それにしても・・・国母選手、残念でしたね
間違いなくメダルを取るものと思っていました
予選のパフォーマンスを見ていても、驚異的、超人的なゴールドメダリストに負けない技術と表現力があったように思います。
喉元過ぎれば熱さを忘れ・・・昔から、ウワサは75日と言いますが、オリンピックも終盤を向かえようとしている今、開会式前の騒動はすでに忘れられようとしています![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
そのスノーボード、ハーフパイプの国母選手のお話。
私は、彼の容認派ではありません
さすがに、彼がバンクーバー入りした時の格好を見て、ひえーっと思った一人です。
ただ、「こういう着方をする世代も出てくる時代になったのだから、日本のオリンピック委員会も、いろいろと対応を考えないといけない時代になったよな・・・」というのが、あの映像を見て真っ先に思ったことでした。 騒動は、その矢先でした。早かったですねえ、批判の嵐は![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock2.gif)
私はあの彼のスタイルを見た時、渋谷あたりによくいる、ブレザースタイルの制服の高校生を思い出しました。彼の場合はドレッドヘアーでしたが、渋谷君達の中には長髪に茶髪、カチューシャ、という男子生徒もいますよね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_nika.gif)
要するに、そんなふうに彼らが腰パンスタイルに制服をアレンジするのは、「体勢への批判?深い意味のないありがちな反抗心?」もしくは「決められた制服というスタイルを、いかにファッションとしてアレンジするか!」という、自己アピールなのだろうな、と私は理解しています![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
・・・ということで、オリンピック委員会も、そういう渋谷世代とも言える若者達が、日本代表として世界の舞台に参戦し、メダル争いをしてくれる時代が来ていることを認識し、良くも悪くも、優等生の着こなしをする、昔からある「爽やか系スポーツマン」だけがオリンピック選手になる時代は終わったのだ、ということを認識すべきでしょう![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/sayonara.gif)
国母君容認派ではないものの、私はあの腰パン騒動を見ながら、彼は気の毒だなあ・・・と、ずっと思っていました。
そして何よりも呆れていたのは、国母選手を指導する立場にいるまわりの指導者達の不甲斐なさ、でした![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/down.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/down.gif)
あの最初の監督と一緒に臨んだ記者会見も然り。
世の中というものを十分にわかっている社会人である監督が、あの場に臨む前に、騒動のやり玉にあがっている国母選手に、十二分なマスコミ対応の仕方を教えておくべきだった、と思います![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
慌てふためいて会見を開くのではなく、同じ開くのであれば、あの場では、当然「どうしてああいう(あの場にはふさわしくない)格好をしてたのか?」「批判を受けて、今はどう考えているのか?」というような質問を、きっと何度も何度も言葉や表現を替えてたずねられることを知らせ、会見を開く以上は、何を言われても平身低頭頭を下げなければいけないのだよ、と、しっかりと教えるべきでした![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0160.gif)
今回のことだけではなく、何か批判を受けた後、そのことへの対処というよりも「ひたすら謝罪と反省の態度を示すため」に開かれるのが記者会見なんでしょうからねえ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0162.gif)
にも関わらず、あの監督はきっと、そんな基本的なことも教えていなかった・・・そう思いました
ただただ、その場しのぎというのでしょうか、マニュアル的に、ささやき女将のように、「~~いいなさい!」としか教えなかった・・・監督としての責任の自覚に欠けますよね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0197.gif)
というか・・・メダルを取れるであろう国母選手にビクビクし?!、甘やかし、本当の意味での国母選手を守ってやろうとする愛情が欠けていた!そう思えてなりませんでした![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0163.gif)
大変おこがましいですが、もし私が監督だったら・・・もし小さな頃から国母選手の成長をつぶさに見ていたならば、愛情もひとしお![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
オリンピックの代表に選ばれた時点で、あらためていろいろと注意をして、彼が気持ちよく、競技に臨めるように、しっかりと伝えたと思います。
何となく、社会的に「あぶなっかしいヤツ」ならよけいに・・・です。そして、危惧が現実のものとなって、腰パン騒動が起こったら、即刻、彼を呼んで言ったでしょう![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
「なあ、国母くん・・・こんな競技以外のことで、君が何やかんやと言われるのは僕は本当につまらないことだって思うよ。君だって、うるせーなーって思ってるんだろう![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_1.gif)
君は今はまさに、世界に通用する本当に強い選手なんだから。強くなるための努力も惜しまない根性もあるしね。やっと、それがオリンピックっていう晴れの舞台で認められる時が来たんだよ。
もしかしたら君は、金メダルなんて、そんなもん、どーでもいいって思ってるのかもしれないね。僕は、自分が楽しいようにやりたいだけってね。
でも、楽しいことをやっただけなのに、それが認められ、評価されるなんて、ラッキー!!ってもんじゃないか
賞なんてもんは、くれるっていうんだったら、もらっておいて損はないよ。
