「席を譲られてしまったよー
初めてのことでねえ、ショックだったあ。いやいや、結構ですと言って固辞したんだけどねえ
」
私が馴染みのお店に入っていくと、待ってましたとばかりに話してくださいました。いつもとても親しくしているお店のご主人で、確か今年74歳になられたのだと思います。ハンサムでダンディー、年齢を超越したステキな方です![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
そう言えば、私の叔父も、半年ほど前に同じようなことを言い、憤慨していたことを思い出しました。
その叔父もお店のご主人と同じ年。子どもがいないこと、年齢を感じさせない若さがあることも同じで、よく似たタイプです。
子どもがいると、いやでも我が子の成長とともに自分が年取っていくのを感じます。私もあと数年のうちに「おばあちゃま」と呼ばれるようになり、「ああ、私もそんな年になったのだなあ・・・」と感慨を持って孫を抱っこするのでしょう![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_hohoemi.gif)
そういう意味では、私の叔父もこのご主人も、日頃から年齢を実感することのない生活をされていた、という伏線はあったのだと思いますが、あまりのよく似た反応に、それを聞いた私のほうが苦笑でした![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
席を譲る・・・なかなか勇気のいるものです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
私の生徒達は、「
電車やバスの中では静かにする
」「
座りたい!などと言ってダダをこねない
」「
動いている間は、歩き回ったりしない
」「
お年寄りにはお席を譲る
」etc. などと公共の乗り物の中での「お約束」をニコニコと話してくれます。
確かに、比較的子どもの場合は、あまりいろいろなことを考えず、「どうぞ
」と席を立ち、譲ることができます。(とは言え、「すごくドキドキしたよ
」とも話してくれます)
しかし、大人はいろいろ考えますよねえ・・・「結構です!と断られたらどうしよう・・・
」「まわりの人は見るだろうなあ」「すぐに降ります、と言われたら、私はどうすれば良いのかな・・・
」などなど。そんなすべての思いを吹っ切って、「どうぞ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heratss_blue.gif)
」と席を譲るのです。みなさまは、いかがですか?
この日、私はご主人にこの話をしてみました。
すると、「なるほどねえ・・・そんな思いもあるんだねえ・・・僕は今日、立ってくれた女性の気持ちには思い至らなかったなあ
ただただショックでね、ハッハッハ
」という反応でした。
お親しい間柄だったので「どんなに素敵に年を重ねていても、ハツラツとして若々しく見えても、カッコイイおじいさん、おばあさんであっても、やっぱり『席を譲ってくれた人よりも年長者である』ことは事実でしょう?それにね、席を譲られた理由は、何もヨボヨボしていると思われたからでも、とんでもない年寄りだあ、なんて思われたわけでもないですよ、きっと。感じの良いステキなおじさま、おばさまだったらよけいに、私は進んでお席を譲りますよ~
」とも話しました。
相手のことを考える・・・よく言われることです。それがいかなるシチュエーションでも、平常心で相手の立場を考えることは難しいですね。
でも、相手の行為や言動に思いを寄せたとたん、自分の心がとても「優しく、穏やかになれること
」に気づくことは、非常に意味のあることだとも思います。
たとえば・・・
小さいながらも荷物を持ち、乗り込んでこられた高齢者に「どうぞ!おかけになりませんか?」と席を譲る・・・
「まあ、ご親切にありがとうございます。でもね、私、次で降りますから。ありがとう!」と辞退する・・・
お互い笑顔で、元の席につく人、ポールを握る人。そして、次の駅に到着すると、双方会釈をして別れる・・・そこには、あたたかい空気が生まれ、きっと譲ったほうも、譲られたほうも、気持ちの良い時間、会話になったことでしょう![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
相手のことを考えるという本当の意味、目的は、もしかしたら、自分自身が「優しい心になること
」「穏やかな思いになること
」なのかもしれないな、と感じています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/down.gif)
私が馴染みのお店に入っていくと、待ってましたとばかりに話してくださいました。いつもとても親しくしているお店のご主人で、確か今年74歳になられたのだと思います。ハンサムでダンディー、年齢を超越したステキな方です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
そう言えば、私の叔父も、半年ほど前に同じようなことを言い、憤慨していたことを思い出しました。
その叔父もお店のご主人と同じ年。子どもがいないこと、年齢を感じさせない若さがあることも同じで、よく似たタイプです。
子どもがいると、いやでも我が子の成長とともに自分が年取っていくのを感じます。私もあと数年のうちに「おばあちゃま」と呼ばれるようになり、「ああ、私もそんな年になったのだなあ・・・」と感慨を持って孫を抱っこするのでしょう
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そういう意味では、私の叔父もこのご主人も、日頃から年齢を実感することのない生活をされていた、という伏線はあったのだと思いますが、あまりのよく似た反応に、それを聞いた私のほうが苦笑でした
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席を譲る・・・なかなか勇気のいるものです
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私の生徒達は、「
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確かに、比較的子どもの場合は、あまりいろいろなことを考えず、「どうぞ
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しかし、大人はいろいろ考えますよねえ・・・「結構です!と断られたらどうしよう・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/down.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
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この日、私はご主人にこの話をしてみました。
すると、「なるほどねえ・・・そんな思いもあるんだねえ・・・僕は今日、立ってくれた女性の気持ちには思い至らなかったなあ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
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お親しい間柄だったので「どんなに素敵に年を重ねていても、ハツラツとして若々しく見えても、カッコイイおじいさん、おばあさんであっても、やっぱり『席を譲ってくれた人よりも年長者である』ことは事実でしょう?それにね、席を譲られた理由は、何もヨボヨボしていると思われたからでも、とんでもない年寄りだあ、なんて思われたわけでもないですよ、きっと。感じの良いステキなおじさま、おばさまだったらよけいに、私は進んでお席を譲りますよ~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
相手のことを考える・・・よく言われることです。それがいかなるシチュエーションでも、平常心で相手の立場を考えることは難しいですね。
でも、相手の行為や言動に思いを寄せたとたん、自分の心がとても「優しく、穏やかになれること
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
たとえば・・・
小さいながらも荷物を持ち、乗り込んでこられた高齢者に「どうぞ!おかけになりませんか?」と席を譲る・・・
「まあ、ご親切にありがとうございます。でもね、私、次で降りますから。ありがとう!」と辞退する・・・
お互い笑顔で、元の席につく人、ポールを握る人。そして、次の駅に到着すると、双方会釈をして別れる・・・そこには、あたたかい空気が生まれ、きっと譲ったほうも、譲られたほうも、気持ちの良い時間、会話になったことでしょう
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相手のことを考えるという本当の意味、目的は、もしかしたら、自分自身が「優しい心になること
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