3月もあと数日です。いよいよ、本格的な春の到来ですね。そろそろ、西のほうからは桜の開花のニュースも届くようになりました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0237.gif)
昨年の今頃は、まだ震災後間もない時期であり、世の中全体、特に余震のあった関東では、悲しみと、どこかで常に神経が張りつめた状態の時期でした。テレビを点けても、あまり賑やかな番組はなく、民放でも企業CMはなく、総理府から流れる同じメッセージだけで・・・
まだまだ復興というには程遠い被災地を思い、心を痛めながらも、あれから1年の時が過ぎたのだなあ、と、来る春を思うこの頃です。
先週末、あちこちで「袴姿」の女子大生を目にしました
多くの大学では、先週、卒業式があったのですね。我が家の息子と娘は、昨年、大学卒業を迎えましたが、二人がお世話になった大学、どちらも卒業式も入学式も中止でした。あらためて、わが子達は大変な時期に学業の全過程を終了し、社会人として、世の中に出ていったのだなあ・・・と思います。
そんな思いの中で、私はいつも、スーツ姿の若者達を眺めます。
私は仕事がら、小さな子ども達の姿に目を留めることが多いですねえ
そして、特にこの時期は、入学や卒業の子ども達の姿を見ると、胸がいっぱいになり、心の中で全員にエールを送ります![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
しかし、わが子二人が成長したことによって、以前は全く気にも留めなかったことに、新しい視点が生まれました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_3.gif)
今までは、試験と言えば「入学試験」しかイメージにありませんでした
幼稚園受験、小学校受験、中学受験、大学受験・・・仕事の上でも、母親としても、「あまたの」試験をサポートする経験をしていますからね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
でも、じつは「就職試験」というものがあるのですよね・・・そして、リーマンショック以来の長い長い不況、そして震災。日本は、就職超氷河期の中にいます![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0143.gif)
私も子どもが小さな頃は、テレビで流れる就職の話題や、ニュースでの報道に、「ふーん、そうなんだねえ。」程度の関心しかありませんでした。しかし、実際に、わが子達が大学3年になり、就職活動が始まる
という時期になると、上手く言えませんが、何が何だか「???」の気分でした。なぜなら、昔の親の経験は、ほとんど役には立たなかったからです。インターネットが当たり前のものになった今、「エントリーシートをダウンロードして・・・」と言われても、ピンとこない・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0156.gif)
試験とはいうものの、入試のための勉強ではないので、塾や予備校に行くわけではありません。でも、どの試験の時よりも、独特の緊張感がありました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
我が家では、娘のほうが1年先に大学3年生になり、就職活動が始まりました。娘に付き合い、「黒のスーツ選び」をした時には、そんなものなのねえ・・・という感覚。1年後、息子の場合は、かなり特殊な状況でしたので、その不思議な感覚は一層強かったように思います。
2年前の1月の末、まだはっきりとした退院の日が決まらず、入院中だった息子は、外出の許可をいただき、とにかく逸る心を鎮める意味でも、「とりあえず、リクルートスーツを買いに行こう
」ということになりました。出かけはしたものの、すぐに疲れてしまい、駅のベンチやホームで、何度も座って休憩しながらの買い物で・・・本当ならば心配ばかりが先立つところですが、なぜか、強い祈りが「母と子の興奮」にもなっていたかもしれません![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
おっと。話が横道に逸れてしまいました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0156.gif)
私が今日、伝えたかったこと・・・それは、就職試験というものは、バッタバッタと「落ちる」ということ。そして、それを横で眺める(それを遠くで知る)親は、ひたすらチアアップしないといけない、ということです。そのチアアップの方法は、相手が「大人」であるだけに、それはそれはむずかしいこと、なんですよ・・・「就職すること」は、自分の足で立ち、生きていくための基本です
その意欲があるからこそ、必死に就職戦線に立ち向かっている・・・
そんな若者達が、どんどん、試験に落ちるのです
それでも、めげたり、くさったり、落ち込んだりしている暇はなく、ひたすら前を向き、立ち上がり、次の就職試験に向かわなければならない![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
これがね、大学受験だったら、「いやになった
」「ちょっとの間、考えるのを止める
」「ちょっと休憩する
」と、浪人の期間、リハビリをすることが可能です。でも、就職試験の場合は、「休むこと」は許されません
卒業の時期はやってきます・・・
わが子の就職先が決まらない・・・まだまだ小さな子どもをお持ちのみなさんには、それがどんなことか、なかなか想像できないことかもしれませんが、わが子の就職試験を経験してみて、「就職試験に落ちる」ということの「辛さ」「痛さ」が、いかに深く、重いものであるかを実感しました
それは、そこに苦渋の決断が必要であったとしても、何らかのかたちで、進学先は決まっていく学校の受験とは、異質のものでした。
あと1週間もすれば、世の中に「新入社員」達が誕生します
でも、きっとほぼ全員がいくつもの「不合格」を経験し、打ちのめされる・・・立ち上がる・・・を必死の思いで繰り返してきた若者達なんですよ。
地方から出てきて、一人暮らしをしている大学生達の場合は、親はわが子の就職活動を身近で見ることはありませんが、子どもは、その現実に立ち向かい、入社の日を迎えています![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/up.gif)
子どもが幼い時には、話した
立った
歩いた
と喜び、親子でともに「ほとんどがプラス」の体験を重ねていきます
それが、ピタリと心身の成長と結びついています。こういう成長に慣れてしまった親達は、子育て中の「わずかなマイナス」で傷つき、悲嘆にくれることは多いものです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
