オートバイ道草記

オートバイを一生の趣味とする人のために

万年筆と釣竿

2005-11-29 21:08:58 | ツーリング
 万年筆を買おうとネットで調べていたらこんなのを発見しました。“万年筆型釣竿”。値段が送料込みで2500円ちょっと。本当かなと思って買ってみたら届きました。折りたたんだ状態で大き目のペン。伸ばすと93cmの釣竿。こんなので釣れるのかな?釣れても相当小物みたいだなぁ。

 実は釣りは前々からやりたいと思っているんですよ。フライとかルアーとかどっちがどうだか分からないのが情けないですが。ツーリング途中で、雰囲気のいい川のそばを通ると、こんなところで釣りをしたらゆっくりした時間が過ごせるかもしれないと思うこともしばしば。ですからツーリングの荷物に道具を入れていって気に入ったところでとめて釣り糸を垂れる、いい時間が過ごせるんじゃないかと想像しています。きっとやっている人はいるでしょうね。

 トライアンフに乗るお客さんは最近顔を出さないと思ったら釣りに嵌っているらしい。(ルアー?フライ?)トライアンフに乗って行ってるようでは無さそうですが。


折りたたんだ状態の本体とリール。比較のボールペン


全長930mm、これにかかる魚はいるか?

そのオートバイで何をするか?

2005-11-28 21:03:16 | ノンジャンル
 Uさんがエイプレーサーのステアリングシャフトにガタが出たといって持ってきました。このエイプは今年のDE耐でデビューして以来サーキット走行やレースに使われています。転倒してハンドルのストッパーが削れてしまっているほどでしたからかなり乗り込んでいるようです。じつはUさんはこのエイプに乗るのがほとんど初めてという中年、、失礼、ミドルエイジライダーです。初めてのサーキット走行、DE耐出場と本人はとても興奮したようでたっぷり嵌っているようです。今は息子さんや友人たちとエイプでをとても楽しんでいます。

 昔乗っていて一度は乗らなくなったけど再び乗り始めるリターンライダーが今はとても多いです。Uさんのように初めての人も含めて、ミドルエイジライダーですけど。私のところで多いトライアルのリターンライダーの人たちも充分楽しんでいますね。ドビギナートライアルに出たり、昔ライセンスを持っていて再び国内Bに戻って頑張っている人などがいます。またオフロードを始めて、こんな面白いことがあったかと林道ツーリングに熱中している人もいます。

 でもあまり楽しんでなさそうなリターンライダーもいるようです。国産ビックバイクやレーサーレプリカに乗り始めたけど街乗りや通勤にしか使っていない人。大型免許が取りやすくなって大型のオートバイに乗りたい!と乗り始めても、ポジションはきついし、重いしと、最初はいいけど全然距離の伸びない。やっぱりオートバイが目的じゃなくそのオートバイで何をするかが大事なんですね

先月の“英車の集い”の記事がクラブマン誌に出ていました。私もB50とともに載せていただきました。クラシックなオートバイは乗って楽し、いじって面白い、その歴史に興味を持ち、イベントに参加していろいろな人と話を楽しんだり、クラシックバイクはたっぷり楽しめます。

忙しい時こそオートバイに乗る

2005-11-25 20:30:07 | トライアル
 まとまったオートバイに乗る時間が取れないときが続いています。ロードバイクで走りに行くほどの余裕も無い、トランポでトライアル車を積んでいって乗るのも同じ。そういう時 “おっ!この手があるじゃないか” と思いついたのがトライアル車。外してあるがナンバープレートはある。自賠責保険にはいれば公道走行可能。早速保険にはいってナンバーをつけて10分ほどの近くの川原へ直行。特にトライアル車で走るに適したところではないけど、車の轍が有ったところも夏の延びた草で走るのも大変になっていました。草むらの中を突き進むと突然ぬかるみにはまったりたいしたところじゃないけど1時間ほど走ってくるとなかなか満足。ロードバイクで1時間くらいでは走った気がしないけれど、トライアル車でオフな所を走ると体を使うからたっぷり走った気分になっていいんですね。

 10年前まで会社に勤めていた頃仕事が忙しかったり気持ちに余裕が無かったりしたときこれををやっていまいした。トライアルの競技に出なくなって練習もしなくなっても、最低ひと月に一回位、数時間でも走っていました。今忙しくて時間が無くてため息でもついている人がいましたらオートバイで1時間でも走ってください。


フレーム修正

2005-11-24 19:37:16 | クラシック
 9月にやってきたノートンドミネーターの近況です。

 キャブレターを掃除したら一発でエンジンはかかり気をよくしていたのですが、よく見たらフレームが曲がっているのを発見しました。ダウンチューブのステアリングヘッドの下の部分が後ろに下がっています。正面から力が加わったようです。

 その状態のまま乗り続けられていたようでした。ここまで目で見て分かるようなのは珍しいのですが、50年近く過ぎたオートバイですからこんなことがあってもおかしくはないですね。直してみるかということでフレーム修正の業者さんに頼んできました。

 悪いところは修理して乗るというものなので別にどうということは無いのですが。気にする人はそういう訳にはいかないかもしれません。問題はまっすぐ走るかどうかで、まっすぐ走らなければまっすぐ走るように直すだけですが、どんなふうになるか楽しみです。

 ワイドラインのフェザーベッドです。最新ののクラシックモーターサイクリングのマンクスの特集でフェザーベッドフレームの事も出ていましたのでとても興味深かったです。

クラシックバイクとライディングスクール

2005-11-23 18:18:03 | ライディング
 私の店先には60年代や70年代のトライアンフなどの英車やイタリア車が並んでいることが多いです。時には50年代の物も。そういうオートバイは目立つせいか、旧車の店と思っている人も多いようです。ハスクやガスガスのバリバリの新車の扱いが一番多いのですが、、、
 そんなものでライディングスクールをやっているというと、けげんそうな顔をされます。特にクラシックなオートバイに乗っている人は自分にはまったく無関係と思っているようで、実際ライディングスクールにクラシックに乗る人は来ません。

 しかし、私に言わせるともったいない話でクラシックに乗るような人だから来てほしいのですね。スクールの参加する人の目的は、速く走れるようになるためだったり、安全に役立たせるためだったり、オートバイに乗りはじめで、慣れるためとさまざま。目的はそれでも、私のスクールでやるのは、具体的な練習方法は別にして、オートバイの動きを感じること、またオートバイに意識的に入力して操作できるようになることです。
 普通オートバイに乗っているとカーブを曲がっていくのにまったく無意識にやっていると思います。この操作を意識できてオートバイの反応を感じること、これができるようになることです。これは古い新しいに関わらずオートバイの一番面白いところです。

 クラシックなオートバイはブレーキやサスペンションは現代のものより劣りますが、このハンドリングのところは別。これを知るとますますクラシックの面白さにどっぷりです。知らなければ、それはそれで楽しいオートバイライフですけど。

エンジンの形がどうだ、音がどうだ、シングルがどうだ、ツインがどうだ、といろいろ言うけどオートバイはコーナリングです。