君が目立つべき舞台は、競技の場
君にとっては着こなしも自己主張だと言いたいのだろうけれど、オリンピックというものは、世界が見ている伝統的なスポーツの祭典であって、非常に保守的なものだよ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
今は、そのことを時代遅れだとか何とか云々する状況ではない!とにかく、選ばれちゃったわけだからね。そして、君だって、オリンピック選手であることを受け入れたからこそ、出場することにしたんだから。
だから、日本代表として出場することになった今、君がわかっていないといけないことは、オリンピックは特別ってこと![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_3.gif)
君にとっては世界選手権でも何でもかんでも、試合はすべて自分を表現するパフォーマンスの場に過ぎないかもしれないけれど、このオリンピックは、他とは訳が違う・・・それを認識していないと、大きな失敗をしてしまうことになるよ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/down.gif)
オリンピックは、国境を越えて、人の注目度が違う
だから、世界的にこんなにマスコミの報道が過熱している時代だもの、日本でも、自国の選手のみならず、の世界中の選手達の行動、言動等、競技を離れたところにまでも目が向けられているんだよ
なぜかって、それがオリンピックってものの持ってる「権威」というもんだよ。
だから
いらぬ批判を受けてしまうような言動、行動は慎むこと!わかったね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_3.gif)
君は強い選手だ。期待もされている。メダル候補なんだよ
だからこそ、君の本来の強さをしっかりと世界に、そして日本に認めてもらうためにも、競技以外のところで人格や品性を云々されるようなことは避けよう。オリンピックで日の丸を背負って出場する、ということは、そういうことなんだよ
」と。
今回の騒動では、報道を見ていると、さまざまなところに論点がありました。
彼の格好が認められない、という理由から彼自身の人格まで云々する『国母選手 否定派』
彼自身を云々するのではなく、日本代表選手としてふさわしくない格好だ、と格好にポイントを置く『TPO サジェスチョン派』
私はそのどちらでもなく、彼を指導する立場のまわりの人間の責任を問いたい『指導者の力不足指摘派』でしょうか・・・
とにかく、今の時代、若い人達は「まずは自分ありき」です。
自分にとって居心地の良い場所、自分が気持ちよく居られる環境、自分がハッピーでいられることが最大のポイント・・・なんですね。これは、子育ての世界を見ていても痛感することです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock2.gif)
このことを良いとか悪いとか、性急に言ってしまうことはできません。ある時はプラスに働きますし、ある時はマイナスに働く・・・ただ、こういう「自分至上主義」の時代なんだ、ということを、あらためて認識しているべきだ、と言いたいのです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/sayonara.gif)
子育ての世界では・・・今のご両親が一番よく使われる言葉が「個性の尊重」です。つまり、我が子の「個性」を尊重し、その個性を認め、その個性を伸ばすことこそが大切、と主張されます。(もしかしたら、これは風潮であって、このことを非常に深く考え、信念を持って訴えている、という方ばかりではないのかもしれませんが)
これは言い換えてみると、幼稚園や保育園、学校、お稽古の場に我が子がいる場合、大事なことは「我が子が気分よくいられているかどうか?」ということが「個性の尊重」という言葉で表現されているようです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
ですから、ご両親は「マス」を見ているのではなく、常に「我が子一人」を見て、我が子のハッピー度をチェックしている、ということです。我が子が団体の中の一員である以上に、「個人としての我が子」が常に尊重される時代なんですね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
ですから、時には我が子の主張や行動、言動がどんなに奇妙だったり、顰蹙をかってしまうものであっても、案外平気で「これはこの子の自己主張です」「これはうちの子の個性です」と言いきってしまう・・・やっぱり、私はこのことを困ったことだと思っています![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
私は常々、自己主張と自分勝手とは別のものだと思います![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
社会、つまり団体には、たくさんの「個」が集まっています。金八先生の授業ではありませんが、その「個」が時には支え、時には支えられて生きています。
「個」が集まった時点で、それは「団体」となり、それが一つの社会になります。ですから「個」が一斉に主張しあうと「団体」として統制が保てなくなってしまいます。団体の中でのルールを守ることは、時には「個」の主張を曲げなくてはいけないこともあるでしょう![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_3.gif)
じゃあ、自分を曲げたくない、「他」のために辛抱したり、我慢したりはしたくないから、「団体・社会」には属さずに「個」のままでいるよ、というのであれば、人から評価されることも、認められることも、助けられることもない・・・
また、そういう社会の中にいるからこそ受けられる、ある意味での「恩恵」は放棄しなければならないでしょう![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/sayonara.gif)
これをスポーツ競技として考えれば、一人でどんなに良い演技をして、また高い技術を持ってパフォーマンスをしても、評価は受けない。複数人数いるからこそ競いあえ、評価もされる・・・団体の中にいるからこそ1位、2位、3位・・・などと認められ、評価され、そのご褒美としてメダルをもらえる、ですよね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
じゃあ、これが幼稚園や保育園、学校ではどうでしょう?
