まどか先生の「ママ達のおやつ」

ママの笑顔は、我が子が幸せであるためのママ・マジック。ママが笑顔であるために、この「おやつ」が役立つことを願っています!

海で見かけた親子、いろいろ

2014年08月21日 | う゛う゛ー
 お盆の休みに海水浴に行ってきました とは言え、私はビーチパラソルの下のデッキに座り、本を読んでいただけで、水着には着替えはしたものの、結局、今年も泳ぎませんでした
 毎年、夏の終わりにある3キロの遠泳大会に出場する夫の練習のため、本番の前の週に海水浴に行くのがここ数年の恒例行事になっていて、私は毎年、夫が泳いでいる間、浜辺でじっくりと「親子観察」をするのがとても気に入っているのですよねえ・・・

 いやいや、今年も楽しませていただきました
まず、最初に私の目に留まったのが「オロナミンちゃん」。3歳から4歳という年齢の女の子でね、真っ黒なビキニ姿の、今時ママと一緒でした。私が初めてその子に気づいた時、彼女は腰に手を当てて、オロナミンCを飲んでいて・・・何だかその姿が愛らしく・・・  そのあとは、彼女を秘かに「オロナミンちゃん」と命名し、ずっと彼女を観察しました。

 オロナミンちゃんは果敢に波打ち際に行き、キャーキャー言いながら遊んでいます 彼女とママの「真っ黒加減」から見て、たぶん、頻繁に海に遊びに来ているのでしょう。ただ、彼女の遊んでいる姿からは、決して「海に慣れているから楽しそう」という感覚ではなく、遊ぶことが楽しくて仕方がない、遊び上手な子ども、というふうに見えました
 ママが砂浜に上がってしまってからも、オロナミンちゃんはイチゴみたいな小さなバケツを持ち、砂を入れてきたり、海水を入れてきたり、何度のママのところと波打ち際とを行ったり来たり・・・次々と遊ぶ内容を替えてはキャッキャとはしゃいでいます。寝そべるママの足に砂団子を積み上げたり、海水をママの足にかけては乾いた砂を振りかけたり・・・すこぶる楽しそうなのです

 その一方で・・・
次に目に留まったのが、3兄弟とパパ、ママの5人組。全員が長袖の黒いUVケアのシャツ姿。日焼け対策は万全です 今の陽射しは強いですからね。子ども達の日焼けは侮れません。親の無知が、幼い子ども達の「日焼けと言うヤケド」を引き起こすのですから
 3兄弟は、7歳、5歳、3歳、というところでしょうか。3兄弟は、まずはお昼ごはんを食べ始めました。その日は大層風の強い日でねえ。ビーチパラソルは、砂浜に埋めるだけでは飛ばされそうで、海の家のオジサン達は、深く掘ってパラソルを立てるだけではなく、別に飛び防止になる裏ワザを一緒に埋めてくれていました

 黒シャツ家族は、ご自分達のビーチパラソル持参。でも、裏ワザはないので、結局はパパがずっと手で支えることになりました。3兄弟は行儀よく並んで座り(ド・ミ・ソ、という感じ)、ママが一人ずつに配ったおにぎりを手に持ち、ママの「さあ、どうぞ」の合図で食べ始めました
 食べ終わると、ママがウエットティシュ―を一人ずつに配り、手と口元を拭き終ると、ママが差し出すゴミ袋に捨てます。大荷物でちょっとびっくりしましたが、ママのバッグはドラえもんのポケットのように、いろんなものが出てくるようでした
 ド・ミ・ソ君は、両腕に浮き輪を付け、ママに促されていざいざ海へ

 でも・・・波がやってくると大慌てで逃げ、茫然と波打ち際に立って、なかなか海には入っていきません それを6,7回繰り返したでしょうか・・・すると、ママはパラソルを支えるパパのところに戻ってきて、小さなバケツとスコップを持ち、再びド・ミ・ソ君のところに戻りました。
 どうも、海に入るのは諦めたようです (風は強かったのですが、幸い、その日の波は決して高くはありませんでした)ママとド・ミ・ソは、波打ち際からかなり離れたところで砂山を作り始めました。
 
 小一時間ほどして、再び私がオロナミンちゃんを見た時には、何と彼女は午前中とは違う水着を着て、またまた遊んでいました どうも、海の家でママとお食事をした後、お色直しをしたようでした。
 ド・ミ・ソ君とママは、お昼ごはんの時と同じように並んで座り、ウエットティシュ―で手を拭いていました。そして、ママが順番に配った小袋のお菓子を食べようとしていました。

 上手く言えませんが・・・私は、何とも切なくなってしまったのです・・・
きっと、本当はド・ミ・ソ君達も、十分に海水浴を楽しんでいたのだと思います。とても嬉しそうな笑顔でしたから。遊ぶ様子は違っても、ちょうど同じくらいの年に見えるオロナミンちゃんとド君は、楽しい時間を過ごしていた・・・
 でもね、やっぱり私はどちらが「良い」とか「悪い」ということではなく、「海での時間を満喫する」という意味では、ド・ミ・ソ君のママには「言いたい」と思うことがたくさんありました。
 
 ド・ミ・ソ君のママは、たぶん「マッチは危ないから、絶対に触ってはいけませんよ」と怖い顔で教えいるのだろうなあ、と思いました。マッチは、確かに発火のために使う道具です。でも、発火のためにこすり合わせなければ、そのままでは決して危険ではないものです。マッチそのものを禁止しなければ、息子達はマッチ棒を並べ、自由自在に形を作り、遊ぶ楽しみも味わえるだろうに・・・と思いました。
いやいや、私の勝手な思い込みからの単なる想像ですから、ド・ミ・ソ君は遊び道具が身近にない出先などで、上手にマッチ棒で電車を作り、遊んでいるかもしれません

 家庭それぞれの教育方針があります。また、その家庭そのものにもともと課せられた、代々受け継がれ守るべき格やレベルというものもあるでしょう。
でも、それらを十分に守りながら、それでも尚!子ども達の「人間的な幅を広げる」とでもいうのでしょうか、そんな豊かな育て方を求めれば、子ども達はもっともっと賢くなり、もっともっと楽しい毎日が送れるのではないか、と強く感じた出来事でした。

 電車に乗ると、ド・ミ・ソ君達はとてもお利口で、公共でのマナーをしっかりと守る良い子に違いありません もしかしたら、オロナミンちゃんは電車の中でも大はしゃぎで、靴のままで座席に座り、窓のほうを向いて座るのかもしれません

 すべての意味で「賢い子ども」に育てることは至難の業ですね でも、まわりのいろいろな家庭を見ながら、時にはご自分達の家庭教育や教育方針を見直し、その都度、TPOを鑑みつつ、マイナーチェンジすることも大事なのではないかな?と思いました


コメント
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