子どもの成長のチャンス
親としては、誰しも逃したくないと考えているもの、ですよね。
でも、実際にはそういう「成長のチャンス」は、特別の時間やシチュエーションではなく、身の回りの何てことない事柄や、普段の暮らしの中にあるもの、なのですね。だからこそ、親はその貴重なチャンスを見落とし、見過ごしてしまう・・・ そして、高価な月謝を支払ったり、時間のやりくりをして、特別のお稽古事や何やに期待をかけてしまうもの。それでは、あまりに残念です
昨日の出来事です。
土曜日の朝の電車、特に各駅停車は空いていました 私が乗った次の駅から、親子4人が乗り込んできて、私の前に座りました。上のお嬢さんは4歳?いや、まだ3歳数か月というところでしょう。下のお嬢さんは2歳弱。ママは、下のお嬢さんのお世話にかかりきりでした。
電車は、その次の駅に到着しました。アナウンスがあって「特急電車の待ち合わせをいたします。しばらく停車をいたします」電車のドアは、上のお嬢さんの横のドアは開いたままになっていましたが、彼女が前を向いて座っている時に見える正面のドアは閉まっています。そちら側を特急電車が通過するから、ですね。
彼女は、電車が止まってしばらくすると、「ねえパパ、どうしてあのドア、開かないの?ねえ、パパ、どうしてドア、開かないの?電車、止まったよ!」とパパの方を向いて言いました。
私は、賢いお嬢さんだなあ、と思いました 幼いお嬢さんではありますが、今までに何度か電車に乗った経験から、「電車が止まる→ドアが開く」ということを自ら学習していたわけ、です
そういう学習によって、彼女は「電車が止まった、なのにドアが開かない。どうしてなの?」という疑問に繋がった、ということ。こういう思考のサイクルは、決して「当たり前の事」ではないのですよ とっても「すごいこと」なのです。
ところが・・・あまりにも残念なことに、パパはスマホに熱中。もちろん、休日ではあっても、大事なお仕事をされていたのかもしれません。でもね、パパは、そのお嬢さんが3度も繰り返してたずねた質問をスルー 3度目の質問時、「電車は静かに乗るんだよ」と答えただけ、でした。
はい、確かに電車では騒いではいけません。他の乗客の迷惑にならないように、静かに乗っているべき、です。パパがお嬢さんに伝えたことは、正しいことです。大事なマナーを教えました。
でも・・・私は残念だと思いました
心の中で「あなた、お利口さんねえ。電車が止まったら、ドアが開くんだってこと、よく知ってるわねえ、すごいそれに、今は電車が止まっているのに、ドアが開いていないってことにも気づいたのね。じつはね、見て見て ほら、あなたの横側のドアは開いてるのよ。ねっ ドアは、こっち側とあっち側にあって、駅によって、どちら側のドアが開くかって、決まってるのよ。この駅は、あなたの見える方のドアは開かないことに決まっていたのね。さてさて、次の駅はどっち側のドアが開くのかな?楽しみね おばさんは、次の駅で降りるから、どっち側のドアが開くのか、見ていてね、ふふふ」と、そのお嬢さんに話していました
身の回りからの学び たーくさんあります。どんなことからだって、学びがたくさんあるのです
親がそれに気づいてさえいたら・・・ 子どもの「ふしぎだなあ」「すごいなあ」「へんだなあ」そんな「???」「!!!」をキャッチできれば、子どもは毎日、たーくさんの学びを得るはず、なんですね。
親としては、誰しも逃したくないと考えているもの、ですよね。
でも、実際にはそういう「成長のチャンス」は、特別の時間やシチュエーションではなく、身の回りの何てことない事柄や、普段の暮らしの中にあるもの、なのですね。だからこそ、親はその貴重なチャンスを見落とし、見過ごしてしまう・・・ そして、高価な月謝を支払ったり、時間のやりくりをして、特別のお稽古事や何やに期待をかけてしまうもの。それでは、あまりに残念です
昨日の出来事です。
土曜日の朝の電車、特に各駅停車は空いていました 私が乗った次の駅から、親子4人が乗り込んできて、私の前に座りました。上のお嬢さんは4歳?いや、まだ3歳数か月というところでしょう。下のお嬢さんは2歳弱。ママは、下のお嬢さんのお世話にかかりきりでした。
電車は、その次の駅に到着しました。アナウンスがあって「特急電車の待ち合わせをいたします。しばらく停車をいたします」電車のドアは、上のお嬢さんの横のドアは開いたままになっていましたが、彼女が前を向いて座っている時に見える正面のドアは閉まっています。そちら側を特急電車が通過するから、ですね。
彼女は、電車が止まってしばらくすると、「ねえパパ、どうしてあのドア、開かないの?ねえ、パパ、どうしてドア、開かないの?電車、止まったよ!」とパパの方を向いて言いました。
私は、賢いお嬢さんだなあ、と思いました 幼いお嬢さんではありますが、今までに何度か電車に乗った経験から、「電車が止まる→ドアが開く」ということを自ら学習していたわけ、です
そういう学習によって、彼女は「電車が止まった、なのにドアが開かない。どうしてなの?」という疑問に繋がった、ということ。こういう思考のサイクルは、決して「当たり前の事」ではないのですよ とっても「すごいこと」なのです。
ところが・・・あまりにも残念なことに、パパはスマホに熱中。もちろん、休日ではあっても、大事なお仕事をされていたのかもしれません。でもね、パパは、そのお嬢さんが3度も繰り返してたずねた質問をスルー 3度目の質問時、「電車は静かに乗るんだよ」と答えただけ、でした。
はい、確かに電車では騒いではいけません。他の乗客の迷惑にならないように、静かに乗っているべき、です。パパがお嬢さんに伝えたことは、正しいことです。大事なマナーを教えました。
でも・・・私は残念だと思いました
心の中で「あなた、お利口さんねえ。電車が止まったら、ドアが開くんだってこと、よく知ってるわねえ、すごいそれに、今は電車が止まっているのに、ドアが開いていないってことにも気づいたのね。じつはね、見て見て ほら、あなたの横側のドアは開いてるのよ。ねっ ドアは、こっち側とあっち側にあって、駅によって、どちら側のドアが開くかって、決まってるのよ。この駅は、あなたの見える方のドアは開かないことに決まっていたのね。さてさて、次の駅はどっち側のドアが開くのかな?楽しみね おばさんは、次の駅で降りるから、どっち側のドアが開くのか、見ていてね、ふふふ」と、そのお嬢さんに話していました
身の回りからの学び たーくさんあります。どんなことからだって、学びがたくさんあるのです
親がそれに気づいてさえいたら・・・ 子どもの「ふしぎだなあ」「すごいなあ」「へんだなあ」そんな「???」「!!!」をキャッチできれば、子どもは毎日、たーくさんの学びを得るはず、なんですね。