気ままに

大船での気ままな生活日誌

納めの歌舞伎は仮名手本忠臣蔵

2013-12-24 10:58:40 | Weblog
今年の、納めの歌舞伎は仮名手本忠臣蔵。よかったですぜ、歌舞伎座、夜の部。仮名手本忠臣蔵、五段目、六段目、七段目そして〆は11段目討ち入り。どこも良かったが、やっぱり、七段目、祇園一力茶屋の場が一番かな。だって、玉三郎と海老蔵の競演だもの。兄妹役。身分が低いが討ち入りの仲間に入りたい寺岡平右衛門に海老蔵。お茶屋の遊女、おかるに玉三郎。存分、楽しめやした。

密書の中身を耳打ちするおかる。それを聞く平右衛門。由良の助の本心を知り、安心すると共に、突然、おかるを身請けするという由良の助の気持ちも知る。秘密を知られたおかるは殺される、それなら、いっそのこと、自分が殺そうと思う。


おかるは、鏡に写して、由良の助(幸四郎)の読む密書の中身を知る。床下では、かって仲間であったが、裏切り、由良の助の本心を探ろうとしている斧九大夫(錦吾)が盗み読みしようとする。


すべての事情を知った由良の助は、九大夫を刺し、ふたりを許し、平右衛門も討ち入り隊に加えると言う。

・・・
さて、前段に戻って。
塩谷判官の家臣であった早野勘平(染五郎)は、おかる(ここでは七之助)の親元に身を寄せ、狩人となって暮らしている。暗闇で、猪を撃ったつもりが父親、与市兵衛を殺してしまったことで(実は、悪人、斧定九郎(獅童)が大金を奪い、殺し、倒れていたのは定九郎で、仇討をしたことになるのだが)、悲しみに打ちひしがれる。加えて、与市兵衛はおかるを祇園茶屋に身売りさせ、その金で勘平を侍の身分に戻そうとしていたことを知る。

祇園茶屋へ行く前のふたりの別れ。このあと、訪ねてきた浪士の前で切腹するが、息のある間に、本当の事情を知る。念願の討ち入りの血判状にも加えてもらえる。


そして、最後は討ち入りの場。

小林平八郎(獅童)と浪士(松也)の対決。見事な泉水の立ち回り。


本懐を遂げ、えいえいおーの勝どきで幕。


夢の中にいるような時間帯でした。


そして歌舞伎座がいいのは、周りが、どこも夢舞台だから。

お昼は築地市場で。場外市場は移転しないと決定したそうです。よかった。




夜の銀座










えいえいおーの一日だった。
コメント
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