オートバイ道草記

オートバイを一生の趣味とする人のために

17才

2005-02-17 12:41:22 | ツーリング
 17才の少年が小学校で事件を起こしたニュースが報じられています。その最初のころの報道で、その人はオートバイに免許を取ろうとしていたということを聞きました。免許を取ったのかどうかは分かりませんし、免許を取ったら事件を起こさなかったかどうかも分かりません。
 もしオートバイに乗って道を走ったとしたら、交差点があって、信号があって、一緒に走る多くの車があって周りを気にしないと走れない、たまには危ないこともあってドキドキしたり、でもいきたいところへ自由に行けたり、気持ちのいい海や山へ行けたり、ゲームをやるのとは違うものを味わうことができたはず。
 私がオートバイの免許をとったのは16才。しばらくして100ccのトレール車に乗り始めました。住んでいたところは十勝平野の真ん中辺りでした。最初は近くを走り回っていたのですが、すこしづつ距離が伸びてだんだんツーリングらしくなっていきました。ある日、襟裳岬の方へ出かけました。回りは畑ばかりの国道を走っていって、大きくカーブを曲がった先の目の前に、突然海が現れました、そのときの青い海は今でもはっきり覚えています。免許を取った次の年だったので17才のころだったと思います。自分が知っているところと違う世界に出会えたように感じ、心に残りました。それ以来オートバイには乗りっぱなしです。
 17才の少年が、免許を手にして、オートバイに乗り始めていてくれたら、何かが変わっていたんじゃないかなぁ、と思ってしまいします。
当時の最人気車