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気ままに

大船での気ままな生活日誌

大磯海水浴場に遊ぶ

2007-08-26 07:26:34 | Weblog
湘南海岸・海水浴場制覇計画、第3弾です(笑)。
大磯駅を降りると、”湘南発祥の地、大磯海水浴場”と書かれたアーチが出迎えてくれます。その裏側には”日本初の大磯海水浴場、またどうぞ”と、帰り客用の文字がおどっていました。

5,6分も歩くと、海水浴場に着きます。茅ヶ崎海岸のよりさらに小振りの海の家でしたが、そこで、着替え、すぐ海岸に出ます。なんだかゆったりした感じです。人は結構いるのですが、砂浜が広々としているせいかもしれません。海に入ると、遠くまで浅く、沖の方まで人がいます。波もなんだか、大磯風なのでしょうか、上品で、おとなしく寄せては返していました。そんな波と戯れ、ふと砂浜の方を振り向くと、大磯の裏山の緑が目に入ってきます。これはいい、山が近くにみえるのは、ボクは海をみたり、山をみたり、楽しんでいました。とても、ハッピーな気分になってきました。さすが、日本初の海水浴場だけのことはある、と思いました。

海の家に戻り、焼きそばと生ビールをいただいているとき、目の前で、どうみても70代後半と思われる、ご夫婦が互いに裸の身体にオイルをつけあっていました。いい光景だな、ボクもあれぐらいの歳まで海岸で遊びたいなと思いました。ご夫婦が浮き袋を片手に浜辺に立ち去ったあとで、海の家の従業員の方が、あの方々はご兄妹なのよね、奥さんが海が嫌いで、妹さんといつも来るのよ、と話していました。それもいいね、とボクは思いました。うちのワイフも、日焼けが嫌だと言って、海には行きません。ボクも、将来、近くの妹と一緒に来るようになるのかな、うふふのふ。

帰りに、近くの、西行の鴫立庵に寄ろうかなと思いましたが、暑いのでやめました。鴫立庵といえば、その隣りに白州正子さんの祖父が住んでおられ、正子さんはよく訪れたそうです。この海水浴場でも遊んだのでしょうね。

駅へ向かう途中、ボクのお気に入りの大磯町立図書館に寄りました。そこの大磯ゆかりの方々の本を集めたコーナーがありました。島崎藤村、吉田茂、伊藤博文、沢田美喜、安田靭彦、等々。その中から、高田保の風刺評論”ブラリひょうたん”を取り出し、久し振りにのぞいてみました、うふふのふと笑ってしまいました。高田さんは確か土浦出身のはずですが、晩年はこちらで過ごしたようです。

また、地元の、鈴木昇さんの「大磯今昔」の中に、大磯海水浴場の関係の面白い文章をみつけました。海水浴場開始後、約半世紀を経た昭和12(1937)年に町がお客さんに現状に満足しますか、とゆうアンケートをとったときの記録です。多くの方が、大潮の浜の風光は湘南随一としているものの、最近できた町営休憩所が、まるで後発の、鎌倉、逗子海岸みたいで嫌だ、俗化しないでと答えていたようです。うふふのふ。

あ、そうそう、赤とんぼが海岸で飛び回っているのをみました。秋はもうそこまできていますね。誰もいない海になる前に、もう一度ぐらい湘南の海岸に来ようと思っています。
コメント
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