気ままに

大船での気ままな生活日誌

浅草羽子板市 まあくん、あまちゃんも登場

2013-12-17 18:19:20 | Weblog
浅草の羽子板市に行ってきました。

人気の変わり羽子板。テレビ局もきていた。


今年の人気者、まあくん、あまちゃんも登場。東京五輪では、(今、どっちもどっち、あほとばか、うじうじうじといじめられてる)いのちゃんも。


もちろん伝統羽子板も飛ぶように売れる。


売れると、お祝いの手拍子。


じぇじぇじぇ、くまもんとふなっしーも。






恒例の芸大羽子板


午年だからね。ひひーん。


だるまさんも。凧だけど


盆栽びなも。


今年もよかったぜ、浅草羽子板市2013。


帰宅すると、山の上にぽっかりと満月が昇っていました。


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利休にたずねよ

2013-12-17 10:10:55 | Weblog
前回、楽茶碗の記事の中で映画”利休にたずねよ”を一部紹介したが、やっぱり、感想文として一本、書いておこうかなと打ち始めている。

この映画の主役は、利休役の海老蔵で、とてもよかったが、脇役で出てくる茶道具たちも、負けずに魅力的だった。その中でも、長次郎作の黒楽茶碗/銘万代屋黒(もずやぐろ)が一番で、茶道具キャストの主役といっていいだろう。実際、この茶碗は利休が所持していたというから申し分ない。それに、主役に相応しく、ラストシーンの末期の茶をたてるときに使われている。楽美術館蔵のものだという。

さて、長次郎作がもうひとつ、赤楽茶碗/銘小手巻。これは準主役か(笑)。利休がひとり待庵で茶を点てるときに使用された。そして、長次郎作ではないが、黒茶碗が、北野の大茶会のとき、利休が秀吉に茶を点てるときに使用されている。これは元総理で陶芸家の細川護煕作。映画でもご先祖の利休七哲の一人、細川忠興とガラシャ夫人が出演ているが、その縁だろうか(笑)。

そして、三井伝来の井戸茶碗/銘春日。秀吉の天下になって、利休を訪ねたときに、はじめて茶室で使われたもの。先の根津の井戸茶碗展にも三井の楽茶碗展にも展示はなかったが。さらに、熊川茶碗/銘山路と名脇役がそろっている。

茶碗ばかりではない、若き日の利休が、弟子入りしたくて武野紹鴎に差し出した自作の竹茶杓(利休作)。醜い竹の節を生かした創意は素晴らしい才だと褒める、海老蔵の父親、團十郎についほろり。はじめての映画共演が最後となってしまった。

信長による堺での茶道具の名物狩シーンで、茶人たちが自慢の茶道具を進呈する。利休はなかなかやってこない。ようやく現れた、利休。蒔絵の四角い盆にどくどくと酒を張りはじめた。そして、信長が覗く。そこには蒔絵の山並みにぽっかり満月が浮かんでいたのだ。ありきたりでない贈り物に、満足した信長(伊勢谷友介)は、ありったけの金をばらまく。以来、信長の茶頭となる。実はぼくも盃に月を浮かべたことがあるんですよ。利休並みのセンス(爆)。午前3時に起きて、高くのぼった月をまず、手鏡に映し、それから、酒を張った小さな盃に。ブログ記事にもしています。”手鏡”のキーワードで入ればみられます(汗)。

でも、真の主役は、小さな緑釉の香合だったかもしれない。上野焼で徹山窯三代目、山岡徹山の作。切腹した利休の死に装束の懐に隠されていた香合である。若き日に死に別れた初恋の人の遺品である。その物語は、これから映画を観る人のために言わない(笑)。あの若き日の出来事が、天才利休の”狂おしき美の原点”になったとだけ言っておきましょう。

映画を観に行くときは、いつもそうだが、予備知識はほとんどない。だから、映画鑑賞時は、茶道具がどうゆう由来なのかわからなかった。見終わってから、公式ホームページをみて、はじめて知った。もう一度、こんどは、人物ではなく、茶道具を中心に観てみたいと思っている。


キャストが多彩。長次郎に柄本明、憎たらしい秀吉は大森南朋、信長は伊勢谷友介(清洲会議では信長の弟を演じてる、これも面白かった)、利休の奥さんは中谷美紀、高麗から拉致された姫さまはクララ、北政所には壇れいなど。
こういうテーマだけあって、さすがに、画像も美しい。前半と後半ががらりと変わり、粋でいなせな海老蔵もみられますよ。

親子対面。


私が額づくのは美しいものだけでございます。

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