私は、人の観察が大好きです
これは、子どもの頃からの趣味とも言えるもので、電車の中、町の中、どこにいても「私のまわり」の人を観察してしまいます
そして、ステキな人に出会っては、その人の「ステキさ」を学び、とりあえあずはそのステキさを真似ようとしました いやだなあと思う人に出会うと、なぜイヤだと感じてしまうのかを考え、同様の振る舞いをしないように、自分のも似た部分があれば、すぐに改めようとしました
昨日、私は羽田から飛行機を利用し、大阪の実家への月一帰省をしました
幸いにも「観察好き」の私を十分に満足させてくれる人が、昨日の飛行機とお隣さんでした
以前にも、ブログの中で、「すぐに靴を脱いで足を組む、いばりんぼオジサン」のことを書いたことがありますが、昨日のお隣さんも、その靴下オヤジに負けす劣らずの困ったさんでした
その困ったさんは、定刻ぎりぎりに入ってこられました。私の隣の席が空いていたので、「ああ、あの人が隣に座るんだな・・・」と思い、見るともなく、通路を進んでくる男性を眺めていました。
これは余談ですが
東京―大阪便の朝夕の利用者は、ほとんどがビジネスマンです。そういう意味では、私にとっては20代から60代まで、「ビジネスマンの品評会」の感あり・・・です
さて、その「通路を進んでくる男性」は、身なりもきちんとされた50代のビジネスマン。靴にも神経を遣っていることがよくわかりました(私は、あまり目立たない靴も、男性にとっての大切な身なりの一部だと思っています)。
ところが・・・です。
その方が近づいてくるに従って、うっと思うような臭いも近づいていたのです。そして、お隣に座られたとたん、強烈なタバコ臭が私を包みました
最近は、愛煙家の方にはお気の毒なほど、公の場所、さまざまな施設では禁煙化が進みました
そのため、喫煙のためには、敢えて設けられた所定の「喫煙所」を利用することになります。喫煙所は、ホームの端のほうだったり、パーテンションで囲まれたスペースだったり、ガラス張りの小部屋だったり・・・どんなに換気がされていても、面積のわりには人の数のほうが多いためか、外から見ると煙で白く見えるときもあります
きっとこの方も、空港のゲート近くにある喫煙スペースの中で、搭乗ぎりぎりまで喫煙をされていたのでしょう。その間に、コートの生地がすっかりタバコの臭いを吸い込み・・・
当然、このことに気づいたのは私だけではなく、通路を挟んだ向こうの側の席の人もうっ!という顔をなさいました
それに、隣に座られて改めて気づいたのは、コートに染み付いたタバコの臭いだけではなく、その方にはかなりの口臭もあり・・・熱心にパソコンに向かわれている間の口呼吸とタバコの臭いで、私は伊丹空港に到着するまでの50分間、機内誌を読んでいる間も、コーヒーを飲んでいるときも、目を閉じてうたた寝をしているときも、ずっとそのお隣さんの「臭い」に悩まされたのでした
でもね、当の本人は、まったくその「臭い」には気づいていないのだと思うのです
離陸したとたん、さっとおしゃれな老眼鏡を取り出し、仕事をされていたお隣さんです。万事に「鈍感」な方だとは思えませんでしたし、装いからしても、「無頓着」な方だとも思えませんでしたから・・・
私の夫。なかなかユニークな主人です。
その夫との婚約中、忘れられない思い出があります
二人で並んで電車に乗って話しているとき、突然、「まどかちゃん、口、臭いで」と言われました。
私はその瞬間、ぎゃーーーーーー
夫は(そのときは婚約者、だったわけですが)、そう言った後は、まるで何事もなかったように、話しを続けましたが、私はもう、何を話していたのかも思い出せなくなり、ひたすらフィアンセにそんな恥ずかしい注意を受けたことばかりが頭の中をぐるぐるとめぐりました
話すためには、口を開けなければなりません。口を開けると、口臭がある、というのです・・・
結婚後も、出かける支度を整え、さあとリビングに行った瞬間、夫は「むー、その服で行くのん?ものすごく太く見えるでー」とひと言。またまた、ぎゃーーーーーです。
でも、のちのち、それらの辛い思い出が笑い話になったとき、やっぱり私は注意を受けたときにはショックだったのよ、と夫に話すと、夫は真顔で答えたものです。
