気ままに

大船での気ままな生活日誌

紫陽花の咲く鏑木清方記念美術館 清方と二人の弟子展  

2024-06-14 20:39:59 | Weblog

こんばんわ。

鎌倉は紫陽花のシーズン。長谷寺、明月院はじめどこのお寺も紫陽花の見物客で大賑わい。鎌倉駅前から八幡さま近くまで人並みが途切れない小町通りを八分ほど進み、小径を左に折れるとすぐに鏑木清方記念美術館が現れる。ここは、清方の旧居をそのまま美術館にしたぼくのお気に入りだが、今の時期に訪れると門から玄関口までの道の両側に並んだいろいろな紫陽花が迎えてくれる。

清方は紫陽花が大好きで、別号として”紫陽花舎(あじさいのや)”を名乗ったほど。こんな紫陽花の絵も描いている。

鏑木清方記念美術館の門。

玄関口まで並ぶ紫陽花。”紫陽花舎”のお宅らしく多彩な紫陽花。

いろいろの紫陽花

こんなふうに玄関口までつづく。

玄関口

では、展示室に入りましょう。ただここから先は撮影禁止のけちんぼ美術館(笑)。今日の特別展は、特別展「清方と二人の弟子 門井掬水 西田青坡」

鏑木清方には50余人の弟子がいたそうだが、中でも、内弟子として若い時から師事した門井掬水1886~1976)と西田青坡(1895~1980)は、生涯を通じ清方の傍で師風を学んだ。二人共も美人画を得意としたが、次第に独自の画風を切り開き、掬水は女性たちの労働する姿、青坡は市井の生活の細やかな描写に優品を残したということだ。以前にも”清方と弟子展”が開催され、お二人の絵は見ているはずだが、忘れていた。

以下、カタログに載っている清方と二人のお弟子さんの作品を記録しておこう。
 
鏑木清方 ≪夏の女客≫ 茨城県近代美術館蔵 名作、”築地明石町”の貴婦人のよう。

鏑木清方 ≪明鏡≫ 茨城県近代美術館蔵

門井掬水 ≪椿の島≫ 坂東郷土館ミューズ

門井掬水 ≪念仏講≫ 茨城県近代美術館蔵

西田青坡 ≪明治の遊び≫ 個人蔵 

西田青坡 針仕事 個人蔵

また、夏の季節に入ると、よく展示される清方の名作、”朝夕安居”もみられて嬉しかった。明治20年頃の東京下町の人々の暮らしを描いている。ぼくは、清方の作品の中では、美人画では”築地明石町”、風俗画ではこの”朝夕安居”が一番好き。朝、昼、夕1,2とあるが、夕1,2が展示されていた。

朝夕安居(夕1)娘さんが行水で汗を流している。手前の女性はランプの掃除をしているのだろうか。

朝夕安居(夕2)むぎゆ(麦茶のこと)、さくらゆを楽しむ人々。夏の夕方、涼み台を並べ、むぎゆやさくらゆを売るお店がかってあったようだ。

大谷翔平、レンジャーズ3連戦の最終戦。3連発を期待したが、今日は全くいいとこなし。エンゼルス時代の同僚右腕に封じ込まれ、さらに8回の逆転の好機には39歳右腕に三球三振。

明日があるさ。”六月の男”といわれるが、いつもこれから六月後半にホームランを量産する。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

今夕は上弦の月。満月は22日。大谷は満月22号を目指したい。

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4 コメント

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空梅雨? (アナザン・スター)
2024-06-14 22:04:21
上弦の月を眺め、薄闇に浮かぶ自宅と枇杷葉を見ていました。
この処、早朝からたたき起こされ、睡眠不足。
昼間に何故か、転寝を・・・

そろそろ休みます。
如何なぁ、夕涼みの雰囲気は何処へやら。
齢を重ねると、良く眠れます。
百年の保証付きならですが、永遠になりそう。

鏑木清方の絵は、何れもうっとりします。
返信する
Unknown (小父さん)
2024-06-15 07:58:31
おはようございます。

>鎌倉は紫陽花のシーズン。

いやはや、鎌倉に住みたいですね。

>清方の旧居をそのまま美術館にしたぼくのお気に入りだが、今の時期に訪れると門から玄関口までの道の両側に並んだいろいろな紫陽花が迎えてくれる。

ブログ他でも認知症の話をよく聞きますが、ことmarboさんに至っては「認知症」病の入り込む余地は1mmもないですね!