でもね、やっぱり、世の中には「プラス」があって「マイナス」があるのです。それが道理だと思います。
秋以降、リクルートスーツを着ている大学生達を目にすると、心の底から、私は「がんばれ!がんばれ!」とエールを送ります。
愛する大切なわが子に「マイナス」が降りかかった時、悲劇のヒロインのママに成り果てて、さめざめと泣いたり、ワーワーと泣き叫んだりするのではなく親ではなく、「災い転じて福と成す」というバイタリティーを持って、わが子をあたたかく照らしてあげる「太陽の母親
」になれるよう、精進すること・・・
それが、母親としての責務ではないのかな?と・・・スーツ姿の若者達を見ながら考えています。
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昨年の今頃は、まだ震災後間もない時期であり、世の中全体、特に余震のあった関東では、悲しみと、どこかで常に神経が張りつめた状態の時期でした。テレビを点けても、あまり賑やかな番組はなく、民放でも企業CMはなく、総理府から流れる同じメッセージだけで・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/namida.gif)
先週末、あちこちで「袴姿」の女子大生を目にしました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartss_pink.gif)
そんな思いの中で、私はいつも、スーツ姿の若者達を眺めます。
私は仕事がら、小さな子ども達の姿に目を留めることが多いですねえ
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
しかし、わが子二人が成長したことによって、以前は全く気にも留めなかったことに、新しい視点が生まれました
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今までは、試験と言えば「入学試験」しかイメージにありませんでした
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
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でも、じつは「就職試験」というものがあるのですよね・・・そして、リーマンショック以来の長い長い不況、そして震災。日本は、就職超氷河期の中にいます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0143.gif)
私も子どもが小さな頃は、テレビで流れる就職の話題や、ニュースでの報道に、「ふーん、そうなんだねえ。」程度の関心しかありませんでした。しかし、実際に、わが子達が大学3年になり、就職活動が始まる
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試験とはいうものの、入試のための勉強ではないので、塾や予備校に行くわけではありません。でも、どの試験の時よりも、独特の緊張感がありました
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我が家では、娘のほうが1年先に大学3年生になり、就職活動が始まりました。娘に付き合い、「黒のスーツ選び」をした時には、そんなものなのねえ・・・という感覚。1年後、息子の場合は、かなり特殊な状況でしたので、その不思議な感覚は一層強かったように思います。
2年前の1月の末、まだはっきりとした退院の日が決まらず、入院中だった息子は、外出の許可をいただき、とにかく逸る心を鎮める意味でも、「とりあえず、リクルートスーツを買いに行こう
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
おっと。話が横道に逸れてしまいました
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私が今日、伝えたかったこと・・・それは、就職試験というものは、バッタバッタと「落ちる」ということ。そして、それを横で眺める(それを遠くで知る)親は、ひたすらチアアップしないといけない、ということです。そのチアアップの方法は、相手が「大人」であるだけに、それはそれはむずかしいこと、なんですよ・・・「就職すること」は、自分の足で立ち、生きていくための基本です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
そんな若者達が、どんどん、試験に落ちるのです
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これがね、大学受験だったら、「いやになった
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わが子の就職先が決まらない・・・まだまだ小さな子どもをお持ちのみなさんには、それがどんなことか、なかなか想像できないことかもしれませんが、わが子の就職試験を経験してみて、「就職試験に落ちる」ということの「辛さ」「痛さ」が、いかに深く、重いものであるかを実感しました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/namida.gif)
あと1週間もすれば、世の中に「新入社員」達が誕生します
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
地方から出てきて、一人暮らしをしている大学生達の場合は、親はわが子の就職活動を身近で見ることはありませんが、子どもは、その現実に立ち向かい、入社の日を迎えています
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子どもが幼い時には、話した
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でもね、やっぱり、世の中には「プラス」があって「マイナス」があるのです。それが道理だと思います。
秋以降、リクルートスーツを着ている大学生達を目にすると、心の底から、私は「がんばれ!がんばれ!」とエールを送ります。
愛する大切なわが子に「マイナス」が降りかかった時、悲劇のヒロインのママに成り果てて、さめざめと泣いたり、ワーワーと泣き叫んだりするのではなく親ではなく、「災い転じて福と成す」というバイタリティーを持って、わが子をあたたかく照らしてあげる「太陽の母親
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それが、母親としての責務ではないのかな?と・・・スーツ姿の若者達を見ながら考えています。