒木などの被害も少ないように。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!


ご近所の垣根の、小菊と信楽焼のたぬき。

コメント (2)
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