私も最後尾からついて行きますのでどうぞ、ピンピンコロリの道へとお導きください(笑)

>別号として”紫陽花舎(あじさいのや)”を名乗ったほど。こんな紫陽花の絵も描いている。

気品を感じます。

>鏑木清方記念美術館の門。

うわっ、この門を潜りたいです。

>玄関口まで並ぶ紫陽花。”紫陽花舎”のお宅らしく多彩な紫陽花。

ここを歩くだけで気持ちが変わりそうです。

ありゃ、marboさん、外の空気を吸っているだけで満足されるのではないですか?

>ここから先は撮影禁止のけちんぼ美術館(笑)。

はっはっは、大学入試ではスマート眼鏡で撮影した子も居ましたが・・・marboさんの眼力で目に焼き付けてこられたのでは!

>・・・掬水は女性たちの労働する姿、青坡は市井の生活の細やかな描写に優品を残したということだ。

興味をそそられますね。

>鏑木清方 ≪夏の女客≫ 

連日も猛暑を忘れさせてくれます。

>鏑木清方 ≪明鏡≫

「・・・ここに明鏡あらん。美人を写せば美人を反射し、阿多福を写せば阿多福・・・ 福沢諭吉「学者安心論」
いや、作品を前に失礼いたしました(汗)

鏑木清方のモデルさんの中に入って行ったら、みんなに惚れてしまいそうです(笑)

>門井掬水 ≪椿の島≫

この作品だけで物語がイメージできそうです。

>門井掬水 ≪念仏講≫

「正月16日、盆の16日、春秋彼岸の中日、旧暦2月15日の釈迦の涅槃(入滅・命日)などに開かれる念仏」だそうで新しい知識が増えました。

>西田青坡 ≪明治の遊び≫

何とも可愛らしい。
左の子は背伸びしているんですかね?

>西田青坡 針仕事

えっ、このご婦人の右手は煙管?それとも針仕事の道具?(汗)

>”朝夕安居”もみられて・・・

2013-10-26 11:20:03Weblog、 のページ最高です!

>8回の逆転の好機には39歳右腕に三球三振。

う~~~ん、落ちですか!
marboさんがテレビの前でしいかりご覧になっていたから、きっと翔平も緊張していたのでは!

有難うございました。
返信する
アナザン・スターさま (marbo)
2024-06-15 09:01:26
上弦の月、みられましたか。ぼくも夕空で見ました。

おいしいアナザン枇杷、きっと、鳥世界で有名になっているのでは(笑)。無農薬で甘いとあれば、鳥もとり逃さないでしょうね。
返信する
小父さんさま (marbo)
2024-06-15 09:18:26
むかしの記事”朝夕安居”まで読んでいただきありがとうございます。このページは、ぼくも久しぶりに見て、なつかしく思いました。

>ブログ他でも認知症の話をよく聞きますが、ことmarboさんに至っては「認知症」病の入り込む余地は1mmもないですね!

どうでしょうか。よく物忘れはするし、漢字は忘れるし、もうはじまりではないでしょうか(笑)。でも、老後は好きなことだけをしていれば、脳の退化は少しは抑えられるものと思います(笑)。

清方美人を楽しんでいただきうれしいです。大谷は満月の22日に22号をかっ飛ばすよう応援します。今日、18,19号と固め打ちし貯金しておきたいところです。
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