オートバイ道草記

オートバイを一生の趣味とする人のために

エンジン分解

2005-07-30 20:46:54 | メインテナンス
 オートバイを趣味にしているとエンジンを分解して組めるようになりたいと思います。でもなかなか自分でやる機会にめぐり合わないかもしれません。壊れてもいないのは分解する必要もないし、ビックバイクなら気が遠くなりそうですし。
 私が最初に分解したのはホンダのTL125でした。キックのギア(ミッションの中)が欠けてエンジンがかけられなくなりました。当時トライアルの競技に出ていたので、分解してみたいとか、エンジンの中に興味があるとか、そんなことではなく次の大会に出るのに必死でやったのを覚えています。
 競技や走行会などでエンジンを目いっぱい使っていると必ずばらさなきゃいけない事態になるので、そういうのにどんどん参加するの、50ccや125cc位までの単気筒あたりでやってみるのがいいと思います。

 エンジン分解するときのポイントは、車体に乗っているうちに外せるものは外してしまうこと。そして緩められるボルトナットは緩めておくことです。特にクランクシャフト両端やクラッチセンターなどは緩めるのに強力なトルクが必要な場合が多いです。それをやらずにエンジンを下ろしてしまうとあとで往生します。

B50

2005-07-23 20:32:36 | ツーリング
 あと2週間ちょっとで夏の休みに入りますね。皆さんはどんな計画を立てているのでしょうか?私はオートバイで北海道へ行くのを楽しみにしています。今回の足はB50です。B50では長距離を走ったことが無いのでちょっと不安、今のうちに走っておかしいところが無いか様子を見ているところです。たまに温まった後の始動に苦労するときがあるくらいでオートバイ自体は問題なさそうですが乗っているほうが大変そうです。ちょいと乗る分には“500cc単気筒の味はいいなぁ”などといってますが、一時間も走ると手が痺れてきます。とはいっても最近は一日に長距離は走らないし休んでばかりなので何とかなると思いますが。一番の問題はタンク容量が小さいこと。100kmくらい走るとタンクのそこが見えてきますので一度ガソリンを抜いてきちんと使える量を測っていったほうがいいかもしれません。ガス欠にはなったことは無いのですが、そろそろガソリンを入れようと思ったときに周りに何も無いところでドキドキしたことはたびたびです。B50で走る北海道、どんな旅になるでしょうか。

いつも走る“定期路線”霧降~栗山方面。4日ほど前、宇都宮は暑かったのですが走っていると少し寒いくらいでした。

あとすこし、、、

2005-07-19 19:15:44 | ノンジャンル
 久し振りに新しいオートバイに乗ることにとても待ち遠しい時間を過ごしています。ハスクバーナのSM510R。7月末が到着予定なのであと一週間ちょっとです。
 モタードには以前から自分のオートバイとして乗ってみたいと思っていて車種を考えていました。ツーリングや普段の足のような使い方が主で、たまにモタードのコースも走ってみたいと思っていたのでXR250を最初に考えていました。そうしていたらスズキの400が出てきて、なかなか評判も良さそうだしこっちもいいかなと思ったのですが、そのスズキの紹介している雑誌にSM510Rも出ていたんですね。それまでは青/黄のハスキーカラーだったのがそこに出ていたのはこの赤/白。それを見たらそれまで考えていた使い方や車種はどこかへ行ってしまいました。XRより高そうなシート。これでツーリングにいけるのかなという疑問より、これに乗ってみたいという気持ちでいっぱいです。あと少し、本当に待ち遠しいです。


ニードル“針”

2005-07-15 20:30:27 | ノンジャンル
 古いベスパの修理でキャブレターを分解する機会がありました。キャブレターも形こそ違えど機能は昔も今も変わっていないというのを実感しました。そのキャブレターの中でフロートの動きでガソリンを止めたり流したりする部品にフロートニードルという部品があります。四角や三角の金属の先端にゴムがついた部品。メーカーによってフロートバルブというところもあります。今のキャブレターにについているものはそう言う方が適当だと思いますが、外国へ部品を注文したときフロートバルブと頼んで相手側が来たことがありますのでフロートニードルというほうが良いようです。でも今のものはニードル“針”と呼ぶには形が違いすぎますね。この古いベスパのものを見てフロートニードルと呼ぶのに納得です。ニードルの先端を三角に尖らせて相手側の真鍮の穴に当ててガソリンを止めています。今のものは先端にゴムがついていますが以前のものには国産でもゴムが無く金属一体で造られていましたから“針”から進化していったのがよく分かります。
 この部分がダメになるとガソリンがキャブレターからオーバーフローしたり、オーバーフローしたガソリンがエンジンの中へ入ったりと何かとトラブルになる大事な部品です。


クラシックベスパのフロート

先端にラバーチップがついたもの

エンジン

2005-07-11 21:13:50 | ノンジャンル
 今月号のライダースクラブを読んでいたら読者の投稿でホンダのNRのピストンリングが入手できなくて修理できないでいる車輌があることが書かれていました。さらにピストンリングの生産をする予定はないとも書いてありました。これには驚きましたね。30年や40年経ったオートバイの純正部品が入らないと言って嘆く人の話を聞くと古いから仕方がないと思いますが、NRが出てまだ十数年、ちょっと早すぎますね。それもホンダでしかできないと言ってもいいくらいの技術。それを世に出したホンダの熱意にに惚れて買った人もいるでしょう。その価格、造った経緯を考えるとお金はかかるでしょうけど何とかしてほしいと思います。

 トライアンフのヘッド。古いプレユニットのエンジンにシリンダーから上をユニットのものに替えて乗せることもできる互換性の高さ。このヘッドはバルブガイドが割れてガイドの入る穴が楕円形になってしまい、通常ならオーバーサイズのガイドで修理するところをガイドから製作しての修理となりました