「ユア子育てスタジオ」の方へのコメントで、
教育ジャーナリストおおたとしまさ氏の「『プロ親』ブーム時代に 塾のなすべき役割とは?」を紹介していただきました。
おおたとしまさ氏の言う、
「タイプの違う多数のプロ親が出現し、『結局みんなやり方が違うじゃん! どれをまねしたらいいのかわからない!』という結論になり、数年のうちにプロ親ブームは終焉を迎える」
という予測、面白いですね。
そうして、結局、
「外注の子育て」でなく、「自らの子育て」を、
個々の家庭が築いていく、という風潮がメインになったら、最高です。
子育てでの、最も大切な根っこにあたるものとは、
とてもシンプルなんだろうなあと、
子供に接する年月を経るほど、私自身、思うようになっています。
ただ、昨今は、その上に築いていくはずの、
様々なスキルやメソッドや、
いわゆる「プロ親」が発する「子育てイメージ」的なモノが先行して、
最も大切なはずの根っこの部分が隅に追いやられがちなのかなと感じてます。
プロ親が溢れ、ロールモデルがより多様化することで、
「当てはまらないじゃん」と途方に暮れる人々も増え、
そこから、目の前のその子と向き合い、
再びシンプルな根っこから築き直す姿勢が促進されていくといいですね。
おおた氏が出版社に、
「無名でいいので、強烈な教育をしている親っていませんかね?」と尋ねられるように、
世に出てもてはやされるものとは、往々にして「極端」になりがちです。
ですから、そのまま実際に子育てに当てはめるわけにはいかないものがほとんどなんですよね。
なぜなら子育てって、ホント、地味な日々の繰り返しが大半で、さじ加減&バランスこそが、根幹にあるものですから。
1つの在り方を提供する「プロ親」だけではなく、
教育や子育てを専門とするような人々や塾が、
柔軟に様々なタイプに対応することで、
子育てを手伝っていく。
なるほどなと思いますね。