まどか先生の「ママ達のおやつ」

ママの笑顔は、我が子が幸せであるためのママ・マジック。ママが笑顔であるために、この「おやつ」が役立つことを願っています!

車移動ばかりは禁物!

2009年03月30日 | う゛う゛ー
 昨日の日曜日、千葉県にある「エアロビクスセンター」に行ってきました 来る4月26日に開催される石垣島でのトライアスロンに向けて、チームで日帰り合宿と称し、スイム、バイク、ランの練習のため、コーチ達と一緒に出かけたのでした。
 こちらは、「生命の森リゾート」という広大な敷地内にある施設で、エアロビクスセンターの中には立派なプールやトラックがあり、春休み中の昨日は、首都圏の多くの中学、高校の運動部の生徒達が合宿に来ていました
 ただ、こちらはあくまでも施設の一部であり、この「生命の森リゾート」の中にはいくつもの宿泊施設、レストラン、研修施設、ゴルフ場、最近オープンしたらしい「ターザニア」という施設もあり(樹の上の冒険王国。木登りでもない、フィールドアスレチックでもない、自然共生型アドベンチャースポーツ&パーク、となっています。なかなか面白そうな施設だと思いますよ。)などがあり、いったいどこまでがこの施設内で、どこから先は一般の土地なのか、じつはよくわかりませんでした

 今日あらためて住所をチェックしてみると・・・千葉県長生郡長柄町上野、となっています。
 かなり広い県である千葉県です。千葉市、浦安市、銚子市、松戸市、柏市・・・と言われると、聞き覚えのある地名ですが、長生郡、と言われても、なかなかどのあたりなのかピンと来ません
 でも 確かに昨日、私は行ってきて、ほぼ一日をそこで過ごしたのです。大人に私が・・・です
 確かに行ってきたけれど、「千葉県だった」ということ、行きはアクアラインを通り、帰りは東関東自動車道を通った、というくらいのことしか覚えていません そう、大人である私が、ですよ
 なぜなら・・・早朝にマイクロバスで迎えに来ていただき、その後は品川で他のメンバーと合流し、車の中でワイワイと言っている間に現地に着いてしまい、帰りは、途中で夕食をして、またまたワイワイと、うとうと・・・の間に品川に戻ってきたから・・・なのでした。

 いやいや。私は本当に「まいったなあ・・・」と冷や汗が出る思いです そして、私はあらためて思いました

 これは、あるクラスでのひとこま、です。
  「この間の日曜日、どこかにお出かけをしたの?」
  「あのね、パパとママと一緒に温泉に行ったよ
  「まあ、ステキ どこの温泉に行ったの?何ていうところ?」
  「えーっとねえ・・・車に乗ってねえ・・・途中でジュースを飲んでねえ・・・わかんない
 
 そんな時、私は子ども達によく言います。
  「ねえ、ちょっと待ってよー。赤ちゃんじゃないんだから、朝起きて、車に乗って、ジュース飲んだら、温泉に着いた!なーんて、情けないことを言わないでえ あなたには、ちゃんと目と耳と口があるんでしょう?赤ちゃんみたいに、お腹がすいた、眠い、おしっこしちゃった・・・って、泣くことしか出来ないわけじゃないんだから、自分が何っていう温泉に行ったのかくらい、ちゃんと聞いておきましょうよー。ドラエもんのどこでもドアじゃあるまいし、車に乗って行ったとしても、必ず道を通って、どこかの町を通り過ぎて、ちゃんと名前のある温泉に行ったはずなんだから・・・そう思わない?」と。

 そして、保護者の方々にもお話をします。
 「自動車は、子どもにとってはたんに『自分の空間が移動しているだけ』ということを忘れないでいてくださいね。何か特別な働きかけ、言葉かけをしない限り、車の中では頭を使うこともなく、さまざまな刺激もなく、単純に自分な好きなことをしている間に、身体が移動した・・・というにすぎないのですからね。自家用車利用ばかりでは、公共の場でのマナーやエチケットなども学習する機会は少ないですし・・・

 でも、昨日のことでは、私自身が、まさにこの「空間移動」をしただけでした。昨日のことで私がわかっていることは、施設の名前、そこでやったことと、到着と出発の時間・・・くらいのものです これでは、私が苦笑をする子ども達と一緒のレベルですね・・・

 さまざまな便利さとは、「文明」であり、本当にすばらしいものですが、その一方で、人の思考力や判断力を退化させる?ことでもあります。
 
 調べてみると、生命の森リゾートに行くには・・・
東京駅からJR京葉線を利用し、蘇我という駅に行きます。そこでJR外房線に乗り換え、誉田駅まで行き、送迎バスを利用するそうです。東京駅からJR総武線の快速電車を利用すると、千葉駅まで行ってJR外房線に乗り換えるという方法もあります
 要するに、昨日の私は、早朝に起こされ、半分寝たような状態で車に乗り込み、パパの運転する車で目的地に到着・・・意気揚々と遊び始める子どもと一緒だった、ということです。

 車利用は、幼い子どもを連れて歩く時には、本当に便利なものですよね
 荷物が増えても、子どもが寝てしまっても、さほど大パニックになることはありません。煩わしい乗り換えで階段の上り下りをさせることも、待ち時間で飽きさせる心配もない・・・私も昔、娘が赤ちゃんの頃には、まだまだ幼い息子を連れて3人で電車で出かけ、冬でも汗だくになることが多々ありましたし、重い荷物を持ちながら息子の手を引き、手が千切れそうだと、その重さに泣きそうになることもしばしばでした ですから、車利用の便利さ、ありがたさは十分に承知しています。

 それでも尚。車というものは、やはり、子どもにとっては刺激や学びの少ない「空間移動の手段」であることを、親は十分に認識していなければならないでしょう。

 昨日の私は、お恥ずかしながら、仲間との楽しい会話以外は覚えていることの少ない「らくちん移動」で・・・今日は、久しぶりの自転車練習で、ガチガチに力の入った腕の筋肉痛に苦笑です。
 スムーズなトライアスロンのレースデビューのためには、まだまだ、自転車の練習に励まなければならない私。ひたすら、完走を目指し、がんばります


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