我が子のまわりにたくさんの子ども達がいるからこそ運動会も出来れば、発表会も学芸会、音楽会などもできる・・・朝早くから良いカメラショットの狙えるところにビデオをセットしようと思ったり、我が子が一番見えるところに陣取ろうとするのは、「他」の中に「我が子」がいるから、ですね。
歌が上手なこと、セリフがハキハキと言えること、立派に振る舞えることが認められ、独唱をしたり、主役級の役が割り当てられたり、始めの言葉や終わりの言葉やを仰せつかったり・・・親としては、我が子がオリンピックの代表に選ばれたような気分ですよね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_heart.gif)
国母選手は、やっぱりあの競技の選手としては、高い技術を持った立派な選手でしょう。きっと、監督やコーチは、その彼の能力を高く評価し、自信も持っていらしたはずです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
世の中の親が、我が子の欠点を認めながらも、十分に良さを認識し、時にはかなり自信を持って「うちの子はスゴいんだから!」と自慢をしたくなるように・・・
それならば![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
そのスゴさを世間に(たとえ、その世間が幼稚園や保育園、グループ、お稽古・・・等の狭い世間であっても、です)認識してもらえるようにするために、コーチや親は、最低限のその世間のルールや常識と呼ばれるものを教えなければいけないでしょう。それが、親に、指導者に課せられた責任です![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_3.gif)
我が子が晴れの舞台に立つことになれば、皆と一緒にお手洗いを済ませなさい、とか、お手洗いに行ったらちゃんとシャツはズボンの中に入れて、他のお友達と同じようにしないさい、とか、皆が並ぶ時にはあなたもグズグズ自分勝手なことをしていないで、ちゃんと一緒に並びなさい、とか・・・言わないといけないですよね。
「いいの、いいの、うちの子はお歌が上手だから、並ばなくてもいいのよ!」
「うちの子は演技が上手だから、皆と同じように振る舞わなくてもいいの!」
ということはないでしょう?
せっかく歌が上手で独唱をすることになったのだから、せっかく演技が上手で主役をすることになったのだから、「すごかったわね。上手だったわね」と拍手喝采していただける子どもだからこそ、他のことでズッコケて、顰蹙をかってしまい、独唱や主役の演技が台無しになってしまう・・・あまりにもったいない![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_z.gif)
指導者、大人、親の責任は大きい![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
私は、絶対にそうだと思います。だって、子どもは何も知らないで生まれてきているのですもの。
子どもを生かすも殺すも、親の指導力、家庭のあり方・・・ドキッ
私は大人になった我が子を遠目で見ながら、やっぱり今でもそう思い、緊張しています![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0162.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
喉元過ぎれば熱さを忘れ・・・昔から、ウワサは75日と言いますが、オリンピックも終盤を向かえようとしている今、開会式前の騒動はすでに忘れられようとしています
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そのスノーボード、ハーフパイプの国母選手のお話。
私は、彼の容認派ではありません
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ただ、「こういう着方をする世代も出てくる時代になったのだから、日本のオリンピック委員会も、いろいろと対応を考えないといけない時代になったよな・・・」というのが、あの映像を見て真っ先に思ったことでした。 騒動は、その矢先でした。早かったですねえ、批判の嵐は
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私はあの彼のスタイルを見た時、渋谷あたりによくいる、ブレザースタイルの制服の高校生を思い出しました。彼の場合はドレッドヘアーでしたが、渋谷君達の中には長髪に茶髪、カチューシャ、という男子生徒もいますよね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_nika.gif)
要するに、そんなふうに彼らが腰パンスタイルに制服をアレンジするのは、「体勢への批判?深い意味のないありがちな反抗心?」もしくは「決められた制服というスタイルを、いかにファッションとしてアレンジするか!」という、自己アピールなのだろうな、と私は理解しています
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・・・ということで、オリンピック委員会も、そういう渋谷世代とも言える若者達が、日本代表として世界の舞台に参戦し、メダル争いをしてくれる時代が来ていることを認識し、良くも悪くも、優等生の着こなしをする、昔からある「爽やか系スポーツマン」だけがオリンピック選手になる時代は終わったのだ、ということを認識すべきでしょう
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国母君容認派ではないものの、私はあの腰パン騒動を見ながら、彼は気の毒だなあ・・・と、ずっと思っていました。
そして何よりも呆れていたのは、国母選手を指導する立場にいるまわりの指導者達の不甲斐なさ、でした
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あの最初の監督と一緒に臨んだ記者会見も然り。
世の中というものを十分にわかっている社会人である監督が、あの場に臨む前に、騒動のやり玉にあがっている国母選手に、十二分なマスコミ対応の仕方を教えておくべきだった、と思います