「一番身近な僕や言わないと、誰がそんなこと、教えてくれる?この人は口が臭いなあ・・・とか、わー、この人はもともと太いのに、こんな服きるとより太って見えるよなあ・・・とか。多くの他人が思うわいけでしょう?そんなの、あまりに君がかわいそうやん・・・なっ、せやから、僕がズバリと言うわけやん」
むー・・・なるほどねえ
確かにそうですね。服装に関しては、大いに自己満足もありますから、より一層太く見えようが見えまいが、その服を着たいよー!という感情もあるわけですが、口臭に関しては、よほど親しい人しか言えない、というのは確かです
それに、私の会話の相手が、楽しいどころか、私の口臭のために、不快な思いをして会話をしていたとしたら・・・
この3月には銀婚式を向かえる私達夫婦です 25年前にはショックを受けていた私も、今ではこういう単刀直入な夫のさまざまな忠告を、ありがたく、ありがたく受け止めています (それに、幸い、私の口臭の主な原因だった歯周病は、有能な歯科医の友人のおかげで、まったくなくなっています。ただ、より一層太って見える原因の「肥満」のほうは、まだまだ改善されずにいるのですが)
機内のお隣さん・・・
仕事で毎日空間をともにする同僚、先輩、後輩、身近なご家族・・・どなたか「こっそり」親切心で忠告をしてくれる人はおいでにならないのでしょうか。
最近では、加齢臭とか、オジサン臭、などという悲しい言葉が横行しています。科学的、医学的に、年齢を重ねるに従って「プラスアルファ」の臭いが生まれてくるのかもしれません しかし、実際にそうであったとしても、やはり人が「一人では生きてはいけない」生き物である限り、人との関係は必ず生まれるものです そんな中で、同席する人が不愉快になるような「臭い」を発散させてしまうのは、きっとどんな人でも本意ではないでしょう。
ましてや、それがそれなりに社会的に地位のある方であれば尚更の事・・・
あなたは大丈夫ですか?
あなたの伴侶は大丈夫でしょうか?
あなたの両親は?
私は今から、帰りの飛行機で、お隣になる方のことを想像し、少々気が重くなっています
これは、子どもの頃からの趣味とも言えるもので、電車の中、町の中、どこにいても「私のまわり」の人を観察してしまいます
そして、ステキな人に出会っては、その人の「ステキさ」を学び、とりあえあずはそのステキさを真似ようとしました いやだなあと思う人に出会うと、なぜイヤだと感じてしまうのかを考え、同様の振る舞いをしないように、自分のも似た部分があれば、すぐに改めようとしました
昨日、私は羽田から飛行機を利用し、大阪の実家への月一帰省をしました
幸いにも「観察好き」の私を十分に満足させてくれる人が、昨日の飛行機とお隣さんでした
以前にも、ブログの中で、「すぐに靴を脱いで足を組む、いばりんぼオジサン」のことを書いたことがありますが、昨日のお隣さんも、その靴下オヤジに負けす劣らずの困ったさんでした
その困ったさんは、定刻ぎりぎりに入ってこられました。私の隣の席が空いていたので、「ああ、あの人が隣に座るんだな・・・」と思い、見るともなく、通路を進んでくる男性を眺めていました。
これは余談ですが
東京―大阪便の朝夕の利用者は、ほとんどがビジネスマンです。そういう意味では、私にとっては20代から60代まで、「ビジネスマンの品評会」の感あり・・・です
さて、その「通路を進んでくる男性」は、身なりもきちんとされた50代のビジネスマン。靴にも神経を遣っていることがよくわかりました(私は、あまり目立たない靴も、男性にとっての大切な身なりの一部だと思っています)。
ところが・・・です。
その方が近づいてくるに従って、うっと思うような臭いも近づいていたのです。そして、お隣に座られたとたん、強烈なタバコ臭が私を包みました
最近は、愛煙家の方にはお気の毒なほど、公の場所、さまざまな施設では禁煙化が進みました
そのため、喫煙のためには、敢えて設けられた所定の「喫煙所」を利用することになります。喫煙所は、ホームの端のほうだったり、パーテンションで囲まれたスペースだったり、ガラス張りの小部屋だったり・・・どんなに換気がされていても、面積のわりには人の数のほうが多いためか、外から見ると煙で白く見えるときもあります
