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気ままに

大船での気ままな生活日誌

羽化蝉に遭遇

2013-07-24 08:43:23 | Weblog
数日前から蝉の鳴き声をよく聞くようになったので、今日の、早朝散歩のテーマは”蝉殻みつけ”にした。少し、足を延ばして、大きな広場に向かった。そこを囲う、細かい緑の網の上で容易に見付けることができるのだ。蝉にとって足場がいいということだろう(笑)。ところが、その広場は最近、整備されたのだが、緑の網まで取り除かれていたのだ。ムムム残念なり。念のため、その付近を捜してみたが、ひとつも蝉殻をみつけることができなかった。

その近くの山の崖に咲いている山百合をみて、帰路、大長寺に寄った。ここの裏山の山百合はどうかと、坂道を登っていくと、なななんと、道の真ん中に、うつくしい緑色の体と透明な羽根をもつ蝉が。こ、これは羽化したばかりの蝉ではないか。早起きは三文の得、なんという幸運。蝉のテーマで歩いていたから、蝉が呼んでくれたのかも。ぼくはしゃがみこんで、じっとながめていた。まるで、ストレッチでもするように前脚をゆっくりと上げ下げしている。背筋を伸ばすような恰好も。まだ羽化したばかりで、体が自由にならないのだろう。

少し、いたずらしてやろうと、ちょっと背中を触ってみた。すると、羽根を数回ばたばたさせたが、飛ぶことはできない。ごめん、ごめん、許してたもれ、もしかしたら羽根の筋肉を傷めてしまったかもしれない。とにかく、木に登りたいはず、と。次に考えたいたずらは、指を目の前に立てて、木と間違えて、登るかどうか。じっと指をみつめている。しかし、動かない。ストレッチもなし、まったく動かない。明らかに警戒している。可哀そうになって、いたずらはここで止め、山百合捜しに向かった。

山百合はみつからなかった。いつもは数十株が花を咲かせるのに、今年は株そのものみつからない。どうしたのだろうか。とぼとぼと戻る途中、わずかに前進していた緑の蝉にごあいさつ。ちょっと睨まれたようだったが、残る人生、あとわずかだね、下積みが長かったんだから、思いっきり鳴いて、遊んで、いい思いしてネ、と声を掛け、立ち去った。

めったにない、素晴らしい早朝散歩だった。

羽化蝉に遭遇




帰りに睨まれた


すぐ近くに、蝉殻が。


山百合


ひまわりも


おしろいばなも


ねこじゃらしも


昨晩の満月


た、たしかに  


コメント
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