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
慌てふためいて会見を開くのではなく、同じ開くのであれば、あの場では、当然「どうしてああいう(あの場にはふさわしくない)格好をしてたのか?」「批判を受けて、今はどう考えているのか?」というような質問を、きっと何度も何度も言葉や表現を替えてたずねられることを知らせ、会見を開く以上は、何を言われても平身低頭頭を下げなければいけないのだよ、と、しっかりと教えるべきでした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0160.gif)
今回のことだけではなく、何か批判を受けた後、そのことへの対処というよりも「ひたすら謝罪と反省の態度を示すため」に開かれるのが記者会見なんでしょうからねえ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0162.gif)
にも関わらず、あの監督はきっと、そんな基本的なことも教えていなかった・・・そう思いました
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0197.gif)
というか・・・メダルを取れるであろう国母選手にビクビクし?!、甘やかし、本当の意味での国母選手を守ってやろうとする愛情が欠けていた!そう思えてなりませんでした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0163.gif)
大変おこがましいですが、もし私が監督だったら・・・もし小さな頃から国母選手の成長をつぶさに見ていたならば、愛情もひとしお
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
何となく、社会的に「あぶなっかしいヤツ」ならよけいに・・・です。そして、危惧が現実のものとなって、腰パン騒動が起こったら、即刻、彼を呼んで言ったでしょう
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_1.gif)
君は今はまさに、世界に通用する本当に強い選手なんだから。強くなるための努力も惜しまない根性もあるしね。やっと、それがオリンピックっていう晴れの舞台で認められる時が来たんだよ。
もしかしたら君は、金メダルなんて、そんなもん、どーでもいいって思ってるのかもしれないね。僕は、自分が楽しいようにやりたいだけってね。
でも、楽しいことをやっただけなのに、それが認められ、評価されるなんて、ラッキー!!ってもんじゃないか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/up.gif)
君が目立つべき舞台は、競技の場
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
今は、そのことを時代遅れだとか何とか云々する状況ではない!とにかく、選ばれちゃったわけだからね。そして、君だって、オリンピック選手であることを受け入れたからこそ、出場することにしたんだから。
だから、日本代表として出場することになった今、君がわかっていないといけないことは、オリンピックは特別ってこと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_3.gif)
君にとっては世界選手権でも何でもかんでも、試合はすべて自分を表現するパフォーマンスの場に過ぎないかもしれないけれど、このオリンピックは、他とは訳が違う・・・それを認識していないと、大きな失敗をしてしまうことになるよ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/down.gif)
オリンピックは、国境を越えて、人の注目度が違う
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だから
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君は強い選手だ。期待もされている。メダル候補なんだよ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
だからこそ、君の本来の強さをしっかりと世界に、そして日本に認めてもらうためにも、競技以外のところで人格や品性を云々されるようなことは避けよう。オリンピックで日の丸を背負って出場する、ということは、そういうことなんだよ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
今回の騒動では、報道を見ていると、さまざまなところに論点がありました。
彼の格好が認められない、という理由から彼自身の人格まで云々する『国母選手 否定派』
彼自身を云々するのではなく、日本代表選手としてふさわしくない格好だ、と格好にポイントを置く『TPO サジェスチョン派』
私はそのどちらでもなく、彼を指導する立場のまわりの人間の責任を問いたい『指導者の力不足指摘派』でしょうか・・・
とにかく、今の時代、若い人達は「まずは自分ありき」です。
自分にとって居心地の良い場所、自分が気持ちよく居られる環境、自分がハッピーでいられることが最大のポイント・・・なんですね。これは、子育ての世界を見ていても痛感することです
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このことを良いとか悪いとか、性急に言ってしまうことはできません。ある時はプラスに働きますし、ある時はマイナスに働く・・・ただ、こういう「自分至上主義」の時代なんだ、ということを、あらためて認識しているべきだ、と言いたいのです
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子育ての世界では・・・今のご両親が一番よく使われる言葉が「個性の尊重」です。つまり、我が子の「個性」を尊重し、その個性を認め、その個性を伸ばすことこそが大切、と主張されます。(もしかしたら、これは風潮であって、このことを非常に深く考え、信念を持って訴えている、という方ばかりではないのかもしれませんが)