きっとこの方も、空港のゲート近くにある喫煙スペースの中で、搭乗ぎりぎりまで喫煙をされていたのでしょう。その間に、コートの生地がすっかりタバコの臭いを吸い込み・・・
当然、このことに気づいたのは私だけではなく、通路を挟んだ向こうの側の席の人もうっ!という顔をなさいました
それに、隣に座られて改めて気づいたのは、コートに染み付いたタバコの臭いだけではなく、その方にはかなりの口臭もあり・・・熱心にパソコンに向かわれている間の口呼吸とタバコの臭いで、私は伊丹空港に到着するまでの50分間、機内誌を読んでいる間も、コーヒーを飲んでいるときも、目を閉じてうたた寝をしているときも、ずっとそのお隣さんの「臭い」に悩まされたのでした
でもね、当の本人は、まったくその「臭い」には気づいていないのだと思うのです
離陸したとたん、さっとおしゃれな老眼鏡を取り出し、仕事をされていたお隣さんです。万事に「鈍感」な方だとは思えませんでしたし、装いからしても、「無頓着」な方だとも思えませんでしたから・・・
私の夫。なかなかユニークな主人です。
その夫との婚約中、忘れられない思い出があります
二人で並んで電車に乗って話しているとき、突然、「まどかちゃん、口、臭いで」と言われました。
私はその瞬間、ぎゃーーーーーー
夫は(そのときは婚約者、だったわけですが)、そう言った後は、まるで何事もなかったように、話しを続けましたが、私はもう、何を話していたのかも思い出せなくなり、ひたすらフィアンセにそんな恥ずかしい注意を受けたことばかりが頭の中をぐるぐるとめぐりました
話すためには、口を開けなければなりません。口を開けると、口臭がある、というのです・・・
結婚後も、出かける支度を整え、さあとリビングに行った瞬間、夫は「むー、その服で行くのん?ものすごく太く見えるでー」とひと言。またまた、ぎゃーーーーーです。
でも、のちのち、それらの辛い思い出が笑い話になったとき、やっぱり私は注意を受けたときにはショックだったのよ、と夫に話すと、夫は真顔で答えたものです。
「一番身近な僕や言わないと、誰がそんなこと、教えてくれる?この人は口が臭いなあ・・・とか、わー、この人はもともと太いのに、こんな服きるとより太って見えるよなあ・・・とか。多くの他人が思うわいけでしょう?そんなの、あまりに君がかわいそうやん・・・なっ、せやから、僕がズバリと言うわけやん」
むー・・・なるほどねえ
確かにそうですね。服装に関しては、大いに自己満足もありますから、より一層太く見えようが見えまいが、その服を着たいよー!という感情もあるわけですが、口臭に関しては、よほど親しい人しか言えない、というのは確かです
それに、私の会話の相手が、楽しいどころか、私の口臭のために、不快な思いをして会話をしていたとしたら・・・
この3月には銀婚式を向かえる私達夫婦です 25年前にはショックを受けていた私も、今ではこういう単刀直入な夫のさまざまな忠告を、ありがたく、ありがたく受け止めています (それに、幸い、私の口臭の主な原因だった歯周病は、有能な歯科医の友人のおかげで、まったくなくなっています。ただ、より一層太って見える原因の「肥満」のほうは、まだまだ改善されずにいるのですが)
機内のお隣さん・・・
仕事で毎日空間をともにする同僚、先輩、後輩、身近なご家族・・・どなたか「こっそり」親切心で忠告をしてくれる人はおいでにならないのでしょうか。
最近では、加齢臭とか、オジサン臭、などという悲しい言葉が横行しています。科学的、医学的に、年齢を重ねるに従って「プラスアルファ」の臭いが生まれてくるのかもしれません しかし、実際にそうであったとしても、やはり人が「一人では生きてはいけない」生き物である限り、人との関係は必ず生まれるものです そんな中で、同席する人が不愉快になるような「臭い」を発散させてしまうのは、きっとどんな人でも本意ではないでしょう。
ましてや、それがそれなりに社会的に地位のある方であれば尚更の事・・・
あなたは大丈夫ですか?
あなたの伴侶は大丈夫でしょうか?
あなたの両親は?
私は今から、帰りの飛行機で、お隣になる方のことを想像し、少々気が重くなっています