オートバイ道草記

オートバイを一生の趣味とする人のために

おじゃる丸登場

2021-05-31 14:11:00 | クラシック
 店を始めた頃多く扱っていたのは、60年代の英車です。トライアンフボンネビル、T90、BSAビクター、名車と言われ憧れた名車で乗ってその味わいに感動したものです。店のオープン1995年の25~35年前が1960年代です。
 そして今、25年から35年前と言えば1980年半ばから1990年代まで。この頃は日本車がはバイクブームでどんどん新車が出てきました。性能を追求し、新いし機構も携えて登場してワクワクした時代でした。私にとっては全然古いという気はしないのですが確実に年数は経っています。今振り返るとそのワクワクがよみがえります。現行車やさらに古いバイクもいいですが今この年代の国産車がマイブーム(死語?)です。


この顔はマンガのおじゃる丸に見えませんか?
’91年のVTR1000SP-1です。何でも作っちゃうというホンダの意気込みを感じました。

(無題)

2021-05-24 19:13:00 | メインテナンス
 キックが下りなくなった原付でした。ビッグエンドのベアリングが破損してコンロッドが動かなくなっていました。クランクをバラしてを部品を交換と思いましたが子部品の設定がありません。どうしたものかと思いましたが、クランクcompで交換するしかありませんでした。 
 クランクを新品にして、ピストンとシリンダーはパワーアップキットを組んであったのですが元の100ccのものに戻して組立ました。パワーアップキットを組んであった時は 異音が出ていましたが、静かな新車のようなフィーリングに戻りました。





世の中宝が溢れている

2021-05-20 19:42:00 | 雑記
 人によってはクズと言うかもしれませんが。外観ではないのです。乗って楽しいかどうかです。今、個人的に乗っているバイクです。
 一つはXR250R、メッキ部品スポークフレームも赤サビが出ていて、ずいぶん放置されていたような外観です。乗れるようになるのに少し時間がかかりましたが乗ると軽くてよく走って楽しんでいます。まだまだ直すところがありますが、どこまでよくなるか楽しみです。
 もう一台は、ベスパの50Sです。店の前に長い間置いてあったので見たことがある人がいると思いますが、誰からも声がかからなかったのですからそのまま終わっていたかもしれません。それじゃかわいそうなので乗ってみることにしました。こちらはきちんと走るまで整備は大変でしたが、それに応えてくれる楽しさです。誰からも見向きもされないような状態になってるバイクが実は良いバイク、だというのが身近にあるかもしれませんよ。







乗れないバイク

2021-05-18 19:41:00 | 雑記
 他で修理を断られて当店に来たということがありましたが、逆に当店でもお断りする場合があります。その一つが“乗れないバイク”。最近どんどん大型化しています。アドヴェンチャーバイクなんてのはその一つ。足が付かなくて乗れません。シートの高さが私の胸くらいある新しいオフロードバイク。



古いバイクの修理

2021-05-08 17:43:00 | メインテナンス
 他で修理をしてくれるところが無かったというバイクを預かることがあります。古いオートバイの懐かしさでついつい預っちゃたりするんですが、大苦戦をすることも少なくありません。でも直ると苦労を忘れてしまいますが。
 エンジンのかからないホンダの70年代の2気筒でした。それぞれの部品は正常でしたが始動しませんでした。原因は点火時期が180°ずれていました。ポイントのカムはカムシャフトと位置決めされているので自然には狂いません。ポイントのカムは進角するのでベースと2部品になっています。動きをよくするのに分解して組むときズレたのではないかと推測しました。
始動すると軽快な二気筒サウンドがよみがえりました。