これは言い換えてみると、幼稚園や保育園、学校、お稽古の場に我が子がいる場合、大事なことは「我が子が気分よくいられているかどうか?」ということが「個性の尊重」という言葉で表現されているようです
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ですから、ご両親は「マス」を見ているのではなく、常に「我が子一人」を見て、我が子のハッピー度をチェックしている、ということです。我が子が団体の中の一員である以上に、「個人としての我が子」が常に尊重される時代なんですね
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ですから、時には我が子の主張や行動、言動がどんなに奇妙だったり、顰蹙をかってしまうものであっても、案外平気で「これはこの子の自己主張です」「これはうちの子の個性です」と言いきってしまう・・・やっぱり、私はこのことを困ったことだと思っています
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私は常々、自己主張と自分勝手とは別のものだと思います
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社会、つまり団体には、たくさんの「個」が集まっています。金八先生の授業ではありませんが、その「個」が時には支え、時には支えられて生きています。
「個」が集まった時点で、それは「団体」となり、それが一つの社会になります。ですから「個」が一斉に主張しあうと「団体」として統制が保てなくなってしまいます。団体の中でのルールを守ることは、時には「個」の主張を曲げなくてはいけないこともあるでしょう
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じゃあ、自分を曲げたくない、「他」のために辛抱したり、我慢したりはしたくないから、「団体・社会」には属さずに「個」のままでいるよ、というのであれば、人から評価されることも、認められることも、助けられることもない・・・
また、そういう社会の中にいるからこそ受けられる、ある意味での「恩恵」は放棄しなければならないでしょう
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これをスポーツ競技として考えれば、一人でどんなに良い演技をして、また高い技術を持ってパフォーマンスをしても、評価は受けない。複数人数いるからこそ競いあえ、評価もされる・・・団体の中にいるからこそ1位、2位、3位・・・などと認められ、評価され、そのご褒美としてメダルをもらえる、ですよね
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じゃあ、これが幼稚園や保育園、学校ではどうでしょう?
我が子のまわりにたくさんの子ども達がいるからこそ運動会も出来れば、発表会も学芸会、音楽会などもできる・・・朝早くから良いカメラショットの狙えるところにビデオをセットしようと思ったり、我が子が一番見えるところに陣取ろうとするのは、「他」の中に「我が子」がいるから、ですね。
歌が上手なこと、セリフがハキハキと言えること、立派に振る舞えることが認められ、独唱をしたり、主役級の役が割り当てられたり、始めの言葉や終わりの言葉やを仰せつかったり・・・親としては、我が子がオリンピックの代表に選ばれたような気分ですよね
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国母選手は、やっぱりあの競技の選手としては、高い技術を持った立派な選手でしょう。きっと、監督やコーチは、その彼の能力を高く評価し、自信も持っていらしたはずです
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世の中の親が、我が子の欠点を認めながらも、十分に良さを認識し、時にはかなり自信を持って「うちの子はスゴいんだから!」と自慢をしたくなるように・・・
それならば
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そのスゴさを世間に(たとえ、その世間が幼稚園や保育園、グループ、お稽古・・・等の狭い世間であっても、です)認識してもらえるようにするために、コーチや親は、最低限のその世間のルールや常識と呼ばれるものを教えなければいけないでしょう。それが、親に、指導者に課せられた責任です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_3.gif)
我が子が晴れの舞台に立つことになれば、皆と一緒にお手洗いを済ませなさい、とか、お手洗いに行ったらちゃんとシャツはズボンの中に入れて、他のお友達と同じようにしないさい、とか、皆が並ぶ時にはあなたもグズグズ自分勝手なことをしていないで、ちゃんと一緒に並びなさい、とか・・・言わないといけないですよね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/niwatori.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/niwatori.gif)
ということはないでしょう?
せっかく歌が上手で独唱をすることになったのだから、せっかく演技が上手で主役をすることになったのだから、「すごかったわね。上手だったわね」と拍手喝采していただける子どもだからこそ、他のことでズッコケて、顰蹙をかってしまい、独唱や主役の演技が台無しになってしまう・・・あまりにもったいない
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_z.gif)
指導者、大人、親の責任は大きい
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子どもを生かすも殺すも、親の指導力、家庭のあり方・・・ドキッ
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