オートバイ道草記

オートバイを一生の趣味とする人のために

MHRは元気のバロメーター

2005-02-25 21:05:32 | クラシック
 ドカティのMHRに乗ることができました。最近はなかなか見ることがなくなりました、昔はあんなにいっぱい走っていたのに、と思ってももう20年くらい経つのですから、現役で走っているのは少ないのかもしれません。久しぶりに見るそれはタンクの大きさもあって、巨大だなって感じです。メインスタンドを外すのもドキドキ、高めのシートに低いハンドル位置、ステップに足を乗せるとその位置が高くて、かなり厳しいライディングポジションです。硬い操作レバー類とあいまって走り出した瞬間 “うわぁ、もうこれには乗れない” というのが正直なところでした。最近はハンドルの高い楽チンなのに乗ることが多いし、今のスポーツバイクはセパレートハンドルでもポジションは楽です。これであちらこちら、走りにいっていたのが信じられません。昔乗ってたときは、車体の威圧感に対し、乗ってるポジションはコンパクトだったし、ハンドリングもエンジンの回る感じも軽快だったと記憶してました。
 今回、エンジンの調子を見ていて、調整していくと、気持ちよく回るようになってきたので、だんだん楽しく走れるようになりました。このまま乗ってたらまた乗り続けられそうです。
 修理をやっているので、どんなオートバイでの乗らなくてはいけないのですが、それが逆に、もともと持ってるそれぞれのオートバイの楽しさを感じると、たとえきついポジションでも乗ろうという気持ちになってくるもんです。
 他にも何台かきついのを持っているので乗ってみようかという気にもなってきました


今年も走ります

2005-02-21 20:03:28 | ライディング
 今年も始めましたライディングセミナー。宇都宮あたりの2月は天気がいいと春を、悪いと冬という状態ですから天気が気になります。午前中までは時々小雨だったんですが、午後になってうっすら明るい空になって、走っていると汗ばむほどで、走るにはなかなかコンディションでした。
 今回は、免許を取って3ヶ月という方が参加してくれました。免許を取るまでは全然オートバイに乗ったこともないと言うことでしたので本当にオートバイ歴3ヶ月です。こういう人にもこのライディングセミナーは最適です。乗り始める動機ははいろいろあるでしょうが、オートバイに乗って走ることの楽しさや、ツーリングなどで遠くへ行くことをイメージしていると思います。ただしオートバイの“走る楽しさ(スポーツ的な走り)”を味わうのは周りの交通状況を考えると公道では無理ですし、すべきではありません。峠(一般道)で腕を磨くというのは昔の話で、そういう時代でもありません。そういう時こそこういう場で思う存分走ってもらいたいと思います。
 常連さんの一人は、新しいオートバイでの参加でした。今までのと違いを知るのもこういうところで走ってこそよく分かります。毎回走る時に、参加者各自練習する課題をもって走ってもらいます。希望する人はこちらから練習する課題を出しますが、参加者自身のやりたい練習をすることもできます。いろいろな使い方でオートバイを楽しむことができるので参加してみてください。


“オートバイにできること”

2005-02-19 20:32:50 | ノンジャンル
 趣味にできることと言ったほうがいいかもしれません。オートバイだったら、ツーリングで何処かへ行ったり、サーキットを走ったりして直接的に楽しむことができますが、仕事なんかで余裕がなく乗れなくたって、乗るときのことや、いじることを考えたりすることでも元気をもらえます。見知らぬ土地へ行くことを計画したり、乗ることにうまくなるために練習したりすることも支えになっていろいろなことに励めるというものです。それに、なんといってもオートバイ好きな人とバイク談義をするのも楽しい。オートバイなどの趣味は心の栄養だと思います。

日高付近の海岸線。海に沿って走る道は大好きです。

17才

2005-02-17 12:41:22 | ツーリング
 17才の少年が小学校で事件を起こしたニュースが報じられています。その最初のころの報道で、その人はオートバイに免許を取ろうとしていたということを聞きました。免許を取ったのかどうかは分かりませんし、免許を取ったら事件を起こさなかったかどうかも分かりません。
 もしオートバイに乗って道を走ったとしたら、交差点があって、信号があって、一緒に走る多くの車があって周りを気にしないと走れない、たまには危ないこともあってドキドキしたり、でもいきたいところへ自由に行けたり、気持ちのいい海や山へ行けたり、ゲームをやるのとは違うものを味わうことができたはず。
 私がオートバイの免許をとったのは16才。しばらくして100ccのトレール車に乗り始めました。住んでいたところは十勝平野の真ん中辺りでした。最初は近くを走り回っていたのですが、すこしづつ距離が伸びてだんだんツーリングらしくなっていきました。ある日、襟裳岬の方へ出かけました。回りは畑ばかりの国道を走っていって、大きくカーブを曲がった先の目の前に、突然海が現れました、そのときの青い海は今でもはっきり覚えています。免許を取った次の年だったので17才のころだったと思います。自分が知っているところと違う世界に出会えたように感じ、心に残りました。それ以来オートバイには乗りっぱなしです。
 17才の少年が、免許を手にして、オートバイに乗り始めていてくれたら、何かが変わっていたんじゃないかなぁ、と思ってしまいします。
当時の最人気車

良いだけに惜しい!

2005-02-12 20:30:49 | トライアル
 ついにモンテッサの4サイクルトライアルマシンが発売されました。4サイクルとは思えないスムースに回って扱いやすいエンジン、インジェクションのおかげでしょうか?燃料がガソリンだけというのは、やっぱり楽です。エンジンが2から4に変わっただけではなく、車体全体も大きく変わって完成度の高さを感じさせてくれます。燃料が2リットルしか入らないというのもトライアル走行だけに使うのでは問題ないでしょう。本当にすばらしいトライアルマシンだと思います。エンジンまで新型になったのはトライアルファンだけではなくオートバイ好きな人にも興味を持たせてくれて本当に楽しい気分にさせてくれます。
 そんなモンテッサに私が初めて乗って走り出した瞬間、“あっこれでツーリングに行きたい”と思わず叫んでしまいました。もちろん舗装された道を走って遠くへ行くというツーリングではなく、トライアル的は荒地の川原や山道を走るツーリングです。そのためにはちょっとばかり手直しいただかないと、、、ガソリンは5リットルくらい積んでシートを高くして、昔のブルタコにあったアルピナのようなモデル。この新しいモンテッサはこのままだけじゃ本当にもったいない!