作品名 : ディアナ像
作者名 : エルネスト・デルガード・アルゲータ
各地で大雪に見舞われている日本列島ですが、その雪の影響で立ち往生している車の写真を見
るにつけ、生まれ育った土地での子供時代を思い出しています。
1級国道でさえまだ未舗装で、乾燥した路面の時は、走り去る車の巻き起こす砂塵に息の詰まる
思いをし、雨の日はぬかるんだ泥水を跳ね飛ばしながら走り去る車に泣かされたことを思い出しま
すが、一方、雪の季節には除雪されることもなく、車の通行もピタリと止まり、人が踏みしめただけ
の細い一本道に変わり、その道をたどって学校へ行った記憶が鮮明に残っています。
それから数十年、地球環境が変わり、生活のリズムを狂わせるような積雪も現在では全くなくなり
ましたが、ここ数日の寒すぎる年末に、つい昔を思い出してしまいました。
何事も「過ぎたるは及ばざる如し」で、そこそこが一番のようです。