箱根からの帰途、車中で読んでいた産経新聞の小さな記事に目が釘づけになった。”台北・故宮博物院日本展に翡玉白菜”の見出し。えっ!なななんとな、あの白菜がやってくるとナ。記事によると、台湾の中央通信社は、25日、翡玉白菜など人気のある展示品を出展する見通しになったと伝えたそうだ。さらに、”肉形石”、唐の孫過庭の”書譜”も出展見通しであるという。
ぼくは、この4月に台北・故宮博物院を訪れたばかりだが、この翡玉白菜、肉形石そして象牙球、これら三点の清朝時代の工芸品の人気はすさまじい。最近は中国人の見物客が急増して、この三点を観るのに1,2時間は行列しなければならない。故宮博物院の超目玉展示品なのだ。たとえていうと、ルーブル美術館のモナリザ、ミロのビーナスみたいな存在。
だから、ぼくは、来年、東博と九博で開催される同展には、この3点のうち、1点でもきてもらえれば大成功と思っていた。たぶん、翡玉白菜と象牙球は無理で、肉形石ではないかと予想していた(4月のブログ記事)。それが、なんと一番困難と思われていた翡玉白菜が、それも肉形石と共にやってくる。よくぞ、決断してくれました故宮博物院ドノ。
草書の代表的古典という”書譜”も、ということは、当然、日本人が好きな陶磁器の名品もどっさり来日するはずだ。ぼくの大好きな、北宋汝窯の青磁も、5,6点はと期待する。それに、カワイイ系代表としては、北宋/定窯 ”白磁嬰児枕”。この子も必ず来日すると、4月のブログ記事で予想したノダ。きっとアイドルになる!
これで、台北・故宮博物院日本展の大成功は間違いなし。記録的な入場者数になるだろう。台湾でみられなくなった、中国人が大挙して来日するし(爆)。
なぜ、こんな重要なニュースを(美術記事が充実している)朝日新聞は無視しているのだろうか(ぼくが記事を見逃しているだけかもしれないが)。きっと、中国に遠慮してるんだろう(爆)。冗談はさておき、そのうち、東博からお知らせがあるだろう。来年の楽しみが、またひとつ増えた。
一番人気の”翠玉白菜”。高さ18.7センチメートルで、幅が9.1センチメートル、厚さ5.07センチメートル。翡翠の天然の色を生かした、鮮やかな緑と白が輝く白菜そっくりの彫刻。葉の上には繁殖力の強いキリギリスとイナゴが乗っている。白菜は清廉潔白、キリギリスは子孫繁栄を象徴しているとのこと。

二番人気の”肉形石” おいしそうな赤身と脂身の混じった豚の角煮にそっくり

青磁無紋水仙盆 本品は汝窯青磁の頂点といわれるもの。汝窯唯一貫入が認められないもの。水仙をいける器とされるが、不明。やはり猫の餌入れか
。

産経新聞の記事。

ついでに、あたいも載せて。北宋/定窯 ”白磁嬰児枕”

ぼくは、この4月に台北・故宮博物院を訪れたばかりだが、この翡玉白菜、肉形石そして象牙球、これら三点の清朝時代の工芸品の人気はすさまじい。最近は中国人の見物客が急増して、この三点を観るのに1,2時間は行列しなければならない。故宮博物院の超目玉展示品なのだ。たとえていうと、ルーブル美術館のモナリザ、ミロのビーナスみたいな存在。
だから、ぼくは、来年、東博と九博で開催される同展には、この3点のうち、1点でもきてもらえれば大成功と思っていた。たぶん、翡玉白菜と象牙球は無理で、肉形石ではないかと予想していた(4月のブログ記事)。それが、なんと一番困難と思われていた翡玉白菜が、それも肉形石と共にやってくる。よくぞ、決断してくれました故宮博物院ドノ。

草書の代表的古典という”書譜”も、ということは、当然、日本人が好きな陶磁器の名品もどっさり来日するはずだ。ぼくの大好きな、北宋汝窯の青磁も、5,6点はと期待する。それに、カワイイ系代表としては、北宋/定窯 ”白磁嬰児枕”。この子も必ず来日すると、4月のブログ記事で予想したノダ。きっとアイドルになる!
これで、台北・故宮博物院日本展の大成功は間違いなし。記録的な入場者数になるだろう。台湾でみられなくなった、中国人が大挙して来日するし(爆)。
なぜ、こんな重要なニュースを(美術記事が充実している)朝日新聞は無視しているのだろうか(ぼくが記事を見逃しているだけかもしれないが)。きっと、中国に遠慮してるんだろう(爆)。冗談はさておき、そのうち、東博からお知らせがあるだろう。来年の楽しみが、またひとつ増えた。

一番人気の”翠玉白菜”。高さ18.7センチメートルで、幅が9.1センチメートル、厚さ5.07センチメートル。翡翠の天然の色を生かした、鮮やかな緑と白が輝く白菜そっくりの彫刻。葉の上には繁殖力の強いキリギリスとイナゴが乗っている。白菜は清廉潔白、キリギリスは子孫繁栄を象徴しているとのこと。

二番人気の”肉形石” おいしそうな赤身と脂身の混じった豚の角煮にそっくり


青磁無紋水仙盆 本品は汝窯青磁の頂点といわれるもの。汝窯唯一貫入が認められないもの。水仙をいける器とされるが、不明。やはり猫の餌入れか


産経新聞の記事。

ついでに、あたいも載せて。北宋/定窯 ”白磁嬰